今回はストラクチャーデッキRを3つ使ってできるデッキを紹介します。
構築済みデッキのカードのみでできるため、初心者の方におすすめとなっています。
ストラクチャーデッキRとは?
ストラクチャーデッキRとは、KONAMIから発売されている、遊戯王の構築済みデッキのことです。
構築済みデッキと言えども完成度は高く、手軽に始められるためおすすめのセットとなっています。
詳しくはこちら
→【遊戯王】初心者や復帰勢にストラクチャーデッキRをおすすめする3つの理由
今回は、ストラクチャーデッキR第7弾「アンデットワールド」を使ったデッキを紹介します。
「アンデットワールド」に収録されているカードのみ使ったデッキを紹介するので、手軽に作ることができます。
アンデットワールドとは?
ストラクチャーデッキR-アンデットワールド-はフィールド魔法「アンデットワールド」を中心としたデッキです。
「アンデットワールド」は自分・相手に関わらず、フィールドと墓地のモンスターの種族を全てアンデット族に変えてしまう豪快なフィールド魔法です。
こちらは強力なアンデット族サポートをフルに活かすことができ、相手は種族に頼る効果がかなり使いにくくなります。
アンデットワールドデッキは「アンデットワールド」によって自分に有利な場を作り上げ、相手をコントロールするデッキとなります。
デッキリスト
まずはデッキリストから。
全て「ストラクチャーデッキR-アンデッドワールド-」に収録されているカードです。
エクストラデッキ 3
真紅眼の不屍竜 ×3
モンスター 23
死霊王ドーハスーラ ×2
屍界のバンシー ×3
タツネクロ ×3
ユニゾンビ ×3
グローアップ・ブルーム ×2
牛頭鬼 ×2
馬頭鬼 ×3
不知火の陰者 ×2
ゾンビ・マスター ×3
魔法 12
アンデット・ネクロナイズ ×2
アンデット・ストラグル ×3
アンデットワールド ×3
生者の書-禁断の呪術- ×2
おろかな埋葬 ×1
異次元からの埋葬 ×1
罠 5
メタバース ×3
リターン・オブ・アンデット ×1
もののけの巣くう祠 ×1
デッキコンセプト
このデッキは「真紅眼の不屍竜」、「死霊王ドーハスーラ」の2体を中心としたデッキです。
「真紅眼の不屍竜」は「アンデットワールド」発動下での高攻撃力アップ効果と、戦闘破壊時にアンデット族を特殊召喚する効果を使って攻撃的に攻めていけます。
「真紅眼の不屍竜」自身が高い戦闘力を持ちながら、戦闘破壊に成功すれば後続を呼び出せるのでガンガン攻めていけますね。
「死霊王ドーハスーラ」は「アンデットワールド」発動下で真価を発揮する強力な妨害効果が強力です。
アンデット族の効果が発動すれば、その効果を無効にするかアンデット族を除外するかを選べます。
「アンデットワールド」があれば相手のモンスターはアンデット族になるので、効果を使われればその効果を無効にするかモンスターを除外するか選べるようになりますね。
「真紅眼の不屍竜」と「死霊王ドーハスーラ」。どちらも強力な効果を持っていますが、「アンデットワールド」を発動していないと真価を発揮することはできません。
「アンデットワールド」の発動手段もしっかりと用意しておきましょう。
以上の戦い方をするためにこのデッキでは3つのことを目指します。
- 「死霊王ドーハスーラ」の特殊召喚
- 「真紅眼の不屍竜」のシンクロ召喚
- 「アンデットワールド」の発動・維持
必要なパーツは収録されていますので、ストラクチャーデッキだけで組むと言っても結構強力なデッキが組めます。
ここからはこの3つのことをどうやって行っていくかを説明していきます。
死霊王ドーハスーラを場に出す方法
「死霊王ドーハスーラ」は墓地にいる時、フィールド魔法が場にあればスタンバイフェイズに自身を特殊召喚できます。
「死霊王ドーハスーラ」自身が自力で場に出てくる効果を持っているので、まずは「死霊王ドーハスーラ」を墓地に落とすことから始めましょう。
幸い、「死霊王ドーハスーラ」を墓地に落とすためのカードはたくさん入っています。
