今回はストラクチャーデッキRを3つ使ってできるデッキを紹介します。
構築済みデッキのカードのみでできるため、初心者の方におすすめとなっています。
ストラクチャーデッキRとは?
ストラクチャーデッキRとは、KONAMIから発売されている、遊戯王の構築済みデッキのことです。
構築済みデッキと言えども完成度は高く、手軽に始められるためおすすめのセットとなっています。
詳しくはこちら
→【遊戯王】初心者や復帰勢にストラクチャーデッキRをおすすめする3つの理由
今回は、ストラクチャーデッキR第5弾「神光の波動」を使ったデッキを紹介します。
「神光の波動」に収録されているカードのみ使ったデッキを紹介するので、手軽に作ることができます。
神光の波動とは?
神光の波動は相手の効果を無効にすることを中心としたストラクチャーデッキです。
各種カウンター罠や効果モンスターの効果を使って相手の効果を無効にし、ペースを握っていくデッキです。
普通のビートダウンデッキとは一味違ったカウンタータイプのデッキとなっています。
デッキリスト
まずはデッキリストを紹介します。
全て「神光の波動」に収録されているカードです。
モンスター 24
天空聖騎士アークパーシアス ×2
天空賢者ミネルヴァ ×2
力天使ヴァルキリア ×3
豊穣のアルテミス ×3
オネスト ×3
朱光の宣告者 ×3
緑光の宣告者 ×3
紫光の宣告者 ×2
イーバ ×3
魔法 6
パーシアスの聖域 ×3
同胞の絆 ×3
罠 10
神の宣告 ×1
神の警告 ×2
神罰 ×2
神の摂理 ×2
輪廻のパーシアス ×3
デッキコンセプト
このデッキでは、宣告者の効果やカウンター罠で相手の効果を無効にし、同時に下級天使族モンスターの効果によってアドバンテージを獲っていきます。
相手の効果をカウンターした時には「天空聖騎士アークパーシアス」を特殊召喚し、動きを妨害されて隙ができた相手を攻め込んでいきます。
モンスターを一気に並べて攻めていくタイプのデッキではなく、少しずつ戦況を有利にしていくというデッキとなります。
採用カードについて
このデッキのメインとなるカードは大きく分けて2種類あります。
1つは宣告者やカウンター罠といった、相手の動きを妨害するカード。
もう1つは「力天使ヴァルキリア」を始めとした、効果を無効にすることでアドバンテージを得ることができるカードです。
以下、それぞれについて解説していきます。
各種妨害カード
採用している妨害カードは2種類。宣告者とカウンター罠です。
それぞれの特徴について説明していきます。
宣告者
宣告者とは、自身と天使族を手札から捨てることで相手の効果を無効にすることができます。
「朱光の宣告者」はモンスター効果、「緑光の宣告者」は魔法カード、「紫光の宣告者」は罠カードをそれぞれ無効にすることができます。
宣告者のメリットは引いたターンにすぐに使えるところです。
カウンター罠と違って伏せる必要が無いため、相手に読まれにくいという特徴もあります。
また、モンスターのため、「力天使ヴァルキリア」や「イーバ」の効果でデッキから手札に加えることができ、途切れにくいという強みもあります。
一気に手札を2枚使うためコストこそ重いですが、それに見合う強さを持っています。
カウンター罠
このデッキのカウンター罠は「神の宣告」、「神の警告」、「神の摂理」、「神罰」、「輪廻のパーシアス」の5種類。
どれも相手の効果に幅広く対応しています。
「神の宣告」は制限カードにふさわしい、万能カウンター罠です。

魔法・罠に対応しており、モンスターに関しては召喚・特殊召喚の際に無効にできるので幅広く対応できます。
ライフコストも「半分払う」のため、自分のライフがいくつでも使えるのが魅力的です。
「神の警告」は対モンスターに特化したカウンター罠です。

モンスターが出てくる行為全般に対応できるため、厄介なモンスターに対してかなりの強さを発揮します。
ライフコストが2000と重いため、終盤に使いにくいことがネックですが、モンスターが主役である現環境ではかなり活躍が見込めます。
「神の摂理」は厳しい手札コストの分、モンスター、魔法、罠のどれにも対応しています。

基本的にはモンスターを捨ててモンスター効果を無効にすることになるでしょう。
また、余りがちな罠カードを捨てることで相手の伏せカードにも対応できます。
手札に気を遣う必要はありますが、発動の機会は多めです。
「神罰」は「天空の聖域」が場にある時のみ使える万能カウンター罠です。

このデッキでは「天空の聖域」扱いとなる「パーシアスの神域」が場にある時に使うことができます。
広く使えるカードですが、「パーシアスの神域」を破壊されると使えなくなることに注意です。
「輪廻のパーシアス」は相手をカウンターしながらモンスターを展開できる強力なカードです。

