シャルハロートデッキはリアガードの攻撃力が高いのが魅力です。
なぜなら、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」のGB2のおかげで、高パワー+ガード制限によるアタックがかなり簡単にできるからです。
【自】【(V)】:あなたのGユニットが【超越】した時、【ソウルチャージ】(2)してよい。【ソウルチャージ】し、あなたのソウルに深闇能力を持つカードが4枚以上なら、相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させる。
【自】【(V)/(R)】【Gブレイク】(2) 深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):このユニットがアタックした時、あなたのソウルが10枚以上なら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、相手はグレード0のカードを(G)にコールできない。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
「罪を灌ぐ者 シャルハロート」のアタックは完全ガードやGガーディアンで防がれますが、逆に言うと、それらを使わせているといえます。
ここで使わせることで、リアガードの「罪を灌ぐ者 シャルハロート」と、ヴァンガードのアタックの両方を防ぐことを難しくするのです。
しかし、完全ガードやGガーディアンの性能が上がってきたことにより、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」のアタックでこれらを使わせても、相手に余裕があることが増えてきました。
自身を回収できる完全ガードの登場や、シールド値が大幅に上がるGガーディアンによって、相手のガードが想像以上に固いことも珍しくありません。
なので、最近重要なのはパワーよりも攻撃回数だと感じ始めました。
そこで、シャルハロートデッキのトリガー構成をクリティカル主体からスタンド主体にすることで、攻撃回数を稼いでいくことにします。
というわけで、今回はスタンド重視のシャルハロートデッキの組み方を紹介していきます。
グレード3
シャルハロートデッキなので、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」をメインとします。
2種類目のグレード3に何を採用するかですが、ここは好みで構いません。
深闇を重視して、「グレンツェント・ヴァンピーア」を採用するのもありです。
【自】【(V)】【Gブレイク】(1) 深闇:[あなたの、手札かリアガードの深闇能力を持つカードを1枚選び、ソウルに置く] あなたのターンの終了時、あなたのソウルが6枚以上なら、コストを払ってよい。払ったら、1枚引き、あなたのソウルが15枚以上なら、【カウンターチャージ】(1)し、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。
【自】:[【カウンターブラスト】(1)] このユニットが、(V)か(R)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、山札の上から5枚見て、深闇能力を持つカードを5枚まで探し、ソウルに置き、残りのカードを山札の下に好きな順番で置く。そのターン中、この効果でソウルに置いたカード1枚につき、このユニットのパワー+1000。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
ヴァンガードでの強力なGB1を持っているので、ライドすることになっても大丈夫です。
シャルハロートの名前を持っていることを重視して「シャルハロート・ヴァンピーア」を採用するのもありです。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたのターン中、あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、【ソウルチャージ】(2)し、あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、『【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、あなたのソウルが6枚以上なら、相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させる。』を与える。
【永】【(V)】【Gブレイク】(2):あなたのターン中、あなたのソウルが6枚以上なら、このユニットのパワー+10000し、さらに、ソウルが10枚以上なら、このユニットのクリティカル+1。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
ヴァンガード用のユニットなのでライドしても問題ないのはもちろんですし、シャルハロートの名前を持っているので、「独眼のサキュバス」の効果を確実に使えるようになります。
シャルハロートデッキだからシャルハロートで統一したい、という理由でも構いません。
スタンド重視のデッキはリアガードの質が重要です。リアガード用のユニットを入れるのもありでしょう。
「スプレッド・アーソン」は強力なヒット時効果を持つグレード3です。
元々のパワーが11000であることに加え、アタックがヴァンガードにヒットするとソウルチャージと他のリアガードのパワーアップが行えるので、相手にプレッシャーをかけられます。
【自】【(V)/(R)】深闇(このターン中、あなたのカードがソウルに置かれているなら有効):このユニットのアタックがヴァンガードにヒットした時、【ソウルチャージ】(2)し、あなたのソウルが10枚以上なら、あなたの他のユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。
