おはようございます。しんぺいです。
またまた「蝶魔月影」のカードリストを見てたんですが、何とも気になるやつがありました。
オースティア・ヒーター
グレード3 パワー12000 ギフトアイコン:プロテクト
ダークイレギュラーズ ヒューマン
【起】【ソウル】:コスト【カウンターブラスト1、手札を1枚捨てる】ことで、このカードを手札に戻し、あなたのドロップゾーンから2枚までソウルに置く。
「あーはいはい何かよくあるコモン枠ね」とか思って見てたんですが、こいつレアでしたわ。
レア。レア枠って何かそれなりに使えそうな雰囲気を感じるのが大半ですが、ぶっちゃけ僕はこいつの使い道がよく分かりません。
でもまさかレア枠に使い道が無いやつも入れないだろうしなあと思うと、まだまだ僕の考え不足な気がしてきたので、今日は「オースティア・ヒーター」の使い道を考えてみようと思います。
マジでこいつどう使うんだろ・・・?
オースティア・ヒーターの効果概要
「オースティア・ヒーター」は自身がソウルにいれば効果を使えます。
カウンターブラスト1と手札を捨てることで自身を手札に戻し、代わりにドロップゾーンから2枚ソウルに置けますね。
結果的には手札1枚を「オースティア・ヒーター」に変換し、ソウルが1枚増えたことになります。
果たしてこれにどんな使い道があるのでしょうか。
好きなやつをソウルに入れられる可能性
ドロップゾーンから2枚ソウルに入れられるということで、割と好きなカードをソウルに入れられますね。
手札コストで1枚捨ててからドロップゾーンのカードをソウルに入れるので、実質手札からもソウルに入れられます。
そう考えると結構範囲が広い。手札のカードもソウルに入れられるってのが良いですね。
ヴァリアンツ系列とか、「ヴェアティーゲル・イェーガー」とか、ソウルに入れたいやつは多いはず。
特に「ヴァリアンツ・キラーテイル」はソウルにキラーテイルを3枚いれる補助になるほか、キラーテイルの方は「オースティア・ヒーター」のカウンターブラストを確保したり「オースティア・ヒーター」をソウルに入れられるなどお互いに相性が良い。
この辺りを使っていきたいなら採用価値はあるかもしれません。
あと特定のカードをソウルに入れたいと言えば「仮面の王 ダンタリアン」のデッキとか。
「仮面の王 ダンタリアン」はソウルのグレード2以上をガードに使えるんで、「オースティア・ヒーター」でドロップからソウルに送れば実質ガード値増やせます。
さらにはグレード2以上をソウルに置くことで「仮面の王 ダンタリアン」の効果で3体のリアガードにパワー+5000できるとあってなかなか相性が良い。2枚ソウルに入れられるんで2回発動できます。
ダンタリアンデッキだと割と強そうですね。
全体的な課題としてはカウンターブラストの重さと、そもそも「オースティア・ヒーター」をソウルに入れられるかどうかというところが気になります。
ソウルチャージで偶然入ることにかけるか。まあそれよりは「エンブレム・マスター」や「誘惑のサキュバス」、「ナンバー・オブ・テラー」を使う方がいけそう。
「オースティア・ヒーター」で出来ることが結局ソウルを整えるだけなので、なるべく負担なく効果の発動までいきたいですね。
「仮面の王 ダンタリアン」のデッキならカウンターブラストあんまり使わないんでまだマシか。あのデッキは「誘惑のサキュバス」も入りそうですしソウルにも置けそう。採用枚数に迷うけど。効果的に何枚もいらないけど枚数入れないとソウルに入れにくいのが悩ましいですね。
現状だとわりとダンタリアンデッキ専用感が強い?
