今回紹介するのは、カードファイト!!ヴァンガードGZの第11話、12話で登場したダークイレギュラーズについてです。
正確なカードテキストが判明したわけではありませんが、現状で分かっていることをまとめていきます。
※カードテキストが判明次第追記しています。
第11話
魂を狩る者 バラム
グレード4 パワー15000+
超越
①【起】【V】:【カウンターブラスト1、Gゾーンから同名カードを表にする】相手のリアガードを1枚選び、退却させ、このユニットのパワーを、退却させたユニットのパワーと同じだけ増やし、このユニットのドライブ+1し、ソウルチャージ4。
②【永】【V】深闇:あなたのソウルが13枚以上なら、相手は手札からグレード1のユニットをガーディアンゾーンにコールできない。(GB3?)
※テキストはアニメからの推測であり、実際のカードとは異なります
2つの効果を持つGユニット。
1つ目の効果は、相手のユニットを退却させながらパワーとドライブを増やし、ソウルチャージをするというもの。
最近のGユニットのパターンを見るに、この部分はほぼGB無しだろう。
初回超越から使える効果としては破格の性能である。
初回超越でリアガードを展開する前にソウルをためられる、というものは深闇デッキが待ち望んでいた効果ではないだろうか。

初回超越でソウルがためられるものといえば「悲哀の斬撃 ルジェイラス」だが、ユニットを展開してから使う効果なため、「フライング・ライブラリアン」や「愛着のサキュバス」との相性が微妙だった。
「魂を狩る者 バラム」はリアガードを出す前にソウルをためられるため、「フライング・ライブラリアン」や「愛着のサキュバス」のソウル条件を満たしてから場に出すことができる。
これができるだけで、深闇デッキの初回超越はかなり動きやすくなったと言える。
さらに、相手ユニットを退却させ、パワーとドライブを増やすことができる。
相手の盤面を削りながら、自分は手札を増やすことができるため、単純に強力である。
何気にダークイレギュラーズのGユニットの中でも、こちらが選んで退却できる効果を持つ貴重なユニットだ。
ダークイレギュラーズのGユニットに退却効果を持つものはいくつかあるが、どれも相手が選ぶものばかりだった。
相手が選ぶ退却というのは、重要なユニットを狙い撃ちできないため、使い勝手は悪い。
「魂を狩る者 バラム」は相手のユニットを選んで退却できるため、相手のファーストヴァンガードなど、厄介な動きの起点となるものを狙っていける。
もう一つの効果はガード制限。深闇条件を達成し、ソウルが13枚以上なら適用される効果だ。
アニメではGガーディアンを使った後のターンだったため、GB3の可能性もある。
グレード1でガードできなくなるため、相手は完全ガードを使えなくなる。
ガードをしにくくなる効果は相手にノーガードと言わせやすくなるので、4回ドライブと相性がいい。
1つ目の効果でパワーも上がっているため、ガードしようとすれば、結構なシールド消費を誘える。
ドライブ増加でトリガーも引きやすくなっているため、ガードされても後続が強化されている可能性は高い。
このガード制限はリアガードのアタック時にも適用される。

「罪を灌ぐ者 シャルハロート」のGB2と格段に相性がよく、相手はこの攻撃をほぼGガーディアンでしか防げなくなる。
ヴァンガードの攻撃にもGガーディアンの使用を誘えるため、どちらかの攻撃が通る可能性は非常に高くなる。
ソウルチャージ、パワーとドライブの増加。
初回でやる分にはかなり恵まれた効果を持っている。
その上、条件を満たせばガード制限までできる。
正直盛りすぎじゃないかと思うくらいの効果を持っており、ダークイレギュラーズデッキの新たな切る札となってくれるだろう。
※2月8日追記 正式なテキストが判明しました。
詳細はこちら
→【ヴァンガード】魂を狩る者 バラムの効果と使い方について どの場面でも活躍できる強力Gユニット
リボルティング・ボルト
グレード1 パワー7000
【自】【ソウル】:このユニットがソウルに置かれたとき、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+4000。
※テキストはアニメからの推測であり、実際のカードとは異なります
ソウルに入ったときに味方のパワーを上げるユニット。
ソウルチャージを繰り返していくうえで自然に入るだろうし、アニメを見る限りコストもなさそう。
とりあえず入れておくと活躍するだろう。
難点は効果を使えるかどうかが不確実なところ。
狙ってソウルに入れる手段もあるにはあるが、そこまでするほどの効果かは疑わしい。
このユニットに持てる希望として、まだ効果を持っていそう、というところがある。

