おはようございます。しんぺいです。
デュエルマスターズ界隈はGR召喚で盛り上がっていますが、そんな中個人的に超やべえなって思えるカードを見つけてしまいました。
「墓標の封じ 遥典/六奇怪の三~意志を持つ水~」です。
ロマノフサインにこれでもかっていうくらい刺さる性能をしているのでチェックしていこうと思います。
墓標の封じ 遥典/六奇怪の三~意志を持つ水~
墓標の封じ 遥典 UC 光文明 (3)
クリーチャー:メタリカ 3500
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
クリーチャーを、墓地からバトルゾーンに出せない。
呪文を墓地から唱えることはできない。
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六奇怪の三 ~意志を持つ水~ UC 水文明 (2)
呪文
バトルゾーンにある相手の、クリーチャーではないカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。
カードを1枚引く。
光と水のツインパクトカードですね。
中でもクリーチャー面の「墓標の封じ 遥典」が
- 墓地からクリーチャーを出せない
- 墓地から呪文を唱えられない
と、
ロマノフサインになんか恨みでもあんのかって言うくらい刺さる
ので、今回はロマノフサインで「墓標の封じ 遥典」を出されたらどうしたらいいのかっていう観点から紹介していこうと思います。
使用禁止の強力さ
過去にも紹介した通り、ロマノフサインはめちゃくちゃメタカードに引っ掛かります。

とはいえそれらのメタカードに対する対策も出来なくは無いので、正直「墓標の封じ 遥典」が出たからと言ってもそれは本来であれば除去しなければならないカードが1つ増えただけに過ぎません。
しかし「墓標の封じ 遥典」が「異端流しオニカマス」や「奇石ミクセル」などのメタカードと違うところは
- 使用禁止型の効果である
という点でしょう。
「異端流しオニカマス」や「奇石ミクセル」といったいわゆる踏み倒しメタの効果は
- 出たクリーチャーに対して反応する
という特徴があります。
それゆえ結構強引に突破できることも多いです。
例えば「”轟轟轟”ブランド」のような、登場時に破壊効果を持つクリーチャーを墓地から「インフェルノ・サイン」などで呼び出して破壊することもできます。
結果的に「異端流しオニカマス」らの効果は受けてしまいますが、その前に登場時効果を使う猶予があるので、思ったより除去をすることは難しくなかったりします。
しかし、「墓標の封じ 遥典」は違います。
そもそもクリーチャーを出せないし、呪文も唱えられません。
なのでいくら手札に「インフェルノ・サイン」などの復活呪文があり、墓地に破壊効果を持つクリーチャーがいたとしても出すことができないので破壊できません。
「墓標の封じ 遥典」がいる限り、こちらは
- 復活呪文が使えない
- 「邪眼皇ロマノフⅠ世」らの「墓地の呪文を唱える効果」が使えない
状態になってしまいます。
こうなるとロマノフサインの持ち味である
- 「邪眼皇ロマノフⅠ世」と「煉獄と魔弾の印」のコンボによるスピードアタッカーの連続召喚からの総攻撃
が全く機能しなくなるので、対策は必須でしょう。
墓標の封じ 遥典への対策
墓地からクリーチャーを使ったり呪文を唱えられない以上、対処方法は手札からカードを使うことになってきます。
他のデッキでは対処も簡単でしょうが、ロマノフサインではデッキスペースの多くを墓地のクリーチャーを呼び出すことに使っているのであんまり簡単ではありません。
数少ないスペースで「墓標の封じ 遥典」のみならず「異端流しオニカマス」や「奇石ミクセル」といったよく見るメタカードにも対応しなければならないので、どうせなら厄介なクリーチャー全部破壊できるカードを入れるのが望ましいですね。
イチオシは「温泉湯あたり地獄」です。
- コスト3以下のクリーチャーを全て破壊する
というシンプルな全体除去ですね。4マナの呪文なので比較的早めに唱えられるのは嬉しいところ。
「温泉湯あたり地獄」は
- 異端流しオニカマス
- 奇石ミクセル
- デスマッチ・ビートル
- ポクチンちん
と、「墓標の封じ 遥典」以外の厄介なクリーチャーも軒並み破壊できるので入れておいて損は無いと思います。
こういう範囲の狭い除去カードはあまり採用したいカードではありませんが、とはいえメタカードを出されているとこちらの動きができないので、こういったカードは入れておいた方が良いですね。
そもそも墓標の封じ 遥典は流行るのか?
そもそもの話ですが、「墓標の封じ 遥典」は多くのデッキに採用されるでしょうか?
よく採用されるメタカードはいわゆる「コスト踏み倒しメタ」です。
「異端流しオニカマス」「奇石ミクセル」「デスマッチ・ビートル」「ポクチンちん」、それぞれ微妙に効果は違いますが、コストを踏み倒す行為に反応します。
なぜなら、コスト踏み倒しはかなり多くのデッキで採用されているからですね。
超次元呪文、革命チェンジ、侵略などなど。コスト踏み倒しがかなり普通に行われるからこそ、その対策カードも光ります。
しかし、墓地対策はどうでしょう。
「ポクチンちん」はよく使われますが、あれは墓地戻しに加えてコスト踏み倒しメタ効果も持っているのも大きいです。
もし墓地戻ししか効果が無ければ、活躍の場はもう少し狭くなっていたことでしょう。
また流行っているデッキで、墓地をよく使うデッキと言えば墓地ソースくらい。
コスト踏み倒しに比べると、墓地は対策の優先度が下がります。
まして「墓標の封じ 遥典」の墓地メタは墓地ソースには一切引っ掛かりません。
墓地ソースは墓地から回収こそしますが、墓地から直接クリーチャーを呼び出したり呪文を唱えたりすることはしません。
なので「墓標の封じ 遥典」は流行っているデッキの対策になる可能性は非常に低いです。
となるとそもそも「墓標の封じ 遥典」が採用されない可能性も非常に高いので、あんまり気合を入れて対策するカードでもないと言えるでしょう。
他の踏み倒しメタの対策をするついでに「墓標の封じ 遥典」も対策範囲に入っていればいいやくらいの心構えで良さそうですね。
ただし「墓標の封じ 遥典」と同弾には墓地の呪文を唱える「サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問」があります。
もし「サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問」を採用したデッキが大流行すれば「墓標の封じ 遥典」も使用されることが出てくるでしょうか。心配し過ぎな気もしますが。
ともあれ、そこまで気合を入れて対策する必要はなさそうですね。もし出てきても「温泉湯あたり地獄」の範囲内なので破壊できるでしょう。逆に言うと「温泉湯あたり地獄」引けなければほぼ詰みですが。
・・・あんまり流行らないことを祈っています。
まとめ
「墓標の封じ 遥典」について紹介しました。
ロマノフサインにとって非常に厄介なカードであることは間違いないですが、対策範囲が限定的過ぎて結局は流行らなさそうです。
もし見かけたら運が悪かったと思っておきましょう。
