今回紹介するのは、なるかみのヴァンキッシャーです。
竜皇覚醒で追加されたカードのおかげで相手のバインドゾーンを増やしやすくなり、雷激の条件を満たしやすくなりました。
今回は、新たに追加された2種類目のヴァンキッシャーと、ヴァンキッシャーのGユニットを中心に新しい雷激デッキの戦い方について考えていきます。
デッキの中心となるヴァンキッシャー達
ヴァンキッシャーデッキのグレード3は「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」と「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”SPARKING”」です。
どちらもヴァンガードで優秀な効果を持っているので、両方とも入れるとヴァンキッシャーのサポートカードを安定して使用することができます。
「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”SPARKING”」はバインドゾーンのカードを増やすのに特化したスキルを持っています。
《ドラゴニック・ヴァンキッシャー“SPARKING”/Dragonic Vanquisher “SPARKING”》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!)
なるかみ – サンダードラゴン パワー11000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】雷激4(相手のバインドゾーンが4枚以上で有効):あなたのライドフェイズ開始時、【カウンターチャージ】(1)か【ソウルチャージ】(1)し、相手は自分のドロップゾーンから1枚選び、表でバインドする。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、相手は自分のドロップゾーンから1枚選び、表でバインドする。さらに、【超越】したGユニットが雷激能力を持つなら、相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させ、表でバインドする。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
雷激能力を持つGユニットに超越すれば、バインドゾーンのカードを2枚増やせます。このおかげで、雷激2までの効果がほぼ無条件で使えるようになります。
また、雷激4を達成することでライドフェイズ開始時に相手のドロップソーンをバインドしながら、カウンターチャージかソウルチャージが行えます。
毎ターンコストの回復が無条件に行えるので、非常に強力です。
この効果があるので、1回目の超越を終えた時点で相手のバインドゾーンを4枚にはしておきたいです。
「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」は相手ターンでのパワーアップが狙えるGB2を持っています。
《ドラゴニック・ヴァンキッシャー/Dragonic Vanquisher》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!)
なるかみ – サンダードラゴン パワー11000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】【Gブレイク】(2):あなたのカードの効果で、相手のリアガードがドロップゾーンに置かれた時、そのターン中、このユニットのパワー+3000/クリティカル+1。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたのターン中、あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、相手の前列のリアガードを1枚選び、退却させ、表でバインドする。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
超越スキルで相手の前列のリアガードをバインドできます。ある程度バインドさせるユニットを選べますが、前列からしか選べないため不発することがあります。
不発させる可能性があるので、バインドゾーンを安定してためるというのは「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”SPARKING”」よりも劣っています。
その代わりに、防御的なGB2を持っています。
GB2はカードの効果で相手のリアガードを退却させるたびに、自身にパワー+3000、クリティカル+1します。
一見すると攻撃向きの効果ですが、相手ターンにリアガードを退却させることで、相手ターンにも効果を発動させることができます。
なるかみのGガーディアンには相手ターンで退却させるものが多いので、相手ターンにGB2を発動させることが可能となっています。
《護天覇竜 ブルワーク・ドラゴン/Sky Guardian Supreme Dragon, Bulwark Dragon》
Gユニット 〈4〉
なるかみ – サンダードラゴン パワーなし / シールド15000 / ☆なし
【Gガーディアン】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で、あなたのGゾーンに表のGガーディアンが3枚以下なら使える) – 相手ターンのガードステップ – [あなたの手札から【治】を1枚選び、捨てる] 裏のこのカードを(G)にコールする。
【永】【(G)】雷激3(相手のバインドゾーンが3枚以上で有効):このユニットのシールド+10000。
【自】:このユニットが(G)に登場したバトルの終了時、相手のバインドゾーン4枚につき、相手の前列の【レスト】しているリアガードを1枚まで選び、退却させる。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
「護天覇竜 ブルワーク・ドラゴン」はガーディアンゾーンに登場した時、相手のバインドゾーン4枚につき相手のレストしている前列のリアガード1体を退却できます。
条件さえ満たせば、ノーコストで相手を退却させられるのが強みです。
ただ、「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」のGB2を発動させることができますが、バトル終了時に退却させるので、パワーアップを活かしづらいのが惜しいところです。
《護天覇竜 インピード・ドラゴン/Sky Guardian Supreme Dragon, Impede Dragon》
Gユニット 〈4〉
なるかみ – サンダードラゴン パワーなし / シールド15000 / ☆なし
【Gガーディアン】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で、あなたのGゾーンの表のGガーディアンが3枚以下なら使える) – 相手ターンのガードステップ – [あなたの手札から【治】を1枚選び、捨てる] 裏のこのカードを(G)にコールする。
【自】【Gブレイク】(1):[あなたのGゾーンから裏の【Gガーディアン】を1枚選び、表にする] このユニットが(G)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させ、表でバインドし、あなたのリアガードの枚数が相手のリアガードの枚数より2枚以上少ないなら、相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させる。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
「護天覇竜 インピード・ドラゴン」はガーディアンゾーンに登場した時、相手のリアガードを退却させることができます。
退却させるユニットを自分で選ぶことはできませんが、バトル前に退却を行えるので、「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」のGB2を発動させた後のパワーでガードすることができます。
発動条件は厳しいですが最大2体退却でき、「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」のパワーを合計+6000できる可能性を持つのは魅力的です。
2種類のヴァンキッシャーはそれぞれ違う方向性の効果を持っています。攻め重視なら「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”SPARKING”」、守りを重視するなら「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」と、相手によってライドするユニットを選ぶことができます。
竜皇覚醒で追加された「征天覇竜 ドラゴニック・ヴァンキッシャー”VBUSTER”」は雷激デッキの要となります。バインドの増加からトドメの一撃まで行えるので、序盤から終盤まで活躍します。
《征天覇竜 ドラゴニック・ヴァンキッシャー“VBUSTER”/Conquering Supreme Dragon, Dragonic Vanquisher “VBUSTER”》
Gユニット 〈4〉 (トリプルドライブ!!!)
