おはようございます。しんぺいです。
最近、ターン終了時になんやかんやするデッキをよく使っています。
月光王国とか、スノーフェアリーとか。
デュエルマスターズのカードにはちょいちょい「ターンの終わりに」発動する効果があるのですが、それが重なってくると色々ややこしい。
自分自身調べ直すことが多かったので、今回はターンの終わりについての効果処理をまとめていこうと思います。
例題
僕が一番よく遭遇するターンの終わりについての処理を問題にしてみました。ぜひ考えてみてください。
例題
「至宝を奪う月のロンリネス」と「月と破壊と魔王と天使」が自分の場に存在する状態でターンの終わりを迎えました。


ターンの終わりなので「月と破壊と魔王と天使」の効果で自分のシールドを1つブレイクし、「至宝を奪う月のロンリネス」のオシオキムーンが発動しました。
これにより2体目の「月と破壊と魔王と天使」を出した場合、2体目の「月と破壊と魔王と天使」の「ターンの終わりに自分のシールドを1つブレイクする効果」は発動するでしょうか??
・・・。
・・・。
正解は、発動しません。
理由を説明するために、まずはターンの終わりの全体的な流れを説明しようかと思います。
ターンの終わりの流れ
「ターンの終わり」というのは、文字通りそのターンの終わりのタイミングです。
デュエルマスターズのカードには「ターンの終わり」に発動する効果があるので、そう言った効果はこのタイミングで処理していきます。
ターンの終わりの処理順は以下の通り。
1.使用宣言が必要な誘発型能力の使用宣言をターン・プレイヤーが行う。
2.ターン・プレイヤーの待機状態の効果を処理する。
3.ターン・プレイヤーの待機状態の効果がすべてなくなったら、使用宣言が必要な誘発型能力の使用宣言を非ターン・プレイヤーが行う。
4.非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理する。この過程でターン・プレイヤー側の効果が誘発した場合、処理中の効果を解決した後でターン・プレイヤーの効果を優先して処理し、その後非ターン・プレイヤー側の処理に戻る。
見慣れない単語が並びますが、つまりは
- 自ターン側が「ターンの終わり」効果の使用を宣言していく
- 処理する効果が無くなるまで効果を解決していく
- 相手ターン側が「ターンの終わり」効果の使用を宣言していく
- 処理する効果が無くなるまで効果を解決していく
こんな感じになります。
要するに、自分→相手の順で効果を解決していってねって感じ。
そして注目すべきは、ターンの終わりに発動する効果については、最初に効果の使用宣言を行い、その後で効果を解決するという手順を踏んでいること。
つまり最初に効果の使用宣言ができていないと効果が処理できません。後からターンの終わりに発動する効果を持つものが出てきたとしても間に合わないということです。
例題の解説
ターンの終わりの流れが分かったところで、もう一度例題に当てはめてみます。
まず、ターンの終わりを迎えます。ここで場にいた「月と破壊と魔王と天使」が持つ「ターンの終わりに自分のシールドを1つブレイクする効果」の使用を宣言します。

他に使用を宣言する効果は無いので、処理に移ります。
自分のシールドを1つブレイク。これにより、場にいた「至宝を奪う月のロンリネス」の「シールドが離れた時効果」が発動条件を満たします。

他に発動条件を満たした効果は無いので、そのまま処理に移ります。
※本当は「月と破壊と魔王と天使」のオシオキムーンも発動できますが、話をシンプルにするために使わないこととします
手札からコスト7以下のブロッカーである2枚目の「月と破壊と魔王と天使」を出します。
「月と破壊と魔王と天使」が場に出たことにより、自身が持つ「場に出た時に自分のシールドを2枚追加する効果」の使用を宣言します。
他に発動条件を満たした効果は無いので、そのまま処理に移ります。シールドを2枚追加。
ここで一連の効果処理は終わりです。
2枚目の「月と破壊と魔王と天使」が持つ「ターンの終わりに自分のシールドを1つブレイクする効果」は、「ターンの終わりに発動する効果」の使用宣言のタイミングをすでに過ぎているため、使用宣言ができません。
これが、2枚目の「月と破壊と魔王と天使」が自分のシールドをブレイクできない理由となっています。
まとめ
ターンの終わりに発動する効果についてでした。
ターンの終わりに、新たにターンの終わり効果を持つものが出てきたとしても、それは発動できません。
僕が月光王国を使っているからかもしれませんが、意外と遭遇する機会があるので覚えておくとどこかで役に立つかもしれません。