今回紹介するのは、「終焉のゼロスドラゴン ダスト」についてです。
正式なテキストは判明していませんが、アニメより効果の概要が判明しているので、その強さや使い方について説明していきます。
※12/26に正確なカードテキストが判明しました。
効果
終焉のゼロスドラゴン ダスト
グレード4 パワー25000+ ダークゾーン ゼロスドラゴン
究極超越
【自】【V】:【カウンターブラスト2】このユニットがVに登場した時、コストを払ってよい。払ったら、相手のユニット全てのグレードとパワーは1になり、効果を失う。さらに、相手のダメージゾーンが4枚以下なら、相手のヴァンガードに1ダメージ。
※効果はアニメからの推測です。実際のカードとは異なります。
12/27追記:正確なテキストが判明しました。
終焉のゼロスドラゴン ダスト
グレード4 パワー25000+ ダークゾーン ゼロスドラゴン
究極超越
【自】:【カウンターブラスト2】このユニットがVに登場した時、コストを払ってよい。払ったら、そのターン中、相手の、ヴァンガードとリアガードは能力すべてを失い、グレードとパワーを1になるまで増減させる。相手のヴァンガードを1枚選び、1ダメージ。(ダメージチェックを行う。トリガーも発動する。)
なんと1ダメージに制限がないことが判明。相手が5ダメージの時に使えば、6ダメージ目を与えられる。
こうなるとヒールトリガーが出ることを祈るしかなくなるので、ダークゾーン相手の時は5ダメージ目を受けないように戦うことを強いられる。無茶言うな。
※12/30追記
さすがに条件なし1ダメージはまずかったのか、効果の変更が決定された。
変更後のテキストは以下の通り。
終焉のゼロスドラゴン ダスト
グレード4 パワー25000+ ダークゾーン ゼロスドラゴン
究極超越
【自】:【カウンターブラスト2】このユニットがVに登場した時、コストを払ってよい。払ったら、そのターン中、相手の、ヴァンガードとリアガードは能力すべてを失い、グレードとパワーを1になるまで増減させる。相手のダメージゾーンが4枚以下なら、相手のヴァンガードを1枚選び、1ダメージ。(ダメージチェックを行う。トリガーも発動する。)
これでダメージ効果だけで勝負が決定することはなくなった。
とはいえ簡単に5ダメージに追い込むことができるので、強いことには変わりない。
究極超越
究極超越についての基本的なことはこちら。
→究極超越のルール処理・他のカード効果での扱いで覚えておくべきこと
究極超越ユニットのため、超越するにはヴァンガードと同名のカードを超越コストにする必要がある。
この点で、最もうまく扱えるのは、「クロノ・ドラン」擁するクロノジェットデッキではないだろうか。
デッキからヴァンガードと同名のクロノジェットを選んで持ってこれるため、ほぼ確実にヴァンガードと同名のカードを手札に加えられる。
あとは「メカ・トレーナー」のいる、スパイクブラザーズのライジング。
少し回りくどいが、「メカ・トレーナー」の効果で「アクロバット・ベルディ」を手札に加えられる。
手札に加えた「アクロバット・ベルディ」を場に出すことで、デッキから好きなライジングを手札に加えられるのだ。
ソウルからグレード3を手札に加えられるハリーとも相性がいい。
ソウルに同名カードが入る必要があるが、何の手段もないデッキよりはマシだろう。
デッキから特定のカードをソウルに入れることができるものには「鏡の国のいたずらっ娘」がいるため、ゼロスドラゴンを意識したデッキも作れるだろう。
相手ユニットの弱体化
登場時効果で相手ユニット全てのグレードとパワーが1になり、効果が使えなくなる。
まず目を引くのが、グレードとパワーが1になるという部分。
パワーが1になるので、実質こちらの攻撃がパワー+10000ほどされるようなものである。
普通ならシールド10000で防げる16000の攻撃でも相手はシールドを20000使わなければガードできなくなる。
単純にこちらのパワーラインが大きく上昇するのと変わらない。
グレード1になることの影響も大きい。
手札からガーディアンサークルにユニットを出す場合、ヴァンガードのグレード以下のものしか出すことができない。
なので、相手はグレード2以上のユニットで手札からガードすることができなくなる。
パワーダウンによってガードには多くのカードが必要となっている中で、ガードできるカードも減るのは強力だ。
さらに、ヴァンガードのグレードが3でなくなるため、Gガーディアンも使えなくなる。
相手はGガーディアンでのガードもできない中で守らなければならない。