ソウルに特定のカードを置きたいなら「エンブレム・マスター」や「ヴァリアンツ・キラーテイル」でも出来るので、ダンタリアンデッキみたいに「オースティア・ヒーター」ならではの強みを考えたいところではありますね。
Pスタンダードでの使い道を考えてみる
スタンダードでは「仮面の王 ダンタリアン」デッキで使うとして、Pスタンダードでの可能性も考えてみましょう。
これ見てて気づいたんですが、2枚あればちょっとしたループになりますね。
ソウルに「オースティア・ヒーター」、手札かドロップゾーンにもう1枚「オースティア・ヒーター」がいるとグルグルできます。
手順としては、
- ソウルの「オースティア・ヒーター」Aの効果を発動
- 「オースティア・ヒーター」Aは手札へ
- ドロップゾーンから「オースティア・ヒーター」Bと何か1枚をソウルに入れる(「オースティア・ヒーター」が無ければ手札コストで捨てておく)
- ソウルに入った「オースティア・ヒーター」Bの効果を発動
- 手札の「オースティア・ヒーター」Aを捨て、ドロップゾーンから「オースティア・ヒーター」Aと何か1枚をソウルへ
- 「オースティア・ヒーター」Bは手札へ
- 以下ループ
って感じ。実際にはカウンターブラストを消費しているので無限ループとまではいきませんが。
グルグルとソウルチャージを続ける技はダークイレギュラーズのお家芸で、すでに旧「ディメンジョン・クリーパー」や「フライング・ライブラリアン」、「悪夢の国のモノクローム」、「愛着のサキュバス」を使うことでほぼできていますね。
こっちはソウルチャージできるユニットを引き続けることでひたすらソウルチャージを続けるというものであり、厳密にはそもそもループではありませんが。代わりにカウンターブラストの消費はほぼありません。
ただ、この辺りと「オースティア・ヒーター」を組み合わせることでソウルチャージの効率を上げられそう。
特に旧「ディメンジョン・クリーパー」との組み合わせ。
さっきの「オースティア・ヒーター」ループの際、ソウルに旧「ディメンジョン・クリーパー」がいれば効果が使い放題ですね。
「オースティア・ヒーター」の効果を使う合間にソウルの旧「ディメンジョン・クリーパー」の効果を使ってソウルチャージ2。ドロップに落ちた「ディメンジョン・クリーパー」は「オースティア・ヒーター」の効果でまた戻せます。
「オースティア・ヒーター」のみを使うループの場合、ドロップゾーンの枚数が1枚ずつ減っていくのが気になりましたが、「ディメンジョン・クリーパー」を使えばドロップゾーンから入れる2枚を「オースティア・ヒーター」+「ディメンジョン・クリーパー」に固定できます。
まとめると、ソウルに「オースティア・ヒーター」があり、手札かドロップゾーンにも「オースティア・ヒーター」、ソウルかドロップゾーンに旧「ディメンジョン・クリーパー」がいれば、カウンターブラスト1ごとに4枚ソウルチャージできるようになります。
(正確に言うと増えていくソウルは「ディメンジョン・クリーパー」による2枚分だけですが)
まあカウンターブラストは減っていくんで何度も言う通り無限ループにはならないんですが、それでもカウンターチャージできるユニットを採用することで無限に近いループができるかも?
「悪夢の国のモノクローム」とか。「ヒートエレメンタル ボーボ」も良いですね。
「悪夢の国のモノクローム」を出せば1回、「ヒートエレメンタル ボーボ」なら2回分「オースティア・ヒーター」の起動回数が増えます。
ここまでループまがいのことをしてどうするかと言うと、「邪神法王 ガスティール・デモナス」や「ドリーン・ザ・スラスター」を置くことによるパワーアップですね。
「邪神法王 ガスティール・デモナス」であれば、デッキから直接「オースティア・ヒーター」をソウルに置けるのでより好都合。
デモナスはソウルに入ったカード1枚につき前列に+3000できます。「オースティア・ヒーター」と旧「ディメンジョン・クリーパー」の併用で、起動1回ごとに前列+12000できますね。
ついでに新「シャルハロート・ヴァンピーア」の効果もコピーしてスタンドさせれば上々でしょう。
シャルハロート・ヴァンピーア
グレード3 パワー12000 ギフトアイコン:プロテクト
ダークイレギュラーズ ヴァンパイア
【自】【V】:あなたのバトルフェイズ開始時、あなたのソウル1枚につき、そのターン中、あなたの前列のユニットすべてのパワー+1000。
【自】【V】:アタックした時、コスト【カウンターブラスト1】することで、あなたの前列のリアガードを1枚スタンドする。あなたのソウルが13枚以上なら、1枚の代わりに2枚スタンドする。
「オースティア・ヒーター」の効果を何回も起動できるように残りのユニットはなるべくカウンターチャージで固める。「ヴァリアンツ・キラーテイル」や「悪夢の国のモノクローム」、「ヒートエレメンタル ボーボ」まで入れて良いでしょう。
うまく回れば前列+50000くらいして「シャルハロート・ヴァンピーア」でスタンドさせていくことだってできるかも。
ここまで来ればクリティカル2バニラも採用したいですね。
ダメージトリガーを乗り越えて6点ぶち込んでいきたい。
「オースティア・ヒーター」、これでうまく使えるでしょうか・・・?
まとめ
「オースティア・ヒーター」についてでした。
なんかスタンダードだとどう使えばいいか分からないけど、Pスタンダードだと使えそうな気がする。
2枚でループっていうのはいつか悪用されそうですね。今後出るカウンターチャージの条件次第ではマジで無限ループになるので、そのうちひょっこり制限にぶち込まれそう。
Pスタンダードでの「オースティア・ヒーター」デッキは回るか確認してないんでアレなんですが、正直面白そうだと思ってます。発売されたらちょっと組んでみようかな。
どうなる「オースティア・ヒーター」。