僕はデュエルマスターズだと「邪眼皇ロマノフⅠ世」を始めとしたロマノフ一族が好きなんです。
当然デッキも「邪眼皇ロマノフⅠ世」を主軸としたロマノフサインというデッキを使っています。
ただ、ロマノフのカードって結構古いものばかりで新しいロマノフはあんまり出ていませんでした。クロニクルデッキももう何年前だって話だし。
しかし王来篇に入ってからというものの、過去の英雄を合体させたディスペクターなる種族が登場。昔のクリーチャーが見た目はともかくとして復活することになりました。
そんな中「邪眼皇ロマノフⅠ世」もディスペクターとして生まれ変わることに。

5体しかいない王の名前を持つディスペクターに。さすがロマノフ。
で、せっかく来たなら使うしかないってことでデッキを組んでみましたが、これがなんとも微妙な感じに。
5色コントロールに突っ込んだのですが、別にロマノグリラいらない感がある。
5色コントロールは各文明のパワーカードを扱えるので、それが良くも悪くもといった感じ。適当に作っても強いけど、特定のカードを輝かせるには物足りない。
というわけで今回はロマノグリラに特化したデッキを考えていこうと思います。数あるフィニッシャーの1つとしてではなく、ロマノグリラを輝かせたい。
零獄接続王 ロマノグリラ0世の効果をおさらい
ロマノグリラの主要な効果は2つ。

1つはアタック時の展開効果。墓地とマナゾーンという広い範囲から出せることに加えて、マナゾーンの枚数以下のコストというこれまた広めの指定でクリーチャーを展開することができます。
アタック時効果ですが、マッハファイター持ちなので相手の場にクリーチャーさえいればそいつに即攻撃できるおかげでターンを待たずに効果を使うことができますね。
2つ目はタップ状態ならプレイヤーはアタックされないという効果。自分のシールドは攻撃されなくなり、トドメのダイレクトアタックも受けません。
タップ状態にすることは前述のマッハファイターのおかげで難しくありません。
加えてパワー17000と戦闘破壊されにくく、EXライフで除去耐性も持っています。
一度場に出てしまえばかなりの防御力を誇るでしょう。
このように全ての効果がかみ合っており、正直出すだけでも強いです。
が、せっかく特化デッキを作るなら、これらの効果をより輝かせるようにデッキ構築をしたいところですね。
零獄接続王 ロマノグリラ0世の使い方を考える
ロマノグリラをメインとするなら、まず勝利手段を選ぶ必要があります。
すなわち普通にシールドを削り切ってダイレクトアタックを決めるか、特殊勝利を使うか。
これは普通にシールド削るデッキにしようかと思います。特殊勝利あんま好きじゃないし。
シールド削って勝利を目指すデッキだと、その速さを設定する必要があります。
ロマノグリラは11マナととても重いので、速攻デッキにするのは無理でしょう。
重いフィニッシャーを使うなら、勝つ際は相手の反撃手段を可能な限り削いで攻撃するようにしたい。
イメージ的には相手のS・トリガーやシノビ、革命0トリガーなどを封じたうえで勝ちに行くって感じ。まあ5色コントロールデッキのフィニッシュ手段と似てる。
ロマノグリラはマナと墓地からかなり好きなようにクリーチャーを展開できるので、妨害効果を持つクリーチャーを並べながら有利な盤面を作っていき、安全な布陣ができたあとに攻めていくようなイメージになりますね。
続いてロマノグリラで何を出すか決めていきましょう。
フィニッシュに必要なのは
- 呪文封じ
- クリーチャー封じ
の2つ。どっちも色んな手段があります。
呪文封じで一番簡単なのは、「すべての呪文を唱えられなくする効果」だと思います。せっかくほとんどなんでも出せるので、これ出せば呪文ケアは万全ってやつにしたい。