※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
ライドすると厳しいので採用枚数は控えめにしておくのがいいでしょう。
グレード2
スタンドトリガーを乗せる対象が「罪を灌ぐ者 シャルハロート」と決まっているので、そこまでスタンドトリガーと相性の良いユニットを採用しなければならないわけではありません。
ソウルチャージしながら手札を稼いでくれる「フライング・ライブラリアン」はこのデッキでも非常に重要です。
【自】【Gブレイク】(1)(あなたの(V)かGゾーンに表のGユニットが1枚以上で有効):[【カウンターブラスト】(1)] このユニットが(R)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、【ソウルチャージ】(2)。さらに、ソウルが6枚以上なら、1枚引く。さらに、ソウルが10枚以上なら、ダメージゾーンから1枚選び、表にする。
※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
パワーは8000と低いので、一番最後にブーストを付けてアタックするのが望ましいです。
序盤からソウルを稼いでくれる「デモンテッド・エクセキューショナー」の採用も考えられます。
【起】【(R)】【ターン1回】深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):[【カウンターブラスト】(1)] あなたのソウルが6枚以上なら、そのターン中、このユニットのパワー+2000し、あなたのソウルが10枚以上なら、そのターン中、このユニットのパワー+3000。
【自】:このユニットが(R)に登場した時、山札の上から7枚見て、深闇能力を持つカードを1枚まで探し、ソウルに置き、山札をシャッフルする。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
ソウルから自身を手札に加えられる「貪欲のサキュバス」や、ソウルに入れば1ドローできる「ヴェアティーゲル・イェーガー」など、ソウルに置く候補はたくさんあります。
グレード3をソウルに置ければ、「悲哀の斬撃 ルジェイラス」で手札に回収できます。
「罪を灌ぐ者 シャルハロート」が常に盤面に出せるとは限らないので、スタンドトリガーと相性の良いユニットを入れておくということも考えられます。
「ドッペル・ヴァンピーア」は小型の「罪を灌ぐ者 シャルハロート」といった感じです。
【自】【(R)】【Gブレイク】(1) 深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):このユニットがヴァンガードにアタックした時、あなたのソウルが6枚以上なら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、あなたのソウルが15枚以上なら、そのバトル中、相手はグレード0のカードを自分の手札から(G)にコールできない。
※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
簡単な条件でパワー14000まで上がるので、スタンドトリガーを乗せる対象としては十分です。
ソウル15枚と厳しいですが、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」と同じガード制限もできるので、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」の代わりを務めることもできます。
グレード1
グレード1は完全ガードと超越サポートでほとんど埋まってしまいます。
余った枠にはブースター用のユニットを入れると、「フライング・ライブラリアン」が邪魔になりにくいです。
完全ガードは「貪欲のサキュバス」と「クローゼット・バルーン」のどちらかになります。
どちらも片方にしかない強みがあるので、好きな方にしましょう。
→ヴァンガード ダークイレギュラーズの完全ガードを徹底比較! 貪欲のサキュバスとクローゼット・バルーンのどっちが良い?
超越サポートは「ヴェアティーゲル・イェーガー」と「純愛のサキュバス」の2種類です。
どちらか片方でもいいし、両方いれると、超越できない事故がさらに軽減されす。特にこのデッキではグレード3をリアガードに出したいので、多めに入れるというのは重要です。
余った枠はブースターです。
「エッジ・イン・ザ・ダークネス」はパワー10000でのブーストができる優秀なブースターです。
【永】【(R)】【Gブレイク】(1) 深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):あなたのターン中、あなたのソウルが6枚以上なら、このユニットのパワー+3000。
【永】【(R)】:あなたのソウルが10枚以上なら、このユニットは、『インターセプト』と『【永】【(R)】:このユニットは後列からインターセプトできる。』を得る。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
「フライング・ライブラリアン」をブーストしてもパワー18000までいきますし、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」をブーストすれば、GB2によりパワー26000に達します。
ブースターとしての優先順位はかなり高いです。
「ドリーン・ザ・スラスター」の採用も考えられます。
素のパワーが6000と低く安定性はありませんが、かなりの高パワーをたたき出すことができます。
【自】【(R)】:あなたのメインフェイズ中、あなたのカードがソウルに置かれた時、あなたの《ダークイレギュラーズ》のヴァンガードがいるなら、そのターン中、このユニットのパワー+3000。
※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
