今回紹介するのは「ベイルファル・リプレッサー」です。
竜神烈伝に収録されるダークイレギュラーズ、アタッカー枠となるユニットです。
パワーアップとガード制限で強烈な攻撃を行うことができます。
効果
ベイルファル・リプレッサー
グレード2 パワー9000 ダークイレギュラーズ デーモン
【自】【R】GB2深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):このユニットがアタックした時、あなたのソウルが8枚以上なら、そのバトル中、このユニットのパワー+10000し、相手は自分の手札からグレード0のカードをガーディアンサークルにコールできない。
パワーアップ&ガード制限
アタック時、ソウルが8枚以上なら、パワー+10000とガード制限が得られます。
「ドッペル・ヴァンピーア」とかなりよく似た効果を持っています。
「ドッペル・ヴァンピーア」と比べると、パワーアップ効果の発動条件がちょっと厳しくなった代わりにパワーの上がる量が増えており、ガード制限効果の条件も緩くなっています。
パワーアップの発動条件が厳しくなったと言ってもソウル2枚分であり、そこまで重くはありません。
全体的にはかなり使いやすくなっています。
効果を発動すると単体パワー19000で攻撃でき、この攻撃はグレード0で手札からガードできません。
古くは「サイレント・トム」からあるグレード0のガード制限ですが、ガードする相手にかなりの消費を強いることができます。
パワー16000ラインの攻撃と言えば大体10000シールドのトリガー1枚で防がれるものですが、グレード0がコールできない以上、相手はそれ以外のグレードのカードで守るしかありません。
そうなると相手はほぼ5000シールドしか残らなくなります。グレード1以上でシールド値10000以上のものもありますが採用されていることは稀ですから。
結果的に、攻撃を防ぐには2枚以上使わなければならなくなります。本来1枚でガードされるところを2枚使わせることができるのはとても強力です。
シールド値15000以上あるGガーディアンを使われると手札消費1枚で守られてしまいますが、貴重なGガーディアンを使わせることができたと考えることができます。
ダークイレギュラーズのフィニッシャーには相手に手札からのグレード1以上のガードを封じる「忌まわしき者 ジル・ド・レイ」がいます。
「忌まわしき者 ジル・ド・レイ」の攻撃を防ぐには大体Gガーディアンが使われることになるので、あらかじめ使わせるように迫ることのできる「ベイルファル・リプレッサー」との相性が良いです。
効果の使い勝手
効果自体は強力な「ベイルファル・リプレッサー」ですが、その使いやすさについても考えてみたいと思います。
まずはGB2という部分。
ダークイレギュラーズには「悲哀の斬撃 ルジェイラス」や「魂を狩る者 バラム」など、起動効果でGB2を達成できるものが多いです。
よくアタック時にGB2が達成できるようになるものがありますが、そうしたものだとヴァンガードの攻撃後にしかGB2効果を使えなくなるためちょっと使いづらいです。
しかし、ダークイレギュラーズでは大体バトルフェイズに入る前にGB2を達成できるため、「ベイルファル・リプレッサー」の攻撃順には影響ありません。
スタンド軸ならヴァンガードより先に攻撃しても良いですし、クリティカル軸ならヴァンガードの攻撃後にしたいでしょう。
攻撃順にあまり関係なく条件を満たせるのは便利なところです。
次に、ソウル8枚以上という部分。
深闇デッキで初回超越時にソウル8枚以上を達成するというのはどのようなことか考えてみます。
ヴァンガードには「夜明けへと進む者 シャルハロート」を使うとします。超越時に2枚ソウルチャージし、1枚ソウルから回収するのでソウルが1枚増えます。
まず「夜明けへと進む者 シャルハロート」のライド時にはソウルは2枚あります。グレード1と2のライド分です。
初回超越。「悲哀の斬撃 ルジェイラス」か「魂を狩る者 バラム」へ超越。
「夜明けへと進む者 シャルハロート」の超越スキルでソウルが1枚増えます。これでソウル3枚。
Gユニットの効果では、どちらの効果を使おうともソウルは少なくとも2枚増えます。ソウルが5枚に。
ソウル8枚にはあと3枚必要です。
この3枚という数字はそんなに難しくありません。ファーストヴァンガードが「ヴェアフレーダー・オルドナンツ」なら即座に達成できます。
他のファーストヴァンガードでも1~2枚はためられますし、ソウルをためられるリアガードを引けばさらに楽になります。
要は、初回超越時点でソウル8枚ためるのはそんなに難しくないということです。
改めて考えると、「ベイルファル・リプレッサー」の効果の発動条件はそこまで厳しくないことが分かります。
初回超越時点からパワー19000のガード制限攻撃ができるというのはかなりの強みになります。
魂を狩る者 バラムとの相性
ガード制限は重ねることで威力を増します。
「魂を狩る者 バラム」のGB3には、相手にグレード1のカードを手札からガードできなくさせる効果があります。
「魂を狩る者 バラム」と「ベイルファル・リプレッサー」の効果を合わせると、相手はこの攻撃をグレード0と1でガードできなくなります。
そうなるとまともなガードはほぼ不可能で、相手に高い確率でGガーディアンを使わせられます。
ブーストを付ければGガーディアン以外でのガードはほぼ不可能と言ってもよく、「ヴェアティーゲル・プリュンダーラー」などの高パワーでブーストができるユニットと合わせるとより強力になります。
グレード2のアタッカー枠としては申し分ない働きをしてくれるでしょう。
まとめ
「ベイルファル・リプレッサー」についてまとめました。
かなり簡単な条件で強力な攻撃ができ、とてもおすすめです。
スタンドトリガーで何度も攻撃させるもよし、クリティカルトリガーでダメージを詰めていくのもよしとかなり使いやすいアタッカーです。
ヴァンガードでソウルチャージできるユニットが増えたこともあり、このような「ソウルがあれば強い」ユニットの評価は上がっています。
このカードの登場で、ダークイレギュラーズの攻撃はまた一つ強くなるでしょう。