おはようございます。しんぺいです。
遊戯王公式サイトで6月発売のデュエリストパックの情報が公開されました。
【更新情報】「Vジャンプニュース」更新!
Vジャンプ6月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ6月特大号掲載記事:第6回 『デュエリストパック- レジェンドデュエリスト編5 -』収録「カース・ネクロフィア」を公開!#遊戯王 #VRAINS https://t.co/WnH2pqOxzO pic.twitter.com/qVpvBy7sea
— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) 2019年4月16日
まさかのバクラですね!
オカルトデッキこと元祖悪魔系デッキの使い手が本格強化となればチェックしたいものです。
というわけで今回は公開された「カース・ネクロフィア」「抹殺の邪悪霊」「怨念の邪悪霊」「ダーク・オカルティズム」「死の宣告」を見て、バクラデッキの組み方を考えていきましょう。
ネクロフィアはやっぱりやられてこそ真価を発揮する
まずは目玉の「カース・ネクロフィア」から!
「ダーク・ネクロフィア」と似たような名前で、リメイクみたいなもんでしょう。
効果も似ています。
カース・ネクロフィア
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):除外されている自分の悪魔族モンスター3体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターをデッキに戻す。
(2):モンスターゾーンのこのカードが
相手によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを墓地から特殊召喚する。
その後、自分フィールドの魔法・罠カードのカード名の種類の数まで
相手フィールドのカードを選んで破壊できる。
召喚条件は
- 除外されている悪魔族3体をデッキに戻す
ですね。
厳密に言うとデッキに戻すのは効果解決時ですが、まあそこはとりあえず置いておくとして。
除外されてる悪魔族3体の工面は大変そうですが、元祖「ダーク・ネクロフィア」を使えばスムーズに用意できますね。
ダーク・ネクロフィア
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から悪魔族モンスター3体を除外した場合に特殊召喚できる。
(1):モンスターゾーンのこのカードが相手によって破壊され
墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。
墓地のこのカードを装備カード扱いとしてその相手のモンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードが装備されている場合、
装備モンスターのコントロールを得る。
これら2体のネクロフィアは相手に破壊されると効果が発動します。
- 「ダーク・ネクロフィア」は装備カードとなりコントロール奪取
- 「カース・ネクロフィア」は自身を特殊召喚+魔法・罠カードのカード名の種類数まで破壊
どちらも強力ですね。
漫画だと相手にやられてからがオカルトモンスターの本領発揮みたいなとこがありますから、その辺りも原作再現って感じです。
「ダーク・ネクロフィア」と「カース・ネクロフィア」はバクラデッキを組むときのキーカードになるので、デッキ構築の際は「いかに相手にやられるか」を考えて組む必要がありそうです。
漫画だと相手はガンガン攻撃してきますが、実際のデュエルで使おうとすると当然ながら相手は破壊してこないですね・・・。
効果発動されるのが分かり切っていますし。
最近は破壊以外の除去も増えてきている割に、「相手に破壊されないと発動できない」というのがなかなか厳しめ。
こっちで勝手に破壊しても発動できないので、うまく破壊に巻き込みたいところ。
例えばですが、相手の「ブラック・ホール」に対して「リビングデッドの呼び声」で復活させるとか。
そういう感じで「上手く巻き込まれる」というのが要求されるのですが・・・。
相手に予想外の一手を! 抹殺の邪悪霊と怨念の邪悪霊について
「抹殺の邪悪霊」と「怨念の邪悪霊」はどちらも特定条件に反応して自身を墓地に送ることで、レベル8の悪魔族を特殊召喚できます。
