常々ブログを書いていて思うのですが、「伝える」っていうのはかなり難しいことだと思うのです。
何が難しいって、「ありのままを」伝えるというのが難しい。
例えば僕はわりとカードゲームに使うアイテムのレビューとかを書くのですが、

- 過剰に良いと伝えてはいないだろうか
- 反対に、過剰に下げてはいないだろうか
という部分にかなり気を使います。
もちろん良いと思ったやつしか紹介しないので、良い部分を強調して書くことにはなりますが、過剰だと何ともうさんくさい。
かと言って、どんな商品にも多少はある弱みを押しすぎると、実態より悪いものに見えてしまう。
ここら辺の加減がなんとも難しいですね。
これだけ毎日何かしらの文章を書いていても、「言いたい事はちゃんと伝わっているだろうか・・・」という反省は常にあります。
あと最近気付いたのですが、こういう「過不足なく伝える技量」っていうのは何も文章に限った話じゃないんですよね。
僕は社会人になって3年目で、わりと人にモノを教えるということも増えてきたのですが、これがまた難しい。
自分の思ってる意図が伝わらないということは往々にしてあります。
ついこの間あったのが、「これ前にも説明したと思うんだけど~」という言葉。
僕としては1回教えただけで覚えてもらえるわけもないし、前に教えたことをちょっとでも思い出すきっかけになれば良いと思って言ってるんですが、これ言われた方はどうやら「前にも言ったのに何で覚えてないの?」って言われてるように聞こえるみたいですね。
上司に言われて初めて気付いたんですが、完全に自分の意図するところが伝わっていなかったという話。
今では「前に説明したんだけど~」っていう言い回しはやめました。
前に言ったという事実を掘り返して思い出してもらうよりも、今では初めて教える時と同じように教えることで、相手から「あーこれ前に同じこと教えてもらった、思い出してきた」みたいに思ってもらえるようにしています。
文章と対面の話ではまた違うかと思うんですが、それでも「こちらが思ってることを過不足なく伝える」というのが難しいのは一緒ですね。
上げ過ぎず、下げ過ぎず。自分の意図している所はちゃんと伝わっているか。
相手にどう受け取られるかというのも考えながら伝えるというのは難しいですね。
今日も「カード暮らし」に来ていただいてありがとうございます。社会人になれば勉強しなくていいって思っていましたけど、正直学生時代より勉強している気がします。