どうも。デッキケース職人のしんぺいです。
嘘です。失敗作ばっかり作ってます。
レザークラフトでデッキケースを作ろうと思い立ってから1年近く経ちました。
まあ1年ずっと作業していたわけでもないのでアレなんですが、何個かデッキケースの形になるものを作っても満足いくものはできず。
ここいらで1つ過去の作品を作り方とともに振り返りながら失敗パターンをまとめてみることにしました。
側面の作り
デッキケースで一番難しいと思っているのが側面の作り方。
過去に作ったやつではとりあえず強引に折って縫い合わせてみましたが出来栄えが汚かった。
長さが合わなかったのを強引に縫い合わせたのでかなりしわが寄っています。
きれいに見せようと思うと、側面パーツと、ぐるっと縦に巻いてるパーツの長さをピッタリ合わせる必要があります。
折れとか厚みで微妙に長さが変わるので、内寸そのままの数字を長さにするってわけにもいかないのが難しいところ。
なので次回作では縫うのをやめてみました。
革1枚を折って貼り合わせる方式。これだとまあまあきれいに見える。
ただのり付けにしたので、若干のりが見えてしまっているのが気に入らないところ。
あと表面をきれいに見せるためのしわ寄せが全部内面に来ていて、内装がかなり汚くなってしまいました。
つぎはぎに見えないように努力しましたが、やっぱりつぎはぎ感はぬぐえず。
ちょっと惜しかったなあと思っている作品です。
のり付けするということ
縫わずにのり付けするという方針はなかなか楽です。
レザークラフトする時に地味に時間がかかるのが縫う工程で、ここをカットできると短い時間で作れます。
これは良いことを覚えたと思ってのり付けで3作目を作ってみました。
左の紫のやつです。
2作目はでかすぎたので、小型化してみました。
あと金具もつけてみました。ちょっと高そうなデッキケースに見える。向き間違えて付けたのは内緒
これは結構良いんじゃない?と思っていたのですが、やっぱりのり付けの弊害が出てしまいました。
のり付けは便利ですが、適当にやっちゃうと後がひどい。
のりがはみ出るのを嫌って少なめに付けたら足りなかったというオチ。
多過ぎるとのりがはみ出てしまうし加減が難しいです。
あとはどうにも強度が足りない気がします。
別に雑に扱う気はないですが、ちょっと引っ張るとはがれそうになるので不安しかありません。
やっぱり接着に関してはのり付けよりも縫い合わせる方が良いのかなというところです。
縫い合わせるとやっぱり頑丈さが違います。
こいつは初代デッキケースでぶっちゃけ出来もいまいちですが、接着の頑丈さで言えば一番です。さすが縫い合わせているだけある。
ただ縫い合わせると縫い目が出てくるので、それを考慮したデザインにしないと見た目かっこ悪くなるのでそこをどうしようかなというところです。
次回作は縫い合わせで作ってみることにします。
まとめ
3作作って得た教訓は
- 縫い合わせるなら長さはきっちり
- のり付けは分量が重要
- のり付けは強度が足りない(やり方次第?)
ってところです。
他の作品だと本で作り方とか載っていたりするのですが、デッキケースってアイテムがニッチ過ぎて作り方とか全然紹介されていないのが厳しいところ。
ぶっちゃけ道具代とか練習の革代とか考えると別の人が作ってる革デッキケース普通に買えてしまうくらいは使っていますが、作ること自体も楽しいので見ないふりをしておきます。
もう何作か作ればそれなりのものは作れそうな気がするので、まずは納得のいくものを完成させたいですね。
まずは形がちゃんと納得いくものを作ってから、デザインとか細かいところに取り掛かっていこうかなと思っています。
ていうか1日レザークラフトに没頭しているわけでもないしこのペースだとあと何年かかるんだろうか・・・
もうちょっとレザークラフトに取る時間を増やしてみるのもいいかもしれません。