究極超越に収録されているカードには呪縛を対策したものがいくつかあります。
その中で今回はルール的に気になるものがあったので紹介しておきます。
サークルのカードを表にする

「蒼波鎧将 ガルフィリア」はサークルのカードを表にする効果を持ちます。
サークルで裏になっているカードと言えば、呪縛やデリートを受けたカードが当てはまります。
「蒼波鎧将 ガルフィリア」を使えば、呪縛やデリートを受けたカードを表にできるので、リンクジョーカーへの対策として使えます。
言い方は違うものの、やっていることは解呪と同じです。
そこで気になったのは、「裏のカードを表にするという効果は解呪に入るのか?」ということです。
デリートも解除できるせいか、「蒼波鎧将 ガルフィリア」には解呪の文字は出てきません。
しかし、「蒼波鎧将 ガルフィリア」の効果で呪縛カードを表にした時、その表になったカードは解呪されたと言っていいのではないかと思ったのです。
公式裁定
10.22.5. 呪縛されているカードをそうでない状態に変更す る場合、それは表になります。同様に、呪縛されてい るカードが何らかの理由で表になった場合、それは呪 縛状態ではなくなり、解呪(10.24)されたものとみなし ます。いずれの場合も、そのカードのある呪縛属性の サークルは元の属性のサークルに戻ります。
※カードファイトヴァンガード 総合ルールより引用
呪縛カードが表になった場合の処理について書かれています。
注目すべきは次の一文です。
「呪縛されているカードが何らかの理由で表になった場合、それは呪縛状態ではなくなり、解呪されたものとみなします。」
裏のカードを表にする、という効果に解呪という言葉は入っていませんが、呪縛カードが表になった場合、それは解呪されたものとして扱うようです。
解呪扱いによる影響
解呪とみなされることによる最も大きな影響は、解呪時効果が発動することです。

「星輝兵 カオスブレイカー・クライシス」の自動能力の発動条件を満たしてしまう、というのは大きいです。
「蒼波鎧将 ガルフィリア」の効果はメインフェイズに使うため、解呪したものを退却されてもまだ立て直せますが、相手にドローされてしまいます。
それでも呪縛されて攻撃回数を減らすことを思えば、「星輝兵 カオスブレイカー・クライシス」の効果に引っかかろうが使うしかなさそうです。
というかドローされたところでその後の攻撃で取り返せそうですし、アクアフォース側はあまり気にすることはなさそうですね。
一番揉めそうなのは、解呪と書かれていないのに解呪とみなすことです。
総合ルールでそう決められていると言えばおしまいですが、分かりにくいことには変わりありません。
「解呪って書いてないから解呪じゃない」とか言う人が出てきて揉めそうな気がします。
実際そう思うのも仕方ない裁定ですが、決まったものは仕方ありません。
幸い公式サイトの「蒼波鎧将 ガルフィリア」のQ&Aを見れば解呪として扱うことが書いているので、それ見せて納得してもらいましょう。
まとめ
呪縛カードを表にした場合、それは解呪されたものとみなします。
やってる行動自体は解呪と同じなので、そういう裁定が出てもおかしくありませんが、テキスト的に分かりにくいのも確かです。
デリートも解除できるし、ダメージゾーンのカードも表にできることも入れようとすると、ああいう書き方にならざるを得なかったんだと思います。
「カウンターチャージ1か解呪かデリートを解除する」って書くと違和感すごいですし。
とにかくカードテキスト内ではっきりと確認できない以上、もうルールとして覚えておくしかありません。
ルールで揉めるというのはあまり楽しくないので、正しいルールは覚えておくようにしましょう。