抹殺の邪悪霊
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1600/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターが攻撃するダメージステップ開始時に、
自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、
自分の墓地の悪魔族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替えてダメージ計算を行う。
(2):このカードが墓地に存在し、
悪魔族・レベル8モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
怨念の邪悪霊
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1600/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、
自分の墓地の悪魔族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードが墓地に存在し、
悪魔族・レベル8モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
「抹殺の邪悪霊」は相手モンスターの攻撃時、「怨念の邪悪霊」は相手の効果発動時に、自身を墓地に送ることで、レベル8の悪魔族モンスターを特殊召喚することができます。
「カース・ネクロフィア」「ダーク・ネクロフィア」を特殊召喚できますね。効果こそ無効になりますが、墓地で発動する効果しか持たないので関係ありません。
「ダーク・ネクロフィア」は特殊召喚モンスターなので、いったん正規の方法で特殊召喚していなければ特殊召喚できない点には注意しておきましょう。
これら邪悪霊の良いところは相手の行動に反応してネクロフィアを呼び出せるという点です。
特に「抹殺の邪悪霊」はやりやすいのですが、ネクロフィアよりステータスの高いモンスターが攻撃してきた場合に、ネクロフィアを復活させて攻撃対象を移し替えることで、簡単に相手に破壊させることができます。
「ダーク・ネクロフィア」であれば攻撃してきたモンスターを奪えますし、「カース・ネクロフィア」であれば相手の場を一掃できます。
もちろん普通にネクロフィアでの返り討ちを狙うのも良いでしょう。
「カース・ネクロフィア」は攻撃力2800あるので、戦闘破壊できる範囲も広いです。
「怨念の邪悪霊」は相手が効果を発動した時にレベル8悪魔族モンスターを復活させられます。
「抹殺の邪悪霊」に比べると不意に破壊させることにはつながりにくいですね。破壊以外の効果も全然使いますし。
「ブラック・ホール」のような全体破壊に対して発動できると、うまく相手に破壊させられます。
「サンダー・ボルト」が制限カードに復帰したので、以前よりは全体除去に遭う可能性は高いかもしれません。
「抹殺の邪悪霊」と比べると「怨念の邪悪霊」は非常に緩い条件で復活させられます。
また、2体の邪悪霊は両方ともレベル8の悪魔族モンスターが墓地に送られると手札に返ってくるので、何度も呼び出せますね。
邪悪霊の効果を何度も使ってしつこくネクロフィアを呼び出していくのが新しいバクラデッキの戦い方になりそうです。
ウィジャ盤はどうなる?
バクラと言えば「ウィジャ盤」。「ダーク・ネクロフィア」が遺した怨念とも言えるカードです。(実際のカードではあんまり関係ありませんが。)
ウィジャ盤
永続罠
このカードと「死のメッセージ」カード4種類が
自分フィールドに揃った時、自分はデュエルに勝利する。
(1):相手エンドフェイズにこの効果を発動する。
手札・デッキから、「死のメッセージ」カード1枚を
「E」「A」「T」「H」の順番で自分の魔法&罠ゾーンに出す。
(2):自分フィールドの「ウィジャ盤」または「死のメッセージ」カードがフィールドから離れた時に
自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードは全て墓地へ送られる。
「ウィジャ盤」と「死のメッセージ」が揃ったときに特殊勝利可能となりますが、新しいバクラデッキで「ウィジャ盤」の出番はあるのでしょうか?