相手のユニットの効果は全て使えなくなる。
ヴァンガードだけでなく、リアガードの効果も封じることができる。
最も影響が出やすいのはインターセプトの有無だろう。
インターセプト能力も使えなくなるので、相手のシールド値をさらに削ることができる。
ヴァンガードの中には相手ターン中に効果を使えるものも存在する。
このような効果には防御寄りの効果が多い。
相手のパワーを下げるだけならば、守り切られる可能性は十分にある。
「終焉のゼロスドラゴン ダスト」の効果で相手のヴァンガードとリアガードは全ての能力を使えないため、これらの防御効果を封殺することができる。
究極超越したユニットがGゾーンに戻る時、Gゾーンのカードは全て除外されてしまう。
究極超越したターンには絶対に勝負を決めたいため、このような防御寄りのデッキに対してもとどめを刺しにいけるのは大きい。
1ダメージ
相手のヴァンガードに1ダメージを与えられる。
ダメージ4枚以下ならと書いたが、本当にそうかははっきりしない。
ただ、直接ダメージ系でこの制限がなければ勝負が決まってしまうのでまずあるだろう。
(12/27追記:初めに述べた通り、カードテキストの判明により1ダメージに制限はないことが判明、さすがはゼロスドラゴンといったところか)
相手が5ダメージの時に使えば、6ダメージ目を与えられる。ヒールトリガーを引かれない限りは勝利できる。
他のゼロスドラゴンも相手が5ダメージの時に使えば勝利は近いが、それらとは段違いのレベルである。
もしヒールトリガーを引かれたとしても、パワーダウンした状態で、Gガーディアンも使えずに攻撃を仕掛けられることを思えば、ヒールトリガーを引かれても大して変わりはないのかもしれない。
(効果の変更により、1ダメージは相手のダメージゾーンが4枚以下ならという条件が追加されました。)
「終焉のゼロスドラゴン ダスト」は相手のパワーこそ下げるものの、こちらが強化されるわけではない。
ここで点数を詰めることができるのはかなり強力である。
5ダメージに追い込むのは簡単なので、相手に大量のガードを強いることができる。
そのまま勝ちにつなげることもできるだろう。
どのデッキが使いこなせるのか?
このように強力な効果を持つ「終焉のゼロスドラゴン ダスト」だが、どのデッキがうまく使えるのだろうか。
最もよく使えるのは、ギアクロニクルのクロノジェットだろう。
「クロノ・ドラン」で究極超越のコストを確保できるし、時翔を絡めた連続攻撃はパワーダウンしている状態と相性がかなりいい。
パワー1の状態でクロノジェットの連続攻撃を防ぐのは至難の業だ。
相手をパワーダウンさせている都合上、連続攻撃ができるクランが使うと強力になる。
スパイクブラザーズで「終焉のゼロスドラゴン ダスト」を使えれば誰も止められないだろう。
Gガーディアンによる妨害で連続攻撃が止まることもないので、一方的に攻撃を続けられる。
ガード制限と組み合わせるとより一層ガードしにくくなる。
「罪を灌ぐ者 シャルハロート」でグレード0でガードできなくすれば、相手はほぼ完全ガードでしか攻撃を防げなくなるだろう。
リアガードでのガード制限が多いダークイレギュラーズでは攻撃回数こそ稼ぎにくいものの、一発一発が強力な攻撃を仕掛けられる。
スタンドトリガーでも引ければ、十分に勝負を決められるだろう。
ただ、「終焉のゼロスドラゴン ダスト」単体では活躍しにくい。単なる強力な攻撃1発で終わってしまうからだ。
そういう意味では、簡単に盤面を揃えられるペイルムーンの奇術デッキでは使いやすいかもしれない。
まとめ
「終焉のゼロスドラゴン ダスト」について現状分かっていることをまとめた。
実際のカードテキスト判明で条件等加わるかもしれないが、大きく変わることはないだろう。
ダークゾーンのどのデッキでも使いやすい性能を持っている。
今までダークゾーンのどのクランも持っていなかった相手の弱体化なので、Gゾーンには入れやすい。
究極超越の難易度はデッキによって変わってくるが、どのデッキでも入れておけるので需要は高いだろう。
ダークゾーンのクランは人気のものが多いので、「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」並みの値段がすることも考えられる。
今後どうなっていくのかが楽しみである。
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最近は予約も締め切られやすいので、ボックス買いするつもりのある人は早めにしておくのが良いだろう。