ヴァンガードのアニメを見ていると、ネオネクタールが組みたくなります。
「開花!開花!」って言っている間にガンガンパワーが上がっていくのは見てて面白いのですが、正直効果の処理の仕方がいまいちわかってません。
アニメでは尺の都合で説明が飛ばしがちなのは仕方のないことですが、見てて難しそうなデッキだなーと思って自分の中では組むハードルが上がっています。
ただいつまでもそんな感じだとそのうちネオネクタール使いと対戦した時に不便だと思うので、今回は勉強がてら開花の効果処理について説明していきます。
開花って何?
そもそも開花とは?
開花とはネオネクタールのユニットだけが持つ効果のことです。
自分の同名のユニットが登場した時に発動する効果のことを言います。
例えば、「グリーンショット・エルフ」のテキストはこんな感じです。
開花 – 【自】【(R)】【Gブレイク】(1):他のあなたの「グリーンショット・エルフ」が(R)に登場した時、あなたの(R)の「グリーンショット・エルフ」を5枚まで選び、そのターン中、パワー+2000し、『ブースト』を与える。
※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
注意しておきたいのは、他の同名のユニットが登場した時に発動するのであって、自身が登場した時に発動する効果ではないということ。
当たり前といえば当たり前ですが、実際にカードを動かすと結構こんがらがってきます。
とりあえずこの解説では、簡単な例から開花の処理を学んでいきます。
パターン1 1番単純なパターン
まずは1番簡単なパターンから。
リアガードに「グリーンショット・エルフ」がいる状態で、新たに「グリーンショット・エルフ」がコールされた時、どの「グリーンショット・エルフ」の開花が発動するでしょうか?
答えは、元からいた、左前列の「グリーンショット・エルフ」です。
これは効果テキストそのままの処理です。開花は元からいたユニットが効果を発動するのです。
パターン2 複数コール(別々)
次のパターンです。
元から1体の「グリーンショット・エルフ」がいる状態で、1体ずつ「グリーンショット・エルフ」を合計2体コールしました。
この場合、どの「グリーンショット・エルフ」が何回発動するでしょうか。
この場合、「グリーンショット・エルフ」が1体登場するたびに効果処理が行われます。
1体いる状態から・・・
1体コールされました。まずこの時点で左の「グリーンショット・エルフ」の開花が発動します。効果処理まで行います。後から出す「グリーンショット・エルフ」のパワーは上げられません。
もう1体コール。ここでまた開花が発動します。
この時は、前列にいる2体の「グリーンショット・エルフ」の開花が1回ずつ発動します。
というわけで、合計としては左前列が2回、右前列が1回発動することとなります。とはいえ、それぞれのタイミングで効果の対象にできる「グリーンショット・エルフ」が変わってくるので注意。
いくら後から出すつもりでも、開花効果の処理時に場にいる「グリーンショット・エルフ」しか選べません。
パターン3 複数コール(同時)
1体の「グリーンショット・エルフ」がいるときに、2体の「グリーンショット・エルフ」を何らかのユニットの効果で同時にコールしました。この場合、どの「グリーンショット・エルフ」が何回開花を発動させるでしょうか。
この状態から・・・
2体同時にコールされました。
左の「グリーンショット・エルフ」は分かりやすいですね。2体コールされたときに自身は場にいるのですから、2回発動します。
そして、この効果処理時には全ての「グリーンショット・エルフ」は場に出ているので、どの「グリーンショット・エルフ」効果の対象に選んでもかまいません。
右はどうでしょう?
同時にコールされた場合、どちらのユニットも、自身が場にいるときにもう片方がコールされたとみなします。
なので、右の「グリーンショット・エルフ」はどちらも1回開花を発動できます。
ここがややこしいところですね。テキスト見ている限りだと、同時コールだとどちらも発動しなさそうに受け取れてしまいます。
では、4体同時コールだとどうでしょう。
この場合、どの「グリーンショット・エルフ」も自身が場にいるときに、3体の「グリーンショット・エルフ」がコールされたとみなします。
なので、4体の「グリーンショット・エルフ」がそれぞれ3回ずつ開花を発動させます。合計12回ですね。
理屈としては、先ほどの2体同時コールと同じで、ただ1度に出す数が増えただけです。
パターン4 上書きコール
3体の「グリーンショット・エルフ」がいる状態で、そのうち1体を上書きして「グリーンショット・エルフ」をコールしました。
この時、どの「グリーンショット・エルフ」の開花が発動するでしょうか。
上書きしました。この状態でまず開花が誘発します。
左の2体はもちろんですが、上書きされる「グリーンショット・エルフ」の開花も発動します。
開花が誘発される段階では、上書きされる「グリーンショット・エルフ」は退却しておらず、場に残っているからです。
順番としては、開花の誘発→上書き処理での退却→開花の効果処理です。
なので、もとからいる3体の「グリーンショット・エルフ」が1回ずつ開花を発動させます。
開花の効果処理をするのは、上書きされるユニットが退却してからです。
まとめ
開花の処理についてまとめました。
今回紹介したのは、簡単なパターンです。ここにスペリオルコール効果の待機が挟んだりするとかなりややこしくなります。
またそのうち複雑なパターンの紹介もしていきます。
デッキ組んでいる人からすれば当たり前のことばかりかもしれませんが、なかなかややこしいですね。
結構簡単なパターンを集めたつもりでしたが、難しかったです。
ていうかこんな勉強をしているとネオネクタール組みたくなりますね。処理のややこしさも慣れるとはまるかもしれない。
とりあえずこれを見てくれた人が開花ちょっとはわかった!って思っていただけると幸いです。
※2017年12月15日追記
開花デッキはパワー計算が非常にめんどうです。
そんなめんどうなパワー計算に役立つアイテムの紹介です。
→【ヴァンガード】めんどくさいパワー計算にはサイコロがおすすめだという話
ヴァンガードでは他にも様々なルールがあります。
【ヴァンガード】ルール解説まとめページでは気になるルールを個別にまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。