正月は福袋の季節。
どこの店に行ってもこの時期は初売りだのセールだのでにぎわっています。
当然カードショップでも例外ではなく、福袋を置いているショップが見つかりました。
こういうの結構好きなものの、値段的に今まで手を出していなかったのですが、「ブログのネタになるからとりあえず買ってみよ」の精神でついに手を出しました。
というわけで今回はカードショップで買ってきた福袋のレビューをします。
※注意
カードショップで買ってきた福袋の中身を思いっきりネタバレしています。店名も出ます。
置いてる福袋の中身が全部同じとも思いませんが、一応中身を知りたくない人は読まない方がいいです。ブラウザバック推奨。
ヴァンガードの福袋 何が入ってそう?

というわけで横浜のアメニティドリームで福袋を買ってきました。
1つ5000円。結構良い値段しますね。
ちなみに10000円のものもあったけどさすがに手が出なかった。
さらにホビーステーションでは15000円のやつが売られていた。世の中は広い。
さらにさらにTwitterで見つけたけど秋葉原には30000円のやつがあるらしい。やばくない?
【ヴァンガード 情報】
本日ヴァンガード も福袋ですが少量ですが販売いたします。3万円4つ
1万円4つ以上になります。
よろしくお願いします。#メルカード #ヴァンガード pic.twitter.com/qqFv8I9K3L— メルカード@アキバカードショップ (@mercard_akiba) 2019年1月3日
いくらブログのネタに美味しいと言ってもさすがに5000円が限界でした。
それでもヴァンガードで5000円って言ったら割といっぱい買えますし結構良い感じに入ってるんじゃない?
箱を持ってみるとずっしり重かったので、カードが多めとみた。
福袋ってセットものが入ってるイメージですし、デッキ+調整用カード+スリーブってところかな。
5000円って値段を考えると、スタンダードのデッキもクランによっては入ってそう。Pスタンダードのデッキっていう線もあり。
超運が良いとオラクルシンクタンクとかシャドウパラディンとか高額のスタンダードのデッキが入っているとか。
福袋で新しいデッキに出会うっていうのも素敵ですし、期待が高まります。思い出深いデッキになりそう。
というわけで、いざオープン!

・・・パック?
・・・。
・・・。
・・・。
そうきたか・・・。
まあデッキ入ってるとか完全に僕の妄想ですし?期待しすぎた僕が悪いですがそれでも新しいデッキに出会えると思った僕のワクワクを返して欲しいというかでも中身の分からん福袋に文句言うとかナンセンスにもほどがあるから何も言えんわけでいやそれでも
ごめんなさい取り乱しました。
正直なところ福袋ってオリパの延長やん?とか思っていたところがあったんで、少なくとも中身はショップの選んだシングルカードが入ってると思い込んでました。
まさか普通にパックが入っているとは。
しかも結構数多い。5000円払ってるんだから当然と言えば当然ですが。
ていうかこのパック開けなあかんのでしょ?
福袋開けた後にまだ運を試されるとは思わんかったわ。なにこのセカンドチャンス。
まあでもヴァンガードって僕は狙ったクランしか組まないのであんまりパック買いしないんですよね。ほぼシングル買いで済ませています。
そう考えるとこれはヴァンガードのブログ書いてるくせに全くパック開けない僕に対して福袋の神が「お前もちょっとはパック開けんかい」って言ってるのかもしれません。
もしかしたらここから大当たり出るかも分からんので、サクッと開けてしまいましょう。
開封タイム

ちなみに入っていたパックはこんな感じ。バランス悪すぎじゃない?
「The Destructive Roar」だけ意味分からんくらい多い。数えたら12パックもあった。もはや箱買いのレベル。
ていうかスタンダードのパック網羅してるように見えて「アジアサーキットの覇者」だけ入ってないのはちょっと笑った。
ちなみにパック以外はこんな感じ。

スリーブ2つとVRくじですね。たぶんVR1枚が入っていると思われます。
スリーブは共通面2つって普通に嬉しいラインナップなんだけど両方持ってるんだよなあ・・・。

グランブルーとなるかみに使ってます。共通面ほんと使い勝手良いからおすすめですよ。
共通面スリーブ推しの記事も書いたりしています。
気を取り直してとりあえずパックの開封から!

