おはようございます。しんぺいです。
Dシリーズではケイオスのデッキをよく使っているのですが、「フェスティバルブースター2024」で良い感じの強化が入りました。
それがこいつ、「時廻竜 クロックワイズ」です。

ケイオスの序盤厳しい手札管理を楽にしてくれる1枚。というわけで今回はケイオスデッキにおける「時廻竜 クロックワイズ」について書いていこうと思います。
時廻竜クロックワイズの効果
まずは「時廻竜 クロックワイズ」の効果について。
「フェスティバルブースター2024」で登場した、手札から捨てたカードを回収する互換ですね。
エネルギーブラスト3と自身を除外することで、捨てたカードを回収できます。
また登場時効果で、ヴァンガードのグレードが相手以下なら、ソウルチャージ1とパワー+2000できますね。
どちらの効果もケイオスと合っているので自由枠に入れていいカードだと思います。
時廻竜 クロックワイズの良いところ
ケイオスデッキにおけるクロックワイズの良いところを見ていくと、
- 回収効果の発動機会が多い
- 序盤の手札がキツイので回収がありがたい
- 序盤からリアガードに出しやすい
この辺りですかね。順番に見ていきましょう。
クロックワイズの効果は捨てられたカードを回収するというものです。
なので手札を捨てるデッキでないと腐りがちですが、ケイオスデッキではライドコスト以外に「迫りくる牙 ケイオス」が手札を捨てる効果を持っているので効果の発動機会に恵まれています。

ヴァンガードの起動効果で手札を捨てられるので、効果が発動できないなんてことがほぼありません。
なのでかなり安定して手札消費を軽減してくれますね。
ケイオスはライドラインがお世辞にも強いとは言えず、序盤に手札を増やしていくのがかなり苦手です。
なのでライドコストはもちろん、「迫りくる牙 ケイオス」の手札コストさえもかなり厳しい。
展開か守りかどちらかは犠牲になります。そしてたいていの場合守るためのカードを捨てていくことになるので、ケイオスは意外とどのデッキにもあっさり負ける危険も持ち合わせています。
そこのところをクロックワイズでカバーしていけますね。
手札消費を抑えてくれるので、序盤にやりたいことをしつつ守りを確保するという動きを取ることができます。
そしてクロックワイズを使ってみて結構助かるなと思ったのが、リアガードに出しやすいというところ。
回収効果で自身を除外するのってリアガードから除外してもOKなので、リアガードに出した後も仕事があります。
ケイオスって3~4ターン目には勝負を決めてしまいたいので、せめて最初からV裏にブーストを付けてヴァンガードの攻撃は当てていきたい。
そんな時はクロックワイズを捨てずにリアガードに出しておくことで、ブーストを用意しつつ、捨てたカードを回収するために待機させておくことができます。
また、登場時効果で条件付きながらソウルチャージも持ち合わせているので、ソウル貯めの仕事をしつつ手札消費を減らしてくれるのも嬉しいですね。
クロックワイズに書かれている全ての効果を活かせている感じがして、ケイオスデッキにクロックワイズはかなりハマっていると思います。
クロックワイズ採用の注意点
クロックワイズについてかなり褒めてきましたが、当然ながらクロックワイズが苦手なこともあります。
- クロックワイズだけだとエネルギーブラスト無駄になりがち
- あくまで回収しかできない
- 盤面が整うと出番はない
この辺りですね。
まずエネルギーブラストの件についてですが、クロックワイズの必要コストはエネルギーブラスト3です。
これを払うのは特に問題ないですが、クロックワイズを1回使ってファイトが終わるならエネルギーブラスト7の1ドローと最終的な手札消費は変わりません。
もちろん使えるタイミングがクロックワイズの方が早いなどの違いはありますが、正直ちょっともったいない感じがします。
ブーストに出すならともかく、1・2ターン目のライドコストで捨てておいて次のターンに回収を使う、みたいな使い方だとエネルギーブラスト7で1ドローするのとあまり変わらないのは惜しいですね。
常にクロックワイズを2枚以上使えてるならそれでも良いですが、できればクロックワイズを使う場合はティズカールのような他のエネルギーブラスト消費手段も併用したいところ。

合わせて7~8枚くらい採用して、しっかりエネルギーブラストを使っていけるようにするのが良いかと思います。
続いて回収しかできないという件ですが、クロックワイズはあくまで手札消費を軽減するだけであって、新しいカードを呼びこむことはできません。
つまり、手札がクロックワイズとトリガーしかない、みたいな状態だとどうしようもありません。
ただまあ、元々ケイオスは多数のノーマルユニットやオーダーを使って動いていくデッキなので、手札がほとんどトリガーだと何も出来ないのは何が残ってても一緒ですし言っても仕方ない気はします。
なんにしても、やってることは見た目よりも保守的な動きだということは意識しておいた方がいいかと思います。
あくまでも、今の手札を崩さないようにできるためのカードです。今ある手札をより良くすることはできません。
最後に盤面が整うと出番が無いという件について。
ケイオスデッキの盤面って最終的には「冷徹な遂行者 ミカニ」2枚を前列に並べて、「禁令の邪瞳 クェン・ルゥ」のガード制限を2体に与えれば完成です。
この動きには、クロックワイズは何1つ関わってきません。クロックワイズではミカニもクェン・ルゥも呼ぶことはできませんし。
クロックワイズの役目はあくまでやられないようにしながらソウル13枚貯めるのをサポートする、というところまでなので、フィニッシュに持っていくための動きは持ち合わせていませんね。
一応ブースターなので、ミカニクェン・ルゥが揃った後で後列に出してパワーを底上げすることはできますが、それくらいです。
ただこれも、登場時ソウルチャージが強制ということもあり、状況によっては難しいこともあります。
これについてはどうしようもないので、割り切って採用するしかないと思います。
個人的には「哀れな子羊への聖譚歌 ケイオス」と「混沌を司る者」の能力がかなり強いので、ミカニクェン・ルゥの用意はそこまで困らないという印象が強いです。
あとは意外とクロックワイズも貢献しているという考え方。
序盤に引いたクェン・ルゥは捨てたいけど捨てたら終盤に困るって時に、クロックワイズのおかげで実質捨てずに済んだ、みたいな場面もあるので、間接的に最終盤面の構築に貢献しているとも考えられます。
半ばこじつけですが、序盤のアドバンテージ稼ぎが苦手なケイオスにおいて、クロックワイズの役目はわりと大きいのではと思っています。
まとめ
ケイオスデッキにおける「時廻竜 クロックワイズ」についてでした。
わりと良い組み合わせだと思うので、ぜひ試してみてください。