今回は根絶者についてです。
数あるヴァンガードのデッキの中でも異色の能力を持つのが根絶者です。デリートと呼ばれる効果を使って相手のヴァンガードを封じていくのが主な戦い方です。
イラストも独特の禍々しさがあり、魅力的なデッキです。
今回は根絶者の基本からデッキの組み方・戦い方まで紹介していきます。
デリートとは?
まずは根絶者の基本であるデリートについてです。
デリートとは相手のヴァンガードを裏向きにする効果です。主に根絶者のヴァンガードが使う効果です。
《威圧する根絶者 ヲクシズ/Daunting Deletor, Oksizz》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!)
リンクジョーカー – エイリアン パワー11000 / シールドなし / ☆1
【起】【(V)】:[【カウンターブラスト】(3) – カード名に「根絶者」を含むカード,あなたのリアガードを1枚選び、ソウルに置く] 相手のヴァンガードをすべてデリートし、そのターン中、このユニットのパワー+10000。(デリートされたユニットは裏向きになり、パワーが0でテキストを失う。持ち主のターンの終わりに表に戻る)
【自】【(V)】:相手のライドフェイズ開始時、相手のヴァンガードがデリートされているなら、相手は自分の手札から1枚選び、捨ててよい。捨てないなら、そのライドフェイズ中、相手はノーマルライドできない。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
デリートされたヴァンガードは裏向きになり、パワー0となり、効果が使えなくなります。
元に戻るのは持ち主のターン終了時なので、相手ターンになっても、そのターン中はデリートされたままです。
ライドや超越によってヴァンガードが別のユニットに変わると、デリートは解除されます。デリート状態が別のユニットに引き継がれることはありません。
ただしこの時、デリートされていたユニットの超越スキル(このユニットにGユニットが超越したときに発動する効果)やブレイクライドスキル(このユニットに別のユニットがライドしたときに発動する効果)を使うことはできません。
ライドや超越したとき、元のユニットはデリートされたままの状態だからです。
裏向きになってはいますが、失うのはパワーと効果だけです。名前やクリティカルなど、基本的な情報は失いません。ドライブチェックも可能です。
デリートの基本的な扱いはこのような感じです。
失うのはパワーと効果だけ、と覚えてもらえれば問題ありません。
根絶者の戦い方
根絶者デッキの戦い方は相手のヴァンガードをデリートさせ、大幅に弱体化させて戦います。
自分のターンでは、デリートされ、パワーが0になった相手のヴァンガードに攻撃を仕掛けていきます。
パワー5000のトリガーユニットのアタックでも、相手は10000でガードしなければ防げません。ガードするのに、相手にカードを多く消費させることができます。
また、ヴァンガードの効果を封じているため、「黒衣の戦慄 ガウリール」に代表される、相手ターンで発動するヴァンガードの効果を発動させません。
《黒衣の戦慄 ガウリール/Black Shiver, Gavrail》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!)
エンジェルフェザー – エンジェル パワー11000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】【Gブレイク】(2):あなたのカードがダメージゾーンに置かれた時、そのターン中、このユニットは『【永】【(V)】:あなたの前列のユニットすべてのパワー+2000。』を得る。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたのターン中、あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、山札の上から3枚見て、1枚探し、ダメージゾーンに表で置き、残りのカードを山札の下に好きな順番で置き、ダメージゾーンから表のカードを1枚選び、(R)にコールし、そのターン中、そのユニットのパワー+2000。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
相手ターンでは、超越によってほぼデリートは解除されますが、相手の超越スキルを発動させなくすることができます。超越スキルが動きの起点となっているようなデッキの動きを鈍らせることができます。
また、超越補助のスキルを持つユニットも、タイミングの都合上デリートの被害を受けます。
「覚醒を待つ竜 ルアード」などの超越補助に頼るデッキには超越事故を起こさせることも期待できます。
《覚醒を待つ竜 ルアード/Dragheart, Luard》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!)