「The Destructive Roar」の開封結果!いや普通に箱買いだわこれ。
「将軍ザイフリート」が当たりましたね。強力なヒット時効果と味方のパワーアップが強いVRです。
スパイクブラザーズデッキの中心たるユニットですね。スパイクブラザーズ組んでないけど!
あとはたちかぜが妙に多い感じ。ていうか特におもしろい当たり方もしてないので特に言うことも無い。
せめてサインでも当たってくれればなあ。そもそもこのパックにサインの収録無かったわ。
あとは残りのパック!

妙にレアが多かった。10パック中RR以上8枚て。箱買い(仮)より多かった。
「髑髏の魔女ネヴァン」は当たりっぽいですね。
VRは出ませんでしたが、パックの種類がばらけていることを思えば特段悪くもなくといった感じ。
100%の確率でRRRが入っていたウルトラレアパックや3パックしか無いのに「小さな賢者マロン」がダブったQ4パックなど妙に突っ込みどころのある当たり方。これも福のうちなのか。
最後にVRくじを開封!

ていうか300円のパックが22パック入ってた上にスリーブ2つ入ってることを思えばすでに元は取れているのでは?って感じなのであんまり期待してはいけないのかもしれません。シングル的に全然元取れてないけど。
ていうかVRで運勢を占おう!とか書いてたんですが何が出たら良いんだろ。イノシシのVRなんていないのだ・・・。
とりあえずオープン!