新しいナンバーナインはG・ストライクが付いてるので使いやすい。文明も合うしこれ入れとくと良さそうです。
クリーチャー封じは多岐にわたります。
一番強いのはドラゴVANでしょうか。


ドラゴン以外を出せなくするクリーチャーと、ドラゴンを出せなくするクリーチャー。両方揃えば相手は何も出せません。
ただしこれらを入れるかは一考の余地あり。どちらもコスト10以上とかなり重く、ロマノグリラの効果で出せるほどマナが貯まるか怪しいからです。
ロマノグリラはよく「霊宝 ヒャクメ-4」の4コスト軽減から出てくることが多い。

7コストで出して、ロマノグリラの登場時効果で2マナ増やして9マナ。
最初のアタック時にはコスト9以下のクリーチャーしか出せない可能性が高いです。
なのでコスト10以上の大型に頼り切るのもなんだかなという感じ。
踏み倒しメタに頼るのはどうでしょう。

踏み倒しメタはだいたい低コストなのでついでに出しやすい。
ただ、踏み倒しメタは多岐にわたり、刺さる相手がそれぞれ違うので周りを見て選択する必要があります。
ロマノグリラはマナと墓地から2体のクリーチャーを出せるため、相手の動きを強く制限できる2体を選びたいところですね。
なぜネクラディスペクターなのか
タイトルに「ネクラディスペクターの可能性を探りたい」とある通り、デッキの文明はネクラカラーでいきたいと思っています。ちなみにネクラというのは自然光闇の三色デッキのことです。
なんでネクラカラーなのか、端的に言うと趣味です。
正直ロマノグリラは5色コントロールとかに入れても全然強い。でもそれだとデッキの中に数多く入ってるフィニッシャーのうちの1つになってしまうような気がしてるんですよね。別にロマノグリラ無くてもいいじゃん、みたいな。
ロマノフ好きとしては、せっかくならデッキのメインを張らせてあげたい。ロマノグリラがいないとデッキとして成り立たないみたいな感じが理想です。
そのためにはまず文明を絞ることが大切。やっぱ文明が多いとブレるんでね。あれもこれもと入れたくなってしまいます。特にロマノグリラはそういうことしやすい。何でも出せるし。
あとは単純に文明の数が少ない方が単色カードを入れやすい。つまりは動きやすいデッキになります。なんか5色コントロールって多色カードがいっぱいで動きがもっさりしてしまうことが多い。これは僕のデッキ構築の腕のせいかもしれませんが。
デッキのカラーリングをロマノグリラと同じにすることでぱっと見の専用デッキ感も高まります。
あんまり理論的っぽくない答えですが、まあすべてはロマノグリラをデッキの主役にするためということで、どうぞご勘弁願いたい次第です。
ネクラカラーの良さ
ネクラカラー、つまり自然と闇と光で組んだデッキには独特の良さがあります。
一般的にネクラカラーは手札補充に乏しく動きづらいみたいな印象が強いです。そして正直間違ってはない。
やっぱ手札を増やすなら水文明入れた方が確実です。
ただ、ネクラカラーの手札補充手段も捨てたもんじゃありません。
手札を増やす手段はだいたいマナからの回収と墓地からの回収効果になります。
つまりはドローじゃなくて回収。選んで持ってこられるので実質サーチみたいなもんです。
マナも墓地も後半になるにつれて増えていくので、終盤の自由さは他のカラーリングよりも優れていると僕は思っています。
この独特の器用さが結構好きなところです。
マナと墓地のクリーチャーを扱えるロマノグリラはまさにネクラカラーを象徴するような効果を持っていると言えますね。
回収の自由さ。ネクラカラーのデッキを組む時はここを大事にしたいですね。
まとめ
ネクラディスペクターについてでした。ていうかロマノグリラデッキか。
上手いこと輝かせる下地は揃ってるような気がする。あとは形にするだけ。
具体的なデッキレシピとかは次回以降に考えていこうかと思います。