おはようございます。しんぺいです。
先日衝撃的な動画を観てしまいました。
ちなみにこの動画を投稿しているミナミカードチャンネル様は大変分かりやすくルールの解説をした動画を上げてくださっており、僕も大変お世話になっております。初心者にも分かりやすく説明してくれるのマジでありがたいです。
で、上の動画は「ゲーム中に1回」と書かれた効果についての解説なのですが、結論から言うと、
「ゲーム中に1回」と書かれた効果にはゲーム中に何回でも使えるものがある
ちょっと何を言ってるのか分からないかと思いますが僕も何を言ってるか分かりません。
でも仕組みを知るとなるほどなって思えて面白かったので、今回は「ゲーム中に1回」と書かれた効果の処理について紹介していこうと思います。
「ゲーム中に1回」には2種類ある
僕は上で紹介した動画を観るまで気付かなかったのですが、実は「ゲーム中に1回」と書かれた効果には2種類の書き方があります。
1つは「この効果はゲーム中に1回しか使えない」とあるもの。
例えば「逆襲のディアボロモン」の召喚時効果は「この効果はゲーム中に1回しか使えない」と書いてあります。
一方で、「ゲーム中に1回~する」という書き方がされている効果もあります。
「滅神星龍ダークヴルム・ノヴァX」の滅界放:2は「ゲーム中に1回~する」という感じで効果が書かれています。
「この効果はゲーム中に1回しか使えない」と「ゲーム中に1回~する」、この2つでは意味がだいぶ変わってきます。
結果だけ言っておくと、「この効果はゲーム中に1回しか使えない」と書かれた効果は本当にゲーム中に1回しか使えませんが、「ゲーム中に1回~する」と書かれた効果は状況によってはゲーム中に何回でも使うことができます。
以下、なんでこうなるのか説明していこうと思います。
ちなみに根拠は公式サイトに書いてあるこのQ&A。
Q107:「ターンに1回、」と書かれた効果と、「この効果はターンに1回しか使えない」と書かれた効果はどう違うの?
A107: 「ターンに1回、」と書かれた効果は、その効果を持つ同じカード名のスピリットが3体いたら、そのスピリットごとにターンに1回ずつ使える効果です。「この効果はターンに1回しか使えない」と書かれた効果は、その効果を持つ同じカード名のスピリットが3体いても、どれか1体がその効果を使ったら他の2体もそのターンは使えなくなる効果です。ただし、カード名が違っていれば、同じ内容の効果であっても、同じ効果とはみなさないので、別々に1回ずつ発揮できます。
Q&Aではターンに1回の効果について書いていますが、ゲーム中に1回の効果でも同じ考え方です。
ぶっちゃけ上のQ&A読んだらここから下は読む必要ないくらい。
まあでも一応自分流の解釈を紹介していきます。
この効果はゲーム中に1回しか使えない
「この効果はゲーム中に1回しか使えない」と書かれた効果は、一度使うと同じ効果を二度と使うことはできません。
「この効果」というのは、同カード名の同じ効果すべてを指しているという感じですね。ようするに2枚目3枚目を出した場合にも参照されるということ。遊戯王でいう所の「このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない」と同じ意味と言って良いでしょう。
もう一度「逆襲のディアボロモン」の効果を見てみましょう。
「この効果はゲーム中に1回しか使えない」を「「逆襲のディアボロモン」のこの効果はゲーム中に1回しか使えない」と読み替えるとしっくりくるかと思います。
ゲーム中に1回、~する
一方で、「ゲーム中に1回、~する」と書かれている場合、その制限が適用されるのは効果を使用したカードのみです。つまり2枚目3枚目を出した場合はまた同じ効果を使えるということになります。
「滅神星龍ダークヴルム・ノヴァX」を召喚し、滅界放:2のゲーム中に1回効果を使ったとしましょう。
この場合、ゲーム中に1回しか使えないのは、召喚した「滅神星龍ダークヴルム・ノヴァX」だけであり、別のダークヴルム・ノヴァXを出した場合には問題無く「ゲーム中に1回」効果を再度使うことができます。
ゲーム中に1回というのは、あくまでスピリット自体に掛けられた制限って感じですね。なので同カード名の別のカードを出せば、また効果を使うことができます。