手札コスト、ライフコストともに厳しいですが、無効にしたカードが破壊されないため、破壊耐性を持った相手も除去できるのが強力です。
相手を無効にした後は「パーシアス」モンスターを出せるため、反撃に移ることができます。
まさに攻防一体のカードと言えます。
カウンター罠は伏せる手間があったり、コストが厳しかったりと使いにくい点もありますが、妨害のされにくさが魅力です。
カウンター罠を無効にできるのはカウンター罠だけなので、無効にされる手段が宣告者と比べて大きく限られます。
昨今は無効効果を持ったモンスターが流行っており、宣告者では返り討ちにあってしまう可能性があります。
カウンター罠をメインで積み込んでいるデッキはそう多くないので、カウンター罠での無効は安全にできるというのが大きな魅力です。
モンスターについて
宣告者以外のモンスターについてですが、重要視しているのは相手に対してカウンター効果を使った時にアドバンテージを獲れるモンスターです。
コスト等の都合上、ただカウンター効果を使っているだけでは息切れしてしまいます。
これらのモンスターを採用することで、継続的に相手の行動を妨害できるようになります。
モンスターでメインとなるのは「力天使ヴァルキリア」と「豊穣のアルテミス」、「天空賢者ミネルヴァ」です。
中でも「力天使ヴァルキリア」は特に強力で、相手の効果を無効にするたびにデッキから後続のモンスターを手札に加えられます。
宣告者を加えて守りを固めるのも良いですし、「豊穣のアルテミス」などの場に出すモンスターに繋げるのも良いでしょう。
宣告者とカウンター罠のどちらでも発動できるため、発動機会に恵まれています。
「豊穣のアルテミス」と「天空賢者ミネルヴァ」はカウンター罠の発動に反応して手札を増やせます。
「豊穣のアルテミス」はドロー効果ゆえに何が引けるか分からず、「天空賢者ミネルヴァ」は「天空の聖域」が場になければ回収効果を使えません。
しかしどちらも効果の発動に回数制限がないため、継続的に手札を補うことができます。
これらのモンスターは全て下級モンスターのため、場に出すのは簡単ですが、一気に場に並べるのは苦手です。
そこで使えるのが「同胞の絆」です。

場のモンスターと同じレベルと種族のモンスターをデッキから2体出すことができます。
先ほどの3体のモンスターのうちどれか1体がいれば残りが即座に揃います。
このうち1体を「オネスト」にすることで戦闘に備えるのも良いでしょう。

このデッキの下級モンスターは並べれば並べるほどカウンター効果を使用した時に大きなアドバンテージを得ることができます。
ただカウンター効果を使うだけでなく、使ったときにどれくらいお得に使えるかを意識するのは重要なことです。
「イーバ」は宣告者ととても相性が良いモンスターです。

墓地に送られた時に墓地から天使族モンスターを除外することでデッキからレベル2以下の天使族を手札に加えられます。
宣告者や「輪廻のパーシアス」などの手札コストとすることで、後続の宣告者を手札に加えられます。
一度に2枚まで加えられるため、宣告者とそのコストまで用意できるのは良いですね。
採用するモンスターはカウンター効果発動時にアドバンテージを得られるものを重視しています。
カウンター効果はただ使うだけでは相手のカードを1枚破壊するに過ぎません。
こちらのコストは重いため、考えなしに使うと息切れしてしまいます。
どれだけカウンター効果を使ったときにアドバンテージを得られるようにするかがこのデッキの重要なポイントです。
まずは、「力天使ヴァルキリア」などを並べることを意識すると良いでしょう。
切り札について
このデッキの切り札となるのは「天空聖騎士アークパーシアス」です。

相手の効果を無効にした時に自身を特殊召喚でき、戦闘ダメージを与えることで「パーシアス」カードやカウンター罠をデッキから手札に加えられます。
守りのカウンターから一転して攻めに転じるためのカードです。
カウンター効果で相手の動きを止めた隙を狙って特殊召喚します。
特に相手モンスターに対してカウンター効果を使った場合、相手の場が空くことがあります。
そういった時に特殊召喚し、すかさず戦闘ダメージを与え、更なるカウンター罠で守りを固める。
そうして一度突いた隙をものにしながら攻めていくのがこのデッキの勝ち筋になります。
コストが重いですが、天使族モンスターは宣告者によってたまっていくのであまり問題はありません。
また、確実に戦闘ダメージを与えられるとき以外は特殊召喚しない方が良いので、乱用するのはおすすめしません。慎重に攻めてこそのカウンターデッキです。
使いどころをよく見極め、ここぞという時に使っていきましょう。
まとめ
ストラクチャーデッキR「神光の波動」についてまとめました。
ビートダウンデッキが多い遊戯王の中で異彩を放つデッキとなります。
カウンター系のデッキは扱いが難しいですが、使ってみると結構面白いものです。
特にストラクチャーデッキだけでも結構なレベルのものが組めるため、一味違ったデッキを使ってみたい人は作ってみてはいかがでしょうか。