マンションやアパートでレザークラフトをしているとどうしても困る場面がカシメを留めるとき。
ハンマーを使うことになるので、結構な音と衝撃が出ます。
周りのことを考えるととても平日の晩には使えませんし、休日でも周りを気にしながらおそるおそる使うことになります。
このままだとサラリーマンをかたわらレザークラフトをしている身としてはどうにも困ります。
そこで「どうにか周りに気兼ねせずに作業ができないかな?」という悩みを解決するために見つけたカシメプライヤーが使ってみてかなり良かったので紹介していきます。
カシメプライヤーとは
カシメプライヤーとはカシメを留めるために作られたプライヤーのこと。
これで挟むだけでカシメを留めることができる優れものです。
通常のカシメ打ちだと下のような道具が必要になってきます。
棒のようなものと丸い台にあるくぼみを使ってカシメを挟み込み、ハンマーでたたくという感じです。
ハンマーでたたく、というのが一番困るところで、音と衝撃が結構出ます。
マンションやアパートでは下の階が気になってとても使えませんし、一軒家であっても家族のことを考えると厳しいという人もいるでしょう。
カシメプライヤーを使うことで、周りに迷惑をかけることなくカシメを留めることができます。
ハンマーを使わないので音や衝撃が出るはずもなく、とても静かにカシメを留めることができるのです。
カシメプライヤーの使い方
具体的にカシメプライヤーの使い方を紹介していきます。

まずは革を用意。これに穴を開けていきます。
穴を開けるにも普通はハンマーが必要になってきますが、レザークラフト用の穴あけパンチがあるのでそちらを使いましょう。
レザークラフト用の穴あけパンチを使うことで、静かに穴あけができます。

ちなみにこのレザークラフト用の穴あけパンチについては【レザークラフト】静かに穴あけをするならレザークラフト用穴あけパンチがおすすめという話【騒音対策】にて紹介しています。

穴を開けました。
次はカシメを仮留めしましょう。

カシメはオスとメスを合わせることで、仮留めできるようになっています。
ここでカシメプライヤーの登場です。
カシメプライヤーの先端についている銀色のコマにカシメをはめるように当てます。

裏面も同じように、カシメプライヤーのコマの部分にカシメをはめていきます。

この状態で力を入れると、ちょっとだけ手応えがあります。

手応えがあったらカシメプライヤーを離しましょう。
無事カシメが留まっています。
カシメプライヤーの良さ
静かに作業ができる
一番の良さは静かに作業ができること。
ハンマーでたたく必要がなくなるので、作業の際に周りに迷惑をかけません。
時間を選ばず作業ができるようになるので、平日の夜だろうが休日だろうが気にする必要はないのです。
ハンマーを使っているとどうしても周りに気を使います。
平日の夜なんかとてもできませんし、休日も家族が出払った時を狙ったりする必要があります。
それでもマンションやアパートに住んでいれば下の階から苦情が来てもおかしくありません。
とにかくやりづらいのですが、カシメプライヤーを使うことでそのあたりを気にする必要がなくなりました。
静かに作業ができるので、時間帯を気にせずレザークラフトをできるようになったのは大きいです。
コマを変えて色々な大きさに対応
カシメプライヤーの先端には銀色のコマがついているのですが、このコマは交換することができます。
これによって、色々な大きさのカシメを留めることができるのです。
交換用のコマも売られているので、合わせて買っておくと使える幅が広がります。
逆に言うと、コマが無ければカシメプライヤーとして使えません。
買う時に注意していただきたいのが、カシメプライヤー本体だけを買ってしまうこと。
例えば上の商品はカシメプライヤー本体のみのものです。
これだけ買ってしまってもコマがついていないので何も留めることができません。
買うならば、下のようなコマ付きのものを買っておくといいですね。
まとめ
カシメプライヤーについて紹介しました。
周りに迷惑をかけずに作業できるというのは良いものです。
僕もカシメプライヤーを買うまではハンマーをかなり注意しながら使っていましたが、カシメプライヤーを使いだしてからは気軽に作業ができるようになりました。
レザークラフトを気軽に楽しむには、こういった騒音対策の道具を買っておく必要がありますね。
この記事で紹介した商品
レザークラフト用の穴あけパンチについては【レザークラフト】静かに穴あけをするならレザークラフト用穴あけパンチがおすすめという話【騒音対策】で紹介しています。