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【遊戯王】「~が発動した時」と「~が発動した場合」についての効果処理について学ぶ

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今回は遊戯王のルールについてです。

遊戯王のルールはテキストだけでは分かりにくいところがちょくちょくあります。

中でも、「~した時」と「~した場合」の違いについて説明していきます。

 

 

よく似たテキスト


「幽鬼うさぎ」と「オルターガイスト・マルチフェイカー」。

この2枚はどちらも効果の発動条件がよく似ています。

 

「幽鬼うさぎ」の効果は「フィールドのモンスターの効果が発動した時(またはフィールドに既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時)」に発動できます。

一方、「オルターガイスト・マルチフェイカー」の効果は「自分が罠カードを発動した場合」に発動できます。

 

効果テキストの見た目上大きな違いはありません。発動した場合かの違いです。

しかし、この違いがあるおかげで、効果の処理順は大きく変わることになります。

 

 

~が発動した時

「幽鬼うさぎ」のように、「~が発動した時」に発動できる効果は、発動条件を満たしてくれた効果に直接チェーンを組む形で発動します。

 

「幽鬼うさぎ」の場合、フィールドでモンスター効果が発動した時、そのモンスター効果にチェーンして発動することになります。

 

直接チェーンを組まなければならないため、「幽鬼うさぎ」で破壊したいモンスターの効果に既にチェーンして何かが発動していた場合は、「幽鬼うさぎ」をつかうことができません。

 

例えば、「クリッター」をリリースして「邪帝ガイウス」をアドバンス召喚した場合。


「クリッター」がフィールドから墓地へ送られた時と、「邪帝ガイウス」がアドバンス召喚に成功したのは同じタイミングです。

どちらの効果も強制効果なので、好きな順番にチェーンを組むことができます。

 

チェーン1に「邪帝ガイウス」、チェーン2に「クリッター」の効果という順番にチェーンを組むとします。

「幽鬼うさぎ」で「邪帝ガイウス」を破壊しようとしても、この場合「幽鬼うさぎ」の効果を発動できません。

「邪帝ガイウス」の効果が発動した時、というタイミングには既に「クリッター」の効果が発動し、チェーンを組んでいるからです。ここに「幽鬼うさぎ」の効果が入る余地はありません。

 

逆に、チェーン1に「クリッター」、チェーン2に「邪帝ガイウス」とした場合はどうでしょう。

この場合、「邪帝ガイウス」に対して、「幽鬼うさぎ」の効果は発動できます。

「邪帝ガイウス」の効果が発動した時、というタイミングには何も発動されていないため、「幽鬼うさぎ」の効果を「邪帝ガイウス」にチェーンする形で発動することができます。

 

少しややこしいですが、覚えるべきことはこれだけです。

  • 「~が発動した時」に発動する効果は、発動条件を満たしてくれた効果の発動に直接チェーンする形で発動する

 

 

~が発動した場合

「オルターガイスト・マルチフェイカー」のように、「~が発動した場合」に発動する効果は発動条件を満たしてくれた効果に関する一連の処理が終わったタイミングで発動することになります。

「~が発動した時」の効果と違って、直接チェーンを組んで発動するわけではありません。

 

「~が発動した時」に発動する効果と違って、チェーンを組まないので、発動条件を満たしてくれた効果がチェーン上のどこであろうとも、一連のチェーンの処理が終わった後で、改めてチェーン1として発動することになります。

 

例えば、「邪帝ガイウス」の効果にチェーンして「ブレイクスルー・スキル」を発動した場合。

この場合、チェーン1に「邪帝ガイウス」、チェーン2に「ブレイクスルー・スキル」となります。

「オルターガイスト・マルチフェイカー」は「罠カードが発動した場合」に発動できるので、発動条件を満たしました。しかし、一連のチェーン処理が終わってから発動するので、まだ効果は発動しません。

 

通常のチェーン処理と同じように、「ブレイクスルー・スキル」→「邪帝ガイウス」の順に効果を処理していきます。

「邪帝ガイウス」の効果処理終了後、「オルターガイスト・マルチフェイカー」の効果が新たにチェーン1として発動します。

これが「~が発動した場合」に発動できる効果の処理手順です。

 

 

まとめ

「時」と「場合」の理解は遊戯王をするうえで必ず必要になってきます。

今回はその中でも、「~が発動した時」と「~が発動した場合」の処理の違いについて説明しました。

要は

「~が発動した時」→その効果にチェーンして発動

「~が発動した場合」→その効果の処理が終わってから発動

ということです。

 

遊戯王での「時」というのは、融通が利きません。「時」と言えば、その時その瞬間しか認められません。直後に別の行動を挟んでしまうともう間に合わないのです。なのでチェーンを組む必要があります。

逆に「場合」は割と余裕があるイメージです。直後でなくていいので、チェーンが組まれていようとも、一連の効果処理が終わってから改めて発動すればいいのです。

「時」と「場合」の違いは「タイミングを逃す」について調べる時に一番よく出てきますが、だいたいこのようなイメージを持っておけば、タイミングを逃す処理にもまだ納得しやすいかもしれません。

 

遊戯王のルールは複雑ですが、自分の使うデッキについては理解しておいたほうがいいでしょう。そうすればスムーズにデュエルを楽しむことができます。

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