シャドウパラディン – エルフ パワー11000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】儀式3(あなたのドロップゾーンにグレード1が3枚以上で有効):[あなたのドロップゾーンからノーマルユニットを2枚選び、山札の下に好きな順番で置く] あなたのライドフェイズ開始時、コストを払ってよい。払ったら、そのターン中、あなたは次の【超越】のコストを払わずに【超越】できる。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1),あなたのリアガードを1枚選び、退却させる] あなたのターン中、あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札からグレード1以下のカードを2枚まで探し、別々の(R)にコールし、山札をシャッフルする。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
根絶者の戦い方は、相手ヴァンガードの効果を封じることで、相手の動きを鈍らせることです。
また、自分のターンではパワー0となった相手ヴァンガードに攻撃することで、相手にガードによるカード消費を増やさせます。
デリートを駆使して自分の有利な状況を作っていきましょう。
根絶者デッキに必要なカード
デリートと相性の良い効果は2種類あります。それはヒット時効果とコスト回復です。
デリートされたヴァンガードへのアタックも、ノーガードされてしまえば相手にカードを消費させることができません。
ヒット時効果によって相手にガードを強要させることで、相手のカード消費を誘いましょう。
そのためには強力なヒット時効果が必要です。
「禁ずる根絶者 ザクヱラド」はヒットすると、相手の超越を防ぐ強力な効果を持っています。
《禁ずる根絶者 ザクヱラド》
ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)
リンクジョーカー – エイリアン パワー9000 / シールド5000 / ☆1
【起】【(R)】【ターン1回】:[【カウンターブラスト】(1) – 「根絶者」を含むカード] 相手のヴァンガードがデリートされているなら、そのターン中、このユニットのパワー+2000し、『【自】【(R)】:このユニットのアタックがヴァンガードにヒットした時、相手のグレード3のヴァンガードがいるなら、相手は次のライドフェイズに【超越】できない。』を得る。.
※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
超越を封じるという、相手からすると絶対に通したくない効果です。まずガードしてくれるでしょう。
ヒット時効果は並べるほど強力になるので、このほかにもヒット時効果はできるだけ入れたいところです。
《心酔する根絶者 グヰム/Idolizing Deletor, Guim》
ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)
リンクジョーカー – エイリアン パワー7000 / シールド5000 / ☆1
【自】【(R)】:このユニットが【ブースト】したバトル中、アタックがヴァンガードにヒットした時、相手のヴァンガードがデリートされているなら、相手の前列のリアガードを1枚選び、呪縛する。
(呪縛されたカードは裏向きになり何もできない。持ち主のターンの終わりに表に戻る)※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
ブーストしたアタックがヒットした時に発動するユニットもいるので、ヒット時効果をデッキに多く入れやすくなっています。
ヒットした時にできるだけ強い効果が発動するものを選んで入れておきましょう。
コスト回復効果も重要です。
デリートのコストは重いものが多く、多くのカウンターブラストを使います。
デリートはできるだけ毎ターン発動させたいですが、コストの重さのせいで厳しいことも多いです。
継続的にデリートをするために、コストを回復させるユニットは入れておきたいところです。
《享受する根絶者 ヰゴール/Acquire Deletor, Igor》
ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)
リンクジョーカー – エイリアン パワー5000 / シールド10000 / ☆1
【自】:先駆(同じクランのユニットにライドされた時、(R)にコールできる)
【自】【(R)】:[このユニットをソウルに置く] 相手のヴァンガードがデリートされた時、コストを払ってよい。払ったら、1枚引き、あなたのダメージゾーンから1枚選び、表にする。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
「享受する根絶者 ヰゴール」はデリートしたときに、自身をソウルに入れることで、1ドローとカウンターチャージ1ができます。
グレード0ではありますが、便利なコスト回復効果であり、ファーストヴァンガード以外にも採用できます。
根絶者は相手のヴァンガードがデリートされているときに発動できる効果も多く、デリートができなくなることはこちらの動きが鈍くなることを意味します。
なので、コスト回復カードは充分に採用することで、デリートを毎ターン行えるようにしましょう。
まとめ
根絶者についてまとめました。
効果やイラストなど、独特な魅力を多く持つデッキです。
気になった方は組んでみてはいかかでしょうか。