なるかみ – サンダードラゴン パワー15000+ / シールドなし / ☆1
【超越】 – ストライドステップ – [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【起】【(V)】【ターン1回】:[【ソウルブラスト】(1),あなたのGゾーンからこのユニットと同名の裏のカードを1枚選び、表にする] 相手は自分の、リアガードとドロップゾーンから1枚ずつ選び、表でバインドする。あなたのリアガードが相手より多いなら、あなたのユニットを3枚まで選び、そのターン中、パワー+3000。
【永】【(V)】【Gブレイク】(3) 雷激7:あなたの前列のユニットすべてのパワー+5000し、このユニットのクリティカル+1/ドライブ+1。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
起動効果で相手のリアガードとドロップゾーンから1枚ずつバインドします。バインドするカードは相手が選ぶのが難点ですが、少ないコストでバインドゾーンを2枚増やすことができます。
GB3で雷激7を満たすことができれば、前列のパワー+5000、自身のクリティカル+1、ドライブ+1と自陣を大きく強化することができます。
ドライブチェックを増やすことで自分の手札を増やせますし、クリティカル増加で相手にガードを強要することができます。
この2つが合わさることで、相手がガードしなかった場合には高い確率で勝負を決めることができるでしょう。
ヴァンキッシャーの戦い方
まずは、初回超越終了時に雷激4を満たすことを目指します。
雷激4を満たすことによるメリットは以下の通りです。
- 「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”SPARKING”」でのコスト回復が行えるようになる
- Gガーディアン「護天覇竜 ブルワーク・ドラゴン」で相手ユニットを退却させられるようになる
- 完全ガード「招雷の舞姫 アナスタシア」でドローができるようになる
特に「招雷の舞姫 アナスタシア」のドローは強力です。
《招雷の舞姫 アナスタシア》
ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)
なるかみ – ヒューマン パワー6000 / シールド0 / ☆1
【永】:守護者
【自】:[あなたの手札から1枚選び、捨てる] このユニットが手札から(G)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたのアタックされているユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。
【自】雷激4(相手のバインドゾーンが4枚以上で有効):このユニットが(G)から退却した時、1枚引いてよい。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
実質手札1枚で完全ガードが行えるようになります。
また、ドロー効果の発動条件は雷激で同名カードを必要としたりはしないので、非常に扱いやすいです。できるだけ早くドロー効果を使えるようにするために、雷激4は速やかに達成したいところ。
雷激4の達成方法ですが、「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”SPARKING”」がヴァンガードであれば、「征天覇竜 ドラゴニック・ヴァンキッシャー”VBUSTER”」に超越するだけで達成することができます。
「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”SPARKING”」の超越スキルで2枚、「征天覇竜 ドラゴニック・ヴァンキッシャー”VBUSTER”」の起動効果で2枚バインドできるからです。
「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」の場合は、「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”VBUSTER”」に超越し、「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”VBUSTER”」の起動効果と「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」の超越スキルで3枚となります。
1枚足りない分は他のカードで補うことになりますが、ファーストヴァンガードに「ハードロッド・ドラコキッド」を採用すれば簡単です。
《ハードロッド・ドラコキッド/Hardrod Dracokid》
ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)
なるかみ – サンダードラゴン パワー5000 / シールド10000 / ☆1
【自】:先駆
【起】【(R)】:[このユニットを【レスト】する] 相手は自分のドロップゾーンから1枚選び、表でバインドする。バインドできなかったら、あなたは【カウンターチャージ】(1)し、あなたの雷激能力を持つユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+3000。
【起】【(R)】雷激4(相手のバインドゾーンが4枚以上で有効):[【カウンターブラスト】(1),このユニットをソウルに置く] あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+3000。相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させ、表でバインドする。※カードテキストはカードファイト!!ヴァンガードWikiより引用
レストするだけで相手のドロップゾーンをバインドできるので、簡単にバインド枚数を増やすことができます。
2回目の超越では、「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”VBUSTER”」のGB3を狙っていきたいところです。
そのためにはバインドゾーンが7枚必要ですが、これもそう難しいことではないでしょう。
初回の超越でバインドゾーンを4枚あるとすれば、残りは3枚です。
3枚は両ヴァンキッシャーの超越スキルと「ドラゴニック・ヴァンキッシャー”VBUSTER”」の起動効果で達成できる数字なので、GB3の有効化はかなり簡単に狙えます。
強化された自陣と4回のドライブチェックで力押ししていきましょう。
まとめ
ヴァンキッシャーの動きについてまとめました。
今回の強化で一番強いと思ったのは、雷激の条件をほとんどヴァンガードだけで達成できることです。
リアガードでもバインドさせるカードは多くありますが、リアガード頼りの問題点は引きに左右されるところです。
ヴァンガードの効果は引きに左右されず、安定して使えるためデッキの安定性が大きく上がっています。
雷激を持つユニットは強力な効果を持っているものが多いです。
それらのユニットの効果を惜しみなく使えるようになったのはとても強力です。
今回はヴァンキッシャーデッキのヴァンガードの動きを紹介しました。
ヴァンキッシャーにはまだまだ強力なリアガードも存在するので、使ってみたいと思った人はぜひデッキを組んでみて下さい。
なるかみのイメージに恥じないパワフルなデッキが組めるでしょう。