今回紹介するのは、エンジェルフェザーの救援です。
救援はエンジェルフェザーのみが持つ能力で、自らダメージを受けるトリッキーな能力です。
そんな救援能力について、今回は基本的なことから解説していきます。
効果
まずは救援の効果から。
救援XーあなたのダメージゾーンからX枚選び、回復し、あなたのヴァンガードを1枚選び、Xダメージ。(ダメージチェックを行う。トリガーも発動する。)
効果の詳細はカードによって違いますが、基本的には上記の効果が含まれています。
要はダメージを回復し、その分ダメージを受けるということです。
一見ダメージゾーンを入れ替えるだけの効果ですが、ダメージチェックを行うため、トリガーが発動する可能性があります。
ここでトリガーを引くことで、ファイトを有利に進めていくのが救援デッキの特徴です。
以下では、救援デッキの戦い方について解説していきます。
救援デッキの戦い方➀ ダメージチェック
救援は、そのままではダメージゾーンを入れ替えるだけの効果で終わります。
しかし、ダメージチェックを行うことで、トリガー効果を発動させる可能性があります。
トリガーを引くことができれば、ユニット1体にパワー+5000し、トリガー固有の効果を使うことができるます。
救援はコストが軽いものが多いため、トリガーを発動できれば、破格のコスト効率を誇る効果となります。
救援を行うことができるタイミングは複数あります。
それぞれのタイミングによって、最適なトリガーは変わってきます。
どの救援効果を採用するかによって、トリガー構成も変わってくることになります。
メインフェイズ・ライドフェイズでの救援
メインフェイズやライドフェイズに行う救援の特徴としては、トリガー効果を踏まえた展開ができるというところが挙げられます。
トリガー効果でパワーを上げられたので、ブーストを付けて21000を超えるようにするだとか、ヴァンガードにクリティカルトリガーを乗せてガードを強要させるといったこともできます。
ドロートリガーを採用するならば、引いたカードを使って展開することもできます。
反対に、スタンドトリガーとの相性はあまり良くありません。スタンドさせるユニットがいないからです。
メインフェイズ・ライドフェイズに行う救援をメインにする際は、クリティカルトリガーを中心とした構成がおすすめです。
特にヴァンガードやリアガードにあらかじめクリティカルトリガーを乗せることができる点が非常に強力です。攻撃の圧力が大きく高まります。
エンジェルフェザーには、ダメージゾーンにカードが置かれるごとにパワーアップする「ナース・オブ・ブロークンハート」がいます。
このような高パワーアタッカーにクリティカルトリガーを乗せられれば強力です。
バトルフェイズでの救援
バトルフェイズ中での救援は、ドライブチェックの機会を増やすことと同じような意味を持ちます。
クリティカルトリガーは後続の攻撃を強力にしますし、ドロートリガーは守りを固めてくれます。
バトルフェイズ中にトリガーチェックを行うため、スタンドトリガーも有効に使えるようになります。
エンジェルフェザーのスタンドトリガーは強力なものが多く、採用しやすいです。
メインフェイズ・ライドフェイズに行う救援では、スタンドトリガーを引いても意味がありません。
特にこれらを採用する場合は、バトルフェイズに救援を行うユニットをメインに採用しましょう。
救援デッキの戦い方➁ ダメージゾーンを使って発動する効果
救援の効果だけでは、トリガーが出なければダメージゾーンを入れ替えただけで終わってしまいます。
救援の効果には、「ダメージゾーンにカードを置く」、「ダメージゾーンのカードをドロップゾーンに送る」という動作が含まれています。
これらを条件として発動する効果を併用することで、トリガーが発動しなくてもファイトを有利に進めることができます。
ダメージゾーンにカードを置く
ダメージゾーンにカードが置かれることで発動する効果は、一つ一つの効果は小さいですが、何回も発動させることができます。
「ナース・オブ・ブロークンハート」や「聖黒熾天使 ガウリール」はダメージゾーンにカードが置かれる度にパワーアップします。
救援を利用してダメージゾーンにカードを置き続けることで、莫大なパワーを得ることができます。
「ナース・オブ・スマッシュハート」はダメージゾーンにカードが置かれた時にドローすることができます。
ターン1回の効果ではあるものの、堅実にアドバンテージを稼いでくれます。
これらの効果は救援効果でのダメージチェックの結果に関係なく発動できます。
こういった効果を入れておくことで、トリガーが出なくても盤面を強化することができます。
ダメージゾーンのカードをドロップゾーンに置く
「黒衣の救済 アラトロン」や「黒衣の通牒 リドワン」はダメージゾーンからドロップゾーンに置かれたカードをリアガードサークルにコールすることができます。
救援効果ではダメージゾーンのカードを選んでドロップゾーンに置くため、ある程度の範囲の中からコールしたいユニットを選ぶことができます。
こちらは救援を行いながら、盤面を整えることができます。
盤面を整えることを目的とする場合、ダメージチェックの方がむしろおまけとなってきます。
これらの効果を使うことで、救援のダメージチェックをトリガーが出ればラッキーくらいのものに考えることができます。
ちなみにタイミングの都合上、救援のダメージチェック後に「ダメージゾーンのカードがドロップゾーンに置かれた時の効果」の処理が行われるため、救援で出たトリガーはスペリオルコールするユニットに乗せることができないということには注意しておきましょう。
救援効果は、それ単体での強さは運の要素が強いですが、他のカードと組み合わせることで、他のカードの効果の補助をするものとして扱うことができます。
そうすることで、救援効果はより奥深いものとなっていきます。
まとめ
救援についてまとめました。
効果自体もトリッキーな効果ですが、その扱い方にも工夫が必要となる効果です。
救援効果を使う際は、救援効果を持つものを多く入れるというよりも、救援の動きによって真価を発揮するものを入れることを意識しましょう。
救援効果自体はGユニットが持っているため、救援ができないということはまずありません。
重要なのは、救援をトリガー頼りの効果にするのではなく、救援を使ってデッキの動きをサポートするような構築です。
興味のある方はぜひエンジェルフェザーを作ってみて下さい。