カードゲームを遊ぶうえでは、こだわりが見えるようにしたいと常々思っています。
こだわりというのはデッキそのものの場合もあるし、スリーブやデッキケースの場合もあります。
「この人はこういうのが好きなんだ」というのを分かるようにしたい、そんな気持ちでしょうか。
特に、知らない人とカードゲームをする時には強くそう思います。
なんだろう、僕は知らない人とカードゲームをするのはそんなに嫌いじゃないんですが、それだけだとあと一歩足りないんだと思うのです。
そもそもカードゲームっていう共通の趣味がある時点で、目の前の相手とは仲良くなれると思いたいのですが、中にはこう、まだ自分の殻にこもってるような人とも出会います。
プレイの宣言以外では一切しゃべらない、時には宣言すらしない。そんな感じ。
なんとなく自分と相手が向き合って無いような気がして、そうなると仲良くはなれませんね。
まあそれは相手の問題なのですが、肝心なのは「自分はどうか?」という話。
自分が相手に対して拒絶するような姿勢は見せていないか?というのは結構気になります。
ついぶっきらぼうな態度を取っていないか。自分を大きく見せて威圧しようとはしていないか。
自分と相手が向き合うにはお互いの協力が必要不可欠ですが、まずは自分からですね。
「いやそれって態度の話で、こだわり云々は関係なくない?」と思われるかもしれません。
大いに関係ありです。
知らない人と対戦する機会の最たるものって大会だと思うのですが、僕は大会で戦った相手と、対戦後にするなんともない雑談の時間が好きです。
ついさっきまで全く見ず知らずの人だったのに、共通の話題で盛り上がる。
なんとも不思議な感じがして、結構好きな時間です。
でもそれって、ただ対戦するだけだとたどり着けません。なにかきっかけが欲しいのです。
そのきっかけとして、こだわりというのは結構大きいんじゃないのかなあと思います。
ヴァンガードの大会出た時の話なんですが、アクアフォース使いと当たりました。
で、その人の使ってるスリーブがあんまりにもデッキの雰囲気に合っていたもんですから、思わず、
「そのスリーブめっちゃ良いですねえ!」
なんて話しかけると、相手も結構乗ってくれて。
割と盛り上がったりなんてしたんですが、僕がカードゲームに求めるのってこういうものだと思うんです。
全然知らない人でも、カードゲームというツールを通して仲良くなれる。
後に続く関係になることは無くても、その場限りでも、共通の趣味で盛り上がれるというのはなかなか面白いものです。
そんな機会のきっかけを少しでも作りたくて、僕は結構デッキにこだわりを見せるようにしています。
僕はデッキとスリーブの雰囲気を合わせたいタイプで、それはある種の僕のこだわりです。
気に入ってるデッキなら無駄にレア度も上げたりしますし、「これはマジで好きなデッキです」という姿勢を見せにいっています。
ヴァンガードのデッキだと分かりやすいのですが、デッキとスリーブは合わせています。


謎にレア度も上げたりしています。
なんというか、このデッキが好きなんです、ということを全力で伝えようとしているのです。
そうすることで、知らない人とも楽しく遊べると良いなあっていうことですね。
つくづくカードゲームってコミュニケーションのゲームなんだと思ったりします。
こだわりを見せていくスタイル、僕は結構好きなのでやっていく人が増えてくれると嬉しいです。
今日も「カード暮らし」に来ていただいてありがとうございます。10月も気付けば結構冷えてくるようになりましたね。鍋がしたくなってきました。