今回は「夜明けへと進む者 シャルハロート」についてです。竜神烈伝にRRRで収録されることとなりました。
3種類目のシャルハロートはヴァンガードでの使用に特化した効果となっています。
というわけで、その効果と使い方について考えていきます。
効果
夜明けへと進む者 シャルハロート
グレード3 パワー11000 ダークイレギュラーズ ヴァンパイア
【自】【V】:あなたのGユニットが超越した時、ソウルチャージ2してよい。そうしたら、あなたのソウルから深闇能力を持つカードを1枚選び、手札に加え、手札から1枚まで選び、ソウルに置く。
【自】【V】深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):【あなたのグレード1以上のリアガードを1枚選び、ソウルに置く】あなたのターン終了時、コストを払ってよい。払ったら、相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させ、あなたのソウルが8枚以上なら、カウンターチャージ1。
今までのシャルハロートと比べると、超越しながら使える効果が2つと、ヴァンガードでの使用に特化した効果となっています。
2種類目のシャルハロートである「罪を灌ぐ者 シャルハロート」はリアガードでも使えるものなので、今回のものと合わせてデッキに入れるとグレード3の枠は良い感じになりそうです。
それでは各効果について詳しく見ていきます。
超越スキル:ソウルチャージ&手札補強
今までのシャルハロートと同じく、こちらも超越スキルを持っています。
内容はソウルチャージとソウルからの回収です。
2枚ソウルチャージは変わらずといったところです。コストが必要ないままなのも嬉しいですね。
超越するだけで毎ターンソウルを2枚ためられるので、ヴァンガードだけでも安定してソウルをためていけます。
ソウルの数が重要なダークイレギュラーズでは、ヴァンガードが毎ターンソウルをためられるのはかなり大事なので、ソウルチャージ効果が残っているのはありがたいです。
ソウルチャージをすると、ソウルから深闇能力を持つカードを1枚手札に加えられます。
手札が増えるので、単純にアドバンテージを稼げます。
回収範囲がソウルなのが良いですね。ソウルの数はファイトが進むにつれて増えていくので、後半になればなるほど選択肢は広がります。
反面、序盤ではソウルがあまりたまっていないため、回収でソウルが減るのは痛手になり得ますし、選択肢もあまり広くありません。ここはリアガードでのソウルチャージでカバーしましょう。
ソウルから回収したいカードは色々あります。
- 超越コストのグレード3や「ヴェアティーゲル・イェーガー」
- 完全ガード
- 「罪を灌ぐ者 シャルハロート」などのアタッカー
- 「ヴェアティーゲル・プリュンダーラー」などのブースト要因
- 「エニグマティック・アサシン」などのソウルで活躍するカード
などなど。深闇能力を持つカードは多いので、それらを自由に選んで手札に加えられるのが強力です。
後半になればソウルの数もかなり多いので、まさしくソウルを第二の手札のように扱えます。
返しのターンに使いたいカード。次のターンの守りのために使いたいカード。このターンの盤面に必要なカード。選択肢はかなり多いです。
手札に加えられるのは深闇能力を持つカードだけなのは注意が必要です。深闇以外を入れて回収能力の質が落ちるのはもったいないので、できるだけ深闇でデッキは固めておきましょう。
さらに、手札から1枚ソウルに置くことができます。
「ヴェアティーゲル・イェーガー」や「エニグマティック・アサシン」など、ソウルに置きたいカードを置けるのは良いですね。

「クローゼット・バルーン」のドロー効果も狙いやすくなりました。
ソウルに入ることで活躍するカードを使いやすくなります。
手札が減ってしまいますが、手札が減るのが嫌な時はソウルに置かないことも選べるので完全にあるだけお得な効果です。
ターン終了時:退却&カウンターチャージ
深闇条件を満たすことで、ターン終了時にリアガードをソウルに入れて退却が行えます。
ターン終了時にソウルに置くことで、相手の退却や呪縛からリアガードを守ることができます。
自分のリアガードの枚数は減ってしまいますが、相手のリアガードを退却させられるので枚数的にはトントンです。
また、ソウルに入れたユニットは次のターンに超越スキルで回収することができます。
このため、登場時効果を使いたいユニットをソウルに置くことで、次のターンに回収し、もう一度効果を使うということもできます。
さらに、ソウルに置かれた時に発動する効果を持つもののサポートもできます。
代表的なのは「ヴェアティーゲル・イェーガー」です。

本来であれば1枚リアガードを失うところを「ヴェアティーゲル・イェーガー」の効果でドローすることでカバーできます。
ソウルが8枚以上あればカウンターチャージも行えます。
「夜明けへと進む者 シャルハロート」自体はカウンターブラストを使いませんが、ダークイレギュラーズには「ヴェアティーゲル・イェーガー」などカウンターブラストを使うユニットは結構います。
自分はカウンターブラストを使わないのにカウンターチャージ手段を持つことで、リアガードでかなりカウンターブラストを使う余裕が出てきます。
この効果にはGBが付いていません。
先攻グレード3ライド時から効果を使っていけるのはかなり強力です。
相手が選ぶ退却なのであまり精度は高くありませんが、序盤は相手があまりリアガードを展開していないことは多いので、相手のファーストヴァンガードを退却させることも期待できます。
さすがにカウンターチャージはあまり期待できませんが、序盤でそこまでコストに困ることもないので影響はあまりないでしょう。
まとめ
新しいシャルハロートはヴァンガードでの使用に特化しています。
毎ターン2つの効果を使っていけるのはヴァンガードとしてかなり優秀です。超越スキルの付いた「グレンツェント・ヴァンピーア」みたいな感じがします。
超越スキルでの手札補強はかなり優秀です。
ソウルをためるダークイレギュラーズではソウルからの回収というのはかなり範囲が広いです。
終盤ではデッキサーチと変わらないほどの性能になるでしょう。
ダークイレギュラーズのアドバンテージ獲得はドローしかなかったので、引きに左右される部分が結構ありましたが、この効果でそれも軽減されるでしょう。
効果を使えると強力なユニットはいっぱいいるので、それらが使いやすくなったのはかなり大きいです。
ターン終了時効果も強力です。
前列を開けることである程度の呪縛対策になるほか、次のターンの超越スキルでの回収に繋げられるので、一時的にリアガードを避難させる、みたいな使い方ができます。
質は低いですが退却も行えるので、一方的に損をしているわけでもありません。
新しく生まれ変わったシャルハロート、今までのシャルハロートデッキを大きく変えてくれることでしょう。