・・・ヌーベルバーグだあああ!!
グレード4ですよグレード4!
9割近くのVRがグレード3である中でグレード4のVRが当たるってことはもう今年はグレードを上げていけってことじゃないんでしょうか!?解釈が強引?うるさい黙ってろ
お守りにしたいレベルですがあいにくかげろうは組んでいません。
でもデッキ組もうと思ったら枚数必要になってしまいますし、この1枚をローダーとかでがっちり保護してお守りっぽくしておきたい。勝負に使うとか関係なく持っておきたい感じ。
下手に持ってるやつが当たって「いやこれ持ってるわ・・・」ってなるよりは当たりかもしれません。
ていうかグレード4っていうちょっと特別感あるやつが当たって素直に嬉しい。
なかなか幸先の良いスタートダッシュを切れたような気がします。
福袋のお得さについて
福袋を買うときに気になるのは本当に元が取れるのかなという部分。
中身の分かる福袋ならまだしも、中身分からない福袋なんて何当たっても文句言えませんからね。
僕だってこのヴァンガードの福袋買うときは本当に5000円分の価値があるのか結構考えました。
結果的に言えば5000円の価値は充分あると見込んで買いましたが、ここでは福袋の中身の価値の測り方を考えていきたいと思います。
お得かどうかを何で考えるか
今回の福袋の中身はこんな感じ。
- ブースター:22パック
- スリーブ:共通面2つ(青とみかん色)
- シングル:超越龍ドラゴニック・ヌーベルバーグ
定価で見ると完全に元が取れていますね。
ヴァンガードのパックは1パック300円なので、22パック入っている時点で5000円はゆうに超えています。
そこにスリーブと「超越龍ドラゴニック・ヌーベルバーグ」が付いてきたと考えると完全に勝ちですね。
一方、シングル価格で見た場合はどうでしょうか。
パックの開封結果を見てみると、シングル価格では「髑髏の魔女ネヴァン」と「将軍ザイフリート」で合計2000円くらい、「超越龍ドラゴニック・ヌーベルバーグ」で1000~1500円程度ですから元が取れたかどうかは微妙なところですよね。
スリーブや残りのカードを合わせても5000円いくかどうかみたいな感じです。
ここで言いたいのはこの福袋が当たりだったかどうかではなく、福袋が当たりかどうかは案外主観で決まってしまうもんだということです。
絶対的な指標として見られがちな価格で見ても、定価とシングル価格では差があります。
見方によっては当たりとも取れるし、ハズレとも取れるわけです。
とすれば福袋を買う前に考えることは当たりが出るかどうかではなく、当たりにできるかどうかです。
つまり、買っても後悔しないと思えるようにすることです。
どうすれば福袋を当たりにできるかは自分は何にお金を払っているのかに注目すると見えてきます。
おもしろさはプライスレス
もう完全に僕の主観ですが、僕の福袋は当たりです。
福袋の中に何が入っているか分からないワクワクや開けたときの衝撃、VRくじの結果などなどカード関係なく、僕は福袋開けてて楽しかったです。
たぶん、中身がクソみたいなハズレカードばっかでも僕は当たりだと言っていたでしょう。
僕は福袋を買うときにカードを買うのではなく、体験を買っていると考えています。
どんなカードが当たるか?くじ引きの結果は?今年の運勢を占うような意味合いを持って福袋を買いました。
もし、これが5000円の福袋を買って5000円より高い価格のカードを手に入れようみたいな、単に得したいという気持ちで買っていれば僕は後悔していたでしょう。
今回当たったカードを全部売ったところで5000円は超えられそうにありませんし。
というか中身分からんのにそんな分の悪い賭けをするのもどうなんでしょうね。期待しすぎでしょ。
それよりも、この福袋を買ったことでどんなおもしろいことがあるか?を考える方がよっぽど得をしやすいです。
実際開けてて楽しかったし、こうして記事のネタにもできています。5000円払っても後悔はありません。
今回僕は一人で福袋を買いましたが、たぶん友達と開ける時のようなノリで買っていたと思います。
友達とカードショップ行ったときに、意味もなくガチャガチャを引く感じ。あれに近いです。
金銭的に考えたらどうみてもしょうもないですが、その場の楽しさはプライスレス。
ノリで買うときは損得なんてあんまり考えてません。むしろ外してもおいしいとすら思えます。
それはカードの値段以外の部分に価値を見出しているからです。
値段以外、この場合おもしろさに価値を見出すことの良さは、当たりハズレを自分で決められるところです。
価格に頼った基準だけ持っていては、当たりハズレは外部に決められてしまいます。
それはとてももったいないことですし、ショップも儲けようとしているのでこういうランダム性の高い商品ほどこちらの分の悪い勝負になってしまいます。
なのでカードの値段だけを考えて買った福袋は楽しくない可能性が高いです。
ショップ側も商売ですし、そんなこちらが大幅に得をするようなことをしてくれると考えるのは期待しすぎです。
当たりの基準をおもしろさにすれば、当たりハズレは自分で決められます。
福袋で損をする可能性を最大限下げられるわけです。
ショップ側は福袋が売れて儲かる、こちらは面白い体験ができて良かった。Win-Winですね。
お金は失いますが代わりに面白い体験ができるので、福袋を買うときはなるべく価格基準で考えないことをおすすめします。
まとめ
カードゲームの福袋を買った感想を書きました。
結論から言うと買って良かったって感じですね。ヌーベルバーグというお守りも手に入りましたし、こうして記事も書けました。
値段を見ない考え方は楽しく遊ぶために使えます。
特に福袋のようなランダム性の高いやつほど、お金で元を取ろうなんて考えない方が良いです。
これを買うとどんなおもしろいことができるのか?は持っておきたい視点ですね。そうするとお金は減っても損をしにくくなります。
試しにネットショップの福袋をのぞいてみるのもいいかもしれません。
ネットショップの福袋なんて得体のしれないものの最たる例です。
これを見てあなたがどう感じるかで、福袋を楽しめるかどうかが変わってくると思います。