「ヴェアティーゲル・イェーガー」を見る限り、ソウルに入った時の効果だけで終わるとは考えにくい。
ガスティールのデッキが深闇デッキだったことを考えると、この効果とは別に、深闇効果をもう一つ持っていてもおかしくはなさそう。
詳細がわからなかったゆえにまだまだ期待が持てるユニット。
※2月16日追記 正式なテキストが判明しました。
詳細はこちら
→【ヴァンガード】リボルティング・ボルトの効果と使い方について
ヴァクストーム・ヴァンピーア
グレード0 パワー5000
効果不明
ガスティールのデッキのファーストヴァンガード。
効果を使う機会がなかったのか、一度も効果を使っていない。
ファーストヴァンガードデザインのはずなのに、ダメージゾーンに置かれたりソウルに入ったり、やたらデッキから出てきているのが気になる。
複数枚入れる系の効果なのか、単なる作画ミス的なやつなのかははっきりしない。
最近の流行からして、GBを持たない効果である可能性は高い。
いつまで経ってもソウルに入らなかったので、ソウル〇枚以上なら効果が使えるとか条件があるかもしれない。
もしくは場にいるだけで効果があるタイプ。

「エキセントリック・ディセクター」のように、場にいるだけでソウルがたまるようなやつかもしれない。
しかし、アニメでは効果を使った描写がないため、これもあやしい。
詳細が気になるところである。
※2月11日追記 正式なテキストが判明しました。
詳細はこちら
→【ヴァンガード】ヴァクストーム・ヴァンピーアの効果と使い方について 深闇デッキの新たなファーストヴァンガードとなるか
第12話
邪神司教 ガスティール
グレード3 パワー11000
【自】深闇:このユニットがRに登場する際、あなたのソウルからグレード2のユニットを2枚まで選び、ドロップゾーンに置いてよい。置いたら、このユニットはドロップゾーンに置いたユニットと同じ効果を得る。(ドロップゾーンに置いたユニットの効果を持った状態で登場する)
※テキストはアニメからの推測であり、実際のカードとは異なります
ソウルのユニットの効果を得る効果を持つユニット。
登場時効果もコピーしていたので、効果を得た状態で登場すると考えていいだろう。