「罪を灌ぐ者 シャルハロート」の超越時スキルでは発動しないことには注意が必要です。
しかし、メインフェイズに3枚ソウルチャージできる「悲哀の斬撃 ルジェイラス」との相性は抜群です。
グレード0
スタンド重視なので、トリガー配分はクリティカル4、スタンド8、ヒール4としています。
具体的には、クリティカルトリガーに「独眼のサキュバス」を4、スタンドトリガーに「悪夢の国のモノクローム」と「ヴェアカッツェ・レクルト」を4ずつ、ヒールトリガーに「専門医 ヴィンセント」を4です。
すべてのトリガーが強力な効果を持っているので、手札に来ても単なる10000シールド以上の価値があります。
また、選んだトリガーは全て効果発動後に山札かソウルに移動するものばかりなので、ソウルのグレード0を山札に戻す「常闇を裂く者 ブレダマオス」と組み合わせることで、終盤のトリガー率を大幅に上げることができます。
ファーストヴァンガードは「ディレンジ・シンギュラー」です。やはりカウンターブラストを使わずに手札を増やせるのが魅力です。
【自】:先駆
【自】【(R)】深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):このユニットがブーストした時、そのバトル中、このユニットのパワー+2000。
【自】【(R)】:あなたのGユニットが【超越】した時、このユニットと、あなたのグレード1以上のリアガードすべてをソウルに置き、2枚引く。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
別のファーストヴァンガード候補には「ヴェアフレーダー・オルドナンツ」がいます。
【自】:先駆(同じクランのユニットにライドされた時、(R)にコールできる)
【起】【(R)】【Gブレイク】(1)(あなたの(V)かGゾーンに表のGユニットが1枚以上で有効):[【カウンターブラスト】(1),このユニットをソウルに置く] 【ソウルチャージ】(2)し、あなたのソウルが6枚以上なら、1枚引く。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
こちらはソウルチャージ枚数が多い、メインフェイズにソウルチャージできる、といったメリットがあります。
「ドリーン・ザ・スラスター」などを使う場合には候補に挙がるでしょう。
自身が深闇を持っていないため、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」の超越スキルでの退却が行いにくくなるのには注意が必要です。
Gユニット
初回の超越は「悲哀の斬撃 ルジェイラス」であることがほとんどです。
【超越】 – ストライドステップ – [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【起】【(V)】【ターン1回】:[【カウンターブラスト】(1),あなたのGゾーンから裏のカードを1枚選び、表にする] 【ソウルチャージ】(3)。【ソウルチャージ】されたカードのグレード1種類につき、あなたのリアガードを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。この効果で深闇能力を持つカードが【ソウルチャージ】されていたら、あなたのソウルからグレード3のカードを1枚まで選び、手札に加える。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
GB2の有効化、ソウルチャージ、リアガードのパワーアップ、グレード3の確保の全てを同時に行える万能ユニットです。
リアガードのパワーを上げることで、「フライング・ライブラリアン」のような低パワーのユニットでも単体でパワー11000を超えることができ、スタンドトリガーで手札を削りやすくなります。
この時に「罪を灌ぐ者 シャルハロート」のGB2を使えると、単体パワー21000となり、スタンドトリガーでスタンドすることでパワー26000まで上がります。
上手く回れば、初回の超越としては十分な攻撃が行えます。
2回目以降は「常闇を裂く者 ブレダマオス」を使っていきます。
【超越】 – ストライドステップ – [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【自】【(V)】【ターン1回】【Gブレイク】(2) 深闇:[【カウンターブラスト】(1),あなたの、Gゾーンからこのユニットと同名の裏のカードを1枚選び、表にし、手札から2枚選び、ソウルに置く] このユニットがアタックした時、あなたのソウルが10枚以上なら、コストを払ってよい。払ったら、あなたの、(R)とソウルのグレード0のカードすべてを山札に戻し、山札をシャッフルし、あなたのユニットを2枚選び、そのターン中、パワー+5000。そのバトルの終了時、このユニットを【スタンド】し、ドライブ-2。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
トリガー率を大幅に上げながら4回のドライブチェックが行えます。
ヴァンガードで2回の攻撃ができるのですが、スタンドトリガーをメインとすることで、リアガードの攻撃回数も増やせます。
最も理想的なパターンは2回の攻撃で両方ともスタンドトリガーを引き、「罪を灌ぐ者 シャルハロート」で合計3回の攻撃を行うことです。
「常闇を裂く者 ブレダマオス」の2回の攻撃と「罪を灌ぐ者 シャルハロート」の3回の攻撃をすべて防ぎきるのは相当難しいです。
まとめ
スタンド重視のシャルハロートデッキについて紹介しました。
トリガーありきなので運が絡んできますが、それも「常闇を裂く者 ブレダマオス」で大幅に確立を上げることができます。
上手く回ればガード制限を持つ高パワーユニットが何度も攻撃してくるので、かなりの攻撃力を持つデッキです。
クリティカル重視のデッキで行き詰ってきたなと思ったら、一度趣向を変えてスタンド重視も試してみて下さい。
シャルハロートデッキの別のおもしろさが見つけられます。