ちなみに同じカードでも、1回破壊された後にトラッシュから出した場合なんかはまた効果を使うことができます。いったんフィールドからいなくなってから戻ってきたスピリットは、元いたスピリットとは別のスピリットとして扱うからですね。
文章の捉え方としては、「ゲーム中に1回」という言葉は、スピリットの行動に対してかかっていると捉えると良いかもしれません。滅界放:2のテキストにはそもそも「効果」という文字が出てきませんし。
あくまで「ゲーム中に1回、~する」のはスピリット。だから同名でも別のカードを出せば、「ゲーム中に1回、~する」を行ったのとは別のスピリットだからまた効果を使えるという感じです。
これ僕は全然気づきませんでした。「ゲーム中に1回」って書いてるから普通に別のカード出しても1回効果使ってたらもう使えないと思っていました。
ただまあ、書き方が違うので確かによく読んだら理解できることのように思えます。
なぜゲーム中に1回という言葉がややこしく見えるのか
なんで「ゲーム中に1回」と書かれると、絶対に同名カードを含めてもゲーム中に1回しか使えないと思ってしまうのか。
僕は「ターンに1回」だと間違えたことないんですよね。同じ書き方なのに。
上で紹介したQ&Aで示されている通り、「ターン1回」と書かれた効果についても「ゲーム中に1回」と書かれた効果と同じです。
Q107:「ターンに1回、」と書かれた効果と、「この効果はターンに1回しか使えない」と書かれた効果はどう違うの?
A107: 「ターンに1回、」と書かれた効果は、その効果を持つ同じカード名のスピリットが3体いたら、そのスピリットごとにターンに1回ずつ使える効果です。「この効果はターンに1回しか使えない」と書かれた効果は、その効果を持つ同じカード名のスピリットが3体いても、どれか1体がその効果を使ったら他の2体もそのターンは使えなくなる効果です。ただし、カード名が違っていれば、同じ内容の効果であっても、同じ効果とはみなさないので、別々に1回ずつ発揮できます。
つまり、「ターン1回、~する」と書かれた効果なら、別のカードであれば同じ効果を使うことができますし、「この効果はターンに1回しか使えない」と書かれた効果なら、同名カードを何枚並べても同じ効果は1回しか使えません。
僕こっちは間違えたこと無いんですよね。
「この効果はターンに1回しか使えない」「ターン1回、~する」両方のカードを使ったことがありますが、この場合は勘違いしたことがない・・・。
「この効果はターンに1回しか使えない」って書かれれば、「同名カード含めても1回だけなんだ」って思いますし、「ターンに1回、~する」と書かれれば「別のカードを出せばまた使えるな」って思います。
そう考えると、「ゲーム中に1回」をこんなに勘違いするのがおかしいんですが、なんでこうなってしまうのか。
やっぱゲーム中に1回っていう言葉を見かけた時点でちょっと見る目が変わってしまうんですよね。こいつ1回しか使えんのかって。
僕は子供の頃から遊戯王やってた関係で、遊戯王だと「デュエル中に1度」って書かれた効果は同名カード含めても絶対に1回しか使えないから余計にそう思ってしまうのかもしれません。
遊戯王だと、カード単位では1回しか使えないけど別のカード出したらもう1回使えるような効果って「このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ」みたいな書き方するんですよね。
こういう感じ。「ファイアウォール・ドラゴン」の①の効果は場から離れてもう1回出したり2枚目を出したりすると、また使うことが出来ます。こいつ今では禁止だけど。
バトスピでいう所の「ゲーム中に1回、~する」って書き方と同じですよね。でも「ゲーム中に1回」という言葉を使わないので、別のカードを出せばまた効果を使えることが直感的に理解できます。
なので遊戯王であればデュエル中に1回って書かれたら絶対に1回しか使えない。
このノリでバトスピのカードを見ると、「ゲーム中に1回」って言葉を見た時点で「あ、この効果は絶対に1回しか使えないんだ」という思い込みが生まれてしまいます。
だからバトスピのカードがややこしい書き方に見えたのかもしれません。
理屈を知ればそんなにおかしい書き方でも無いと思うので、これからはしっかりテキストを読んで勘違いしないようにしていきたいですね。