感覚的には、カードの名前を得て登場する「理想の乙女 トゥーリア」に近いかもしれない。
カード効果を得るという部分では、「クロノドラゴン・GG」のようなユニット。

効果を得る対象もグレード2とかなり広く、今後新たなグレード2が登場するたびに強化されると思えばかなり将来性の高いユニットだと言える。
また、ソウルのユニットの効果を使えるため、使いたいのにソウルに入ってしまったユニットの効果を使うためのユニットとも取れる。
ダークイレギュラーズデッキでは、効果を使いたいユニットがソウルに入ってしまうことが結構ある。
そんな場合でも「邪神司教 ガスティール」があれば効果が使えるようになるので、疑似的に目当てのユニットを多く入れているように扱える。
スペリオルコール手段がないダークイレギュラーズでは、特定のユニットを使おうとすると自力で引くしかない。
「邪神司教 ガスティール」はそんな不安定さを軽減してくれるユニットになるかもしれない。
組み合わせというものを特に考えなくても、効果を2つ使える時点で十分に強い。
「フライング・ライブラリアン」や「愛着のサキュバス」の効果を2つ得れば手札を補充しながら展開できるユニットとしても扱える。
「邪神司教 ガスティール」は効果をコピーするためにソウルを減らしてしまうが、これらのユニットを使えば、失ったソウルを取り戻しつつ手札を増やすことができる。
パワー11000なため、グレード2が持っていたパワーアップ効果がより使いやすくなっている。
「デモンテッド・エクセキューショナー」や「ドッペル・ヴァンピーア」が持っているパワー+5000は、元々のパワーが9000であるこれらが使ってもブーストがなければ微妙なところだった。
しかし、「邪神司教 ガスティール」はパワー11000なため、これらのパワー+5000は使いやすくなる。
パワーアップ効果を持つユニットを複数選べば、破格のパワーを手にすることができるだろう。
リアガード用として強力な効果を持っていても、グレード3というだけで場に出しにくいものである。
グレード3は超越のコストで使われるからである。
しかし、深闇デッキには汎用的な超越補助ユニットが2体もいる。
超越補助を多く入れておけば、グレード3もリアガードに出しやすくなる。
グレード3ゆえリアガードに出しにくいという不安もこれで軽減される。
「邪神司教 ガスティール」を使おうとすれば、超越補助は多めに入れておくのがいいだろう。
このように、強力な効果を持つ「邪神司教 ガスティール」だが、ヴァンガード時の効果を持っているかどうかがはっきりしていない。
少なくともアニメには登場していないので、最悪持っていない可能性も十分にある。
アニメではガスティールは敵方の幹部的ポジションであり、そのようなユニットが単なるリアガード要因で終わるかどうかは疑問が残るところ。
ヴァンガード効果を持っているなら、このユニットは軸としてデッキを組むには十分な魅力を持っている。
もし持っていなければ、既存の深闇デッキのリアガード用グレード3として入ることになるだろう。
シャルハロートデッキによく採用されている「グレンツェント・ヴァンピーア」を押しのけるだけのポテンシャルは持っている。
どうなるかは正式なテキスト判明までなんとも言えないが、正直ヴァンガード時効果は持っていてほしい。
※2月19日追記 正式なテキストが判明しました。
詳細はこちら
→【ヴァンガード】邪神司教 ガスティールの効果や使い方について 一番強い組み合わせとは?
ベイルファル・リプレッサー
グレード2 パワー9000
【自】【R】GB1深闇:このユニットがヴァンガードにアタックした時、ソウルが8枚以上なら、このユニットのパワー+10000し、このバトル中、相手はグレード0のユニットを手札からガーディアンサークルにコールできない。
※テキストはアニメからの推測であり、実際のカードとは異なります
「邪神司教 ガスティール」に効果をコピーされる形で登場。

「ドッペル・ヴァンピーア」の調整版と言えるユニット。予想テキストも「ドッペル・ヴァンピーア」を参考にした。実際は深闇持ちかは分からないし、GBを持っているかも分からない。
「ドッペル・ヴァンピーア」よりも最初のソウル条件を厳しくすることで、最終的な必要ソウル数を減らしている。
実際これだと「ドッペル・ヴァンピーア」よりだいぶ強くなっているので、もう少し条件があるかもしれない。
単体でパワー19000のガード制限持ちとかなり優秀なユニット。
必要ソウル数も8枚なので達成は簡単である。「ドッペル・ヴァンピーア」を使っていると、ソウル15枚でアタックできる時がそこまで多くないので、かなり使いやすくなっている。
「邪神司教 ガスティール」でコピーするユニットとしても非常に優秀だ。
単体でパワー21000まで達するので、ほぼ確実に相手の完全ガードかGガーディアンを引き出せるだろう。
「ベイルファル・リプレッサー」自体にソウルをためる効果があるとさらに優秀だが、そこまで求めるのは贅沢か。
「魂を狩る者 バラム」の登場で、ヴァンガードでソウルをためやすくなっているので、リアガードにはこういった高パワー要員を入れた方がよくなるのかもしれない。
※2月10日追記 正式なテキストが判明しました。
詳細はこちら
→【ヴァンガード】ベイルファル・リプレッサーの効果と使い方 深闇デッキの新たなアタッカー
絶縁の堕天使 アクラシエル
グレード1 パワー6000
守護者
効果不明
ドライブチェック中に登場した詳細不明の守護者。
ダークイレギュラーズの守護者はどれも優秀なため、効果に期待がかかる。
「貪欲のサキュバス」登場時に、これ以上のものがくることがあるのかと思っていたら「クローゼット・バルーン」が結構よかったため、これも強いはず。
関連記事:ヴァンガード ダークイレギュラーズの完全ガードを徹底比較! 貪欲のサキュバスとクローゼット・バルーンのどっちが良い?
最近の完全ガードの流行りは、ドロー効果か、ドロップゾーンからバインドすることで発動する効果。
ドローができる完全ガードには「クローゼット・バルーン」がいるため、おそらくドロップゾーンからバインドすることで発動できる効果を持つだろう。
ドロップからバインドして発動する効果は大きく分けて2種類ある。
ドロー効果か、リアガードを強化する効果である。
条件こそ違うものの、ドロー効果持ちの完全ガードには「クローゼット・バルーン」があるため、「絶縁の堕天使 アクラシエル」はリアガードを強化する方向かもしれない。
リアガードの強化は、クラン特性を加味したものが多い。
竜神烈伝のダークイレギュラーズには妙にガード制限が多いため、リアガードにガード制限を付与する効果かもしれない。
それだと他の完全ガードと比べて与える効果が強いので、ソウル〇枚以上の時にコストを払えるようにするとか。
なんにしても根拠はないので、詳細を待とう。
※2月6日追記
「絶縁の堕天使 アクラシエル」の効果が判明しました。
詳細はこちら
→【ヴァンガード】絶縁の堕天使 アクラシエルの効果と使い方について 深闇デッキの新たな完全ガード
降り積もりし愛執 ドルジ・ナス
グレード4 Gガーディアン
効果不明
一瞬だけ登場したGガーディアン。名前も呼ばれなかった。
最近登場するGガーディアンと言えば、Gゾーンの自身を裏にして、カードを表にするタイプだろう。
呪縛カードを表にできるので、コスト回復だけでなく呪縛対策にもなる。