新しく登場する魔法・罠には「ウィジャ盤」を利用するものが登場しています。
「ダーク・オカルティズム」は「ウィジャ盤」のサーチやデッキ戻しが可能です。
ダーク・オカルティズム
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ウィジャ盤」1枚または悪魔族・レベル8モンスター1体を選んで手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地の「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードの中から、
任意の数だけ選び(同名カードは1枚まで)、好きな順番でデッキの一番下に戻す。
その後、戻した数だけ自分はデッキからドローする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
②の効果で最大5枚ドローが可能なのは破格ですね。
ただし、単体ではほぼ意味のなさないカードを5枚入れてなおかつ墓地に揃わなければなりません。
実際にはそこまで狙う必要も無く、「ウィジャ盤」のデメリットでまとめて墓地に送られてしまったカード達を回収できれば充分といった感じでしょうか。
2~3枚ドローできれば御の字でしょう。枚数的にはこれでも充分なアドバンテージです。
最初はレベル8悪魔族や「ウィジャ盤」のうち足りないものをサーチするのに使い、「ウィジャ盤」が処理されれば墓地効果でリカバリーするのが現実的な運用かと思われます。
「死の宣告」は「ウィジャ盤」と同時に出す前提ではあるものの、強力な回収効果を持っています。
死の宣告
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードの数まで
悪魔族モンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):魔法&罠ゾーンのこのカードを墓地へ送って発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「死のメッセージ」カード1枚を選び、
「ウィジャ盤」の効果扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに出す。
「ウィジャ盤」と「死のメッセージ」が並んでいれば、2枚回収くらいは固いでしょう。
「アンクリボー」のような使いやすそうな手札誘発を積んでおいて使い回すのも強力です。
地味に回収するモンスターには悪魔族以外の制限も無いので使い道は広いですね。
また、「ウィジャ盤」効果扱いで「死のメッセージ」を出すことができるので、「ウィジャ盤」の完成を1ターン早めることもできます。
「ウィジャ盤」を使う上では非常に強力なのですが、全ての効果が「ウィジャ盤」との併用前提なので注意したいところ。
半端に頼ってしまうと「ウィジャ盤」が欠けた時に回らなくなるので、「ウィジャ盤」は常に供給できるようにしたいですね。
とは言え「ウィジャ盤」も単体では役に立たないので入れ過ぎるのも困りものですが・・・。
バクラデッキの組み方とは
ネクロフィア、邪悪霊、ウィジャ盤サポート。
これら3種のカードを使っていってバクラデッキを組むことになるでしょう。
メインアタッカーは2体のネクロフィア。
中でも邪悪霊による特殊召喚が簡単な「カース・ネクロフィア」がメインになりますね。
どちらのネクロフィアも自身の効果による特殊召喚は時間がかかるため、まずは邪悪霊の効果で「カース・ネクロフィア」の召喚を狙っていきたいところです。
攻撃力2800のモンスターがすぐに出てくるのはなかなか強力。
破壊された時に復活と除去効果もあるので相手は扱いにくいことこの上ないでしょう。
「カース・ネクロフィア」の破壊時効果で相手のカードを破壊できますが、それには魔法・罠ゾーンに表のカードが必要です。
ここで使うのが「ウィジャ盤」となるでしょう。
相手エンドフェイズごとに「死のメッセージ」が増えていくので、カードの種類を確保しやすくなっています。
「ウィジャ盤」のサーチは「ダーク・オカルティズム」でできますし、場に出れば「死の宣告」と併用することで手札を増やせます。
もし「ウィジャ盤」を除去されても「ダーク・オカルティズム」の墓地効果で手札を増やせるのでなかなか粘り強く戦えますね。
この時防御手段には手札誘発に頼るしかないでしょう。
魔法・罠ゾーンは「ウィジャ盤」関連で圧迫するので手札誘発でカバーと言った感じです。
「ダーク・オカルティズム」で手札を増やす意味も出てくるので手札誘発は入れておきたいところ。
手札誘発を「灰流うらら」のような汎用カードに頼るか、クリボー系列に頼るかは分かれ目でしょうか。
クリボー系列だと「死の宣告」で回収できるのでおもしろそうではあります。
また、ネクロフィアの破壊時効果はエンドフェイズでの発動なので、バトルフェイズをしのげるようにクリボー系列をちょっと入れておくのはありですね。
メインフェイズに本格的に妨害しようと思うのなら「灰流うらら」などに頼る方が良いでしょう。
まとめ
まだ追加があるかもしれませんし、細かいところは要調整ですが面白いデッキができそうです。
漫画のバクラよろしく、やられたら上乗せしてやり返すようなデッキになりそうですね。
邪悪霊のおかげで相手に破壊されるのを狙いに行けるようになったのは大きいです。
バクラデッキ、ようやく形になりそうで嬉しい限りです。