例えば「ユニゾンビ」はデッキからアンデット族モンスターを墓地に送ることでフィールドのモンスターのレベルを1上げる効果を持っています。
この効果で「死霊王ドーハスーラ」を墓地に送れば、あとは「アンデットワールド」を発動させておくだけで次のスタンバイフェイズには「死霊王ドーハスーラ」を場に出すことができます。
「ユニゾンビ」が引けない場合の用意もできています。
「不知火の陰者」は自身をリリースすればデッキから守備力0のアンデット族チューナー、すなわち「ユニゾンビ」を特殊召喚できます。
「ユニゾンビ」をデッキから呼び出せるので、4枚目以降の「ユニゾンビ」としても活躍できます。
さらにデッキからアンデット族を墓地に送るカードとしては「牛頭鬼」がいます。
「牛頭鬼」はデッキからアンデット族を墓地に送る効果を持っています。
「ユニゾンビ」のようにチューナーではないのでシンクロ召喚はできませんが、「死霊王ドーハスーラ」を墓地に送る役目はしっかりと果たしてくれます。
「ユニゾンビ」、「不知火の陰者」、「牛頭鬼」と召喚するだけで「死霊王ドーハスーラ」を墓地に送ることができるカードが3種類あるので、墓地に送ることはそんなに難しくありません。
問題は「死霊王ドーハスーラ」の復活は次のスタンバイフェイズまで待たなければならない点です。
この点は「グローアップ・ブルーム」を墓地に送ることで解決します。
「グローアップ・ブルーム」が墓地に送られた場合、デッキからレベル5以上のアンデット族を手札に加えられるのですが、「アンデッドワールド」が発動している場合は手札に加える代わりに特殊召喚することができます。
あらかじめ「アンデッドワールド」を発動させておかなければなりませんが、次のスタンバイフェイズを待つことなく「死霊王ドーハスーラ」をフィールドに出すことができますね。
自身が復活する効果を持っているおかげで、「死霊王ドーハスーラ」は墓地に送りさえすれば簡単に特殊召喚することができます。
「死霊王ドーハスーラ」を主軸とするうえでは、「死霊王ドーハスーラ」を墓地に送る手段をしっかりと確保しておきましょう。
真紅眼の不屍竜のシンクロ召喚
「真紅眼の不屍竜」はレベル7のシンクロモンスターです。
このデッキでは「タツネクロ」や「ユニゾンビ」を使ってシンクロ召喚できます。
「タツネクロ」は手札のモンスターを素材にしてシンクロ召喚することができます。
このデッキではレベル4のモンスターを多めに入れているので、「タツネクロ」と共にシンクロ素材にすることでレベル7の「真紅眼の不屍竜」をシンクロ召喚することができます。
また、このデッキには「ゾンビ・マスター」を採用しているので、レベル7のシンクロ召喚がしやすくなっています。
「タツネクロ」との相性はよく、「タツネクロ」の効果でシンクロ素材にしてもいいですし、「ゾンビ・マスター」の効果で「タツネクロ」を特殊召喚してシンクロ素材にしても構いません。
「ゾンビ・マスター」がレベル4なのでレベル3の「ユニゾンビ」ともシンクロ素材になれるのも良いですね。
「死霊王ドーハスーラ」と「真紅眼の不屍竜」の召喚の優先順位ですが、手札にもよりますが基本的に「死霊王ドーハスーラ」の召喚を優先します。
「死霊王ドーハスーラ」は防御寄りの効果なので、どうしても先に出しておきたいです。
となると「真紅眼の不屍竜」を出すタイミングはちょっと遅めになるので墓地にモンスターがいる可能性は高いです。
「ゾンビ・マスター」は墓地が増えてから強さを発揮します。
「死霊王ドーハスーラ」で耐えた後に「ゾンビ・マスター」で一気に素材を揃えて「真紅眼の不屍竜」をシンクロ召喚しましょう。
アンデッドワールドの発動と維持
このデッキでは「アンデッドワールド」を場に出すことがとても重要です。
なぜなら、このデッキの柱である「死霊王ドーハスーラ」と「真紅眼の不屍竜」が「アンデッドワールド」の発動下において真価を発揮するモンスターだからです。