究極超越ではアクアフォースに登場したし、The GALAXY STAR GATEではノヴァグラップラーに登場した。
どちらも呪縛に対する対策を持っていなかったクランという点で共通している。
ダークイレギュラーズも決して呪縛に強いクランというわけではないので、このタイプのGガーディアンの登場に期待がかかる。
1回目のGガーディアンでは使われなかったので、シールド値を上げる条件は意外と厳しいのかもしれない。もしくはソウルチャージ能力を持っていないとかも考えられる。
序盤のGガーディアンは「偽りの闇翼 アグラト・バト・マラト」がトップクラスに使いやすい。
もし表にする系のGガーディアンであれば早めに使っておきたいのだが、「偽りの闇翼 アグラト・バト・マラト」を超えることはできるのだろうか。
ダークイレギュラーズのGガーディアンは優秀なものばかりなので、詳細が気になるところ。
ここまで書いて気付いたが、アニメではこのGガーディアンを使った返しのターンで特に効果が使われなかったので、解呪できるGガーディアンの可能性はほぼなくなった。
シールドを上げるだけのGガーディアンは結構揃っているので、どうなるのか詳細が余計に気になった。
※2月15日追記 正式なテキストが判明しました。
詳細はこちら
→【ヴァンガード】降り積もりし愛執 ドルジ・ナスの効果と使い方について
まとめ
以上、ヴァンガードGZに登場したダークイレギュラーズをまとめた。
どれも効果の詳細は分かっていないため、正確な情報が待ち遠しいところ。
テキストは全部アニメからの推測なので正確さには期待しないでください。
割と実際のテキストに近くなるようにがんばりました。
アニメ見て思ったのは、竜神烈伝のダークイレギュラーズっておまけ収録かもしれない?ってところ。
登場したユニットには過去のユニットが結構多かったし、ガスティールの扱いもあまりよろしくなかった。
新規で出たカードには優秀そうなのが多いところが救いだが、数はあまり期待できないのかもしれない。
一番気になるのは「邪神司教 ガスティール」がヴァンガードとして使えるのかどうか。
さすがに敵幹部だし、メインヴァンガードにふさわしい効果は持っていてほしいところです。
The GALAXY STAR GATEが控えているので、詳細がわかるのはだいぶ先になりそう。
果たしてどうなるのか。
同じくアニメに登場した「終焉のゼロスドラゴン ダスト」についてはこちら。