「死霊王ドーハスーラ」はアンデット族モンスターが効果を発動した時にしか自身の効果を使えません。
たいてい相手はアンデット族でないことが多いので、「アンデッドワールド」がなければ自分のモンスターの効果の発動時にしか「死霊王ドーハスーラ」の効果を使えなくなってしまいます。
「真紅眼の不屍竜」は墓地のアンデット族モンスターの数だけ攻撃力が上がりますが、「アンデッドワールド」がなければ自分の墓地しかカウントできないことは多いでしょう。
また、アンデット族の戦闘破壊時にアンデット族を復活させる効果も、「アンデッドワールド」がなければほとんど自分モンスターの戦闘破壊時にしか使えず、とても受け身な効果になってしまいます。
このように、デッキの柱が「アンデッドワールド」から受ける恩恵がとても大きいので、「アンデッドワールド」は速やかに発動させ、1ターンでも長く場に残すことが大切です。
このデッキでは「アンデッドワールド」を場に出す方法が2種類あります。
1つは「屍界のバンシー」です。
フィールド・墓地から自身を除外することで手札・デッキから「アンデッドワールド」を発動させます。
墓地に落とせばよいので「死霊王ドーハスーラ」を墓地に送る手段として採用したカード達がそのまま使えます。
相手ターンにも発動できるので、余分に墓地に落としておけば「アンデッドワールド」が除去された場合でも速やかに再発動できます。
もう1つは「メタバース」です。
「屍界のバンシー」と違って即効性はありませんが、墓地に送るという下準備がいらないので引けば使用できます。
理想は1ターン目に引いておいて、何らかのカードで「死霊王ドーハスーラ」を墓地に送って「メタバース」をセット。
相手ドローフェイズに「メタバース」を発動してスタンバイフェイズに「死霊王ドーハスーラ」を復活という流れです。
何が何でも「アンデッドワールド」は発動させておきたいので「屍界のバンシー」と「メタバース」はフル投入しています。
どちらも相手ターンに使えるのでとりあえず伏せるか墓地に落とすかしておけば「アンデッドワールド」が除去された場合の保険になるのが良いところです。
相手モンスターへの対処
このデッキの主な除去は「死霊王ドーハスーラ」のモンスター除外効果です。
「死霊王ドーハスーラ」は自分ターンにも使えるのでこちらが何かアンデット族モンスターの効果を使えば、「死霊王ドーハスーラ」の効果でフィールドか墓地のアンデット族モンスターを除外できます。
対象を取らない除外なのでかなり強力ですね。
他にもこのデッキには相手モンスターへ対処する方法が入っています。
「アンデット・ネクロナイズ」はフィールドにレベル5以上のアンデット族モンスターがいれば、相手モンスターのコントロールを得ることができます。
コントロール奪取は時に単純な除去よりも強力です。
戦闘ダメージを増やすことにもつながりますし、奪ったモンスターを素材に新たなモンスターを召喚したりもできます。
再利用できる効果も持っているので、積極的に相手モンスターを奪っていきましょう。
効果による除去だけでなく、戦闘にも強いです。
「真紅眼の不屍竜」の攻撃力が高いのもありますが、「アンデット・ストラグル」の存在も大きいです。
アンデット族モンスターの攻撃力を1000アップかダウンさせることができます。
戦闘補助に最適で、「屍界のバンシー」などの維持しておきたい小型モンスターを狙われた時にこれで反撃できます。
その際に「真紅眼の不屍竜」が場にいて戦闘破壊時効果につなげられれば理想的です。
こちらも再利用できる効果を備えているので、ガンガン使っていきましょう。
まとめ
ストラクチャーデッキR-アンデットワールド-についてまとめました。
2体のエースモンスターが強力ですね。「アンデッドワールド」の発動を前提にしていることを差し引いても強力な効果を持っています。
全体的にカードの性能が高く、ストラクチャーデッキだけでも充分なデッキが組めると思います。
強力なモンスターを軸に戦うというコンセプトも魅力的ですので、興味を持った方はぜひ組んでみてください。