おはようございます。しんぺいです。
マジック・ザ・ギャザリングを始めたのでデッキを作ってみようと思います。
初めて買ったマジックのカードがラクドスの構築済みデッキだったこともあり、看板の「暴動の長、ラクドス」を使った赤黒デッキを作るところ。
効果からして、どんなデッキにすればいいかを考えていこうと思います。
ちなみにスタンダード構築です。
2019年3月時点のデッキなので、使うカードは
- イクサラン
- イクサランの相克
- ドミナリア
- 基本セット2019
- ラクドスのギルド
- ラクドスの献身
からとなっています。
暴動の長、ラクドスについて
「暴動の長、ラクドス」は赤黒の大型クリーチャー。
その名の通りラクドス教団のボスみたいな存在です。
狂気と歓楽に満ちたラクドス教団のボスらしく、効果は中々クレイジー。
- 4コストにして6/6、飛行・トランプルという破格のスペック
- 与えたダメージの数だけコスト軽減
という感じで、こいつがいるだけで相手の場やライフを荒らし、こちらは勢いづく。ラクドス教団のイメージにピッタリな効果をしていて好きです。
デッキの中心にするにふさわしいクリーチャーと言えるでしょう。
ラクドスの構築済デッキには1枚しか入っていなかったので、追加で買い足しました。
昔に再録されたカードらしく、イラストが違いますね。こちらもカッコいい。
スタンダード構築では使えるカードが限られていますが、同名の再録カードは昔のものでも使っていいそうなので安心です。
以下、「暴動の長、ラクドス」の長所と短所を踏まえてどういうカードを採用していけばいいか考えていきます。
暴動の長、ラクドスの長所
4マナ6/6、飛行・トランプルというサイズの大きさ
「暴動の長、ラクドス」は攻撃面でかなり優れたサイズと効果をしています。
6/6というサイズは少々の火力呪文では倒されませんし、クリーチャーでのブロックも同様です。
飛行を持っているので飛行や到達を持つクリーチャー以外にはブロックされず、もしブロックされたとしてもトランプルを持っているので余剰パワー分のダメージを相手に与えられます。
6/6もあるので余剰ダメージも期待できます。
ダメージを与えられればもう1つの効果につながるので、単体である程度完結しているのが嬉しいところです。
単純に「暴動の長、ラクドス」よりも高いサイズのクリーチャーは苦手ですが、そこは黒の出番。
黒にはクリーチャーを除去する効果が多くあるので、「暴動の長、ラクドス」で勝てない相手への対抗策は入れておきたいところです。
- 2コストで伝説以外のクリーチャーを破壊できる「喪心」
- 相手クリーチャーかプレインズウォーカーの追放と、回復ができる「ヴラスカの侮辱」
などなど黒には除去が多いので、「暴動の長、ラクドス」を止めうるクリーチャーが出てきたらこれらで対処できるようにしておきたいですね。
与えたダメージ分、クリーチャー呪文のコスト減少
「暴動の長、ラクドス」の真骨頂であるコスト軽減。
その軽減幅は「与えたダメージ分」と非常に大きいです。
仮に「暴動の長、ラクドス」による相手プレイヤーへの攻撃が通れば6コストの軽減。
色指定分のマナコストは減らせませんが、それでもかなりのコスト軽減が可能になります。
強力なクリーチャーもガンガン出せるようになるので、「暴動の長、ラクドス」以外にも大型クリーチャーを入れておきたいところです。
暴動の長、ラクドスのコスト軽減から出したいクリーチャー
悪魔王ベルゼンロック
「悪魔王ベルゼンロック」はコスト軽減を活かすことを考えていた時に見つけたクリーチャー。
黒2マナ含む6マナなので、「暴動の長、ラクドス」による大幅コスト軽減が期待できます。
もし軽減できなくとも、6マナなので現実的に出せるコストに収まっているのも嬉しいところです。
大型クリーチャーよろしく、こちらもサイズが6/6の飛行・トランプル。
さらに登場時には
- デッキの上から土地以外が出るまで追放していき、出たカードを手札に加える
と言う効果を持っています。
後続を加えられる効果で、さらにこの効果は
- 加えたカードのマナコストが4以上なら、効果を繰り返す
ことができます。
「暴動の長、ラクドス」と「悪魔王ベルゼンロック」の相性は良く
- 「暴動の長、ラクドス」でコスト軽減→「悪魔王ベルゼンロック」の召喚
- 「悪魔王ベルゼンロック」の効果でさらに後続を確保
という流れができれば、場に大型デーモンがガンガン並ぶ楽しいデッキになります。
「悪魔王ベルゼンロック」から「暴動の長、ラクドス」を加えることもできるので、お互いに相性が良いのも扱いやすいところ。
この辺りでデッキの方向性は
- 「暴動の長、ラクドス」と「悪魔王ベルゼンロック」を中心にした大型デーモンデッキ
という感じで固まってきました。
名演撃、ラクドス
「名演撃、ラクドス」は6/6、飛行・トランプルの大型クリーチャー。
こちらは登場時に不確定な全体除去を放てます。
登場時に、デーモン・インプ・デビル以外のクリーチャーにそれぞれコイントスを行い、裏が出たら破壊していきます。
確実性はありませんが、一気に相手の場を壊滅できる可能性もありますね。
こいつもデーモンらしく6/6の飛行・トランプル。
登場時に場を荒らした後はその恵まれたサイズで相手にプレッシャーを与えることができます。
黒のクリーチャー除去は強力ですが、単体除去と全体除去は全く別物のなので横並び相手にはまた別の対策が必要。
こうしてクリーチャーで対処していけるようにできるのはありがたいです。
「暴動の長、ラクドス」を活かすうえで考えたいのはコスト軽減効果。
どうせなら軽減したコストを利用して大型クリーチャーを出していく感じが良いですね。
「悪魔王ベルゼンロック」はマナコスト4以上のカードと相性が良く、「暴動の長、ラクドス」とのかみ合いも良いので、この2体を中心にしたデッキとするのが良さそうです。
上手くいけば、大型デーモンが並ぶ豪快なデッキになるでしょう。
暴動の長、ラクドスの短所とその補完
赤赤黒黒という色縛りの厳しさ
「暴動の長、ラクドス」は恵まれたサイズを持っていますが、弱点もあります。
その1つがマナコスト縛りの厳しさで、4マナ中全ての色が指定を受けています。
赤と黒を2マナずつ用意しなければなりません。
土地カードは基本的に1つの色のマナしか生み出せないので、「暴動の長、ラクドス」を召喚しようと思えば、沼2枚と山2枚を引いてくる必要があります。
1つのずれも許されないので、最速で「暴動の長、ラクドス」を出そうとするのは結構シビアです。
これを解決しようと思えば多色土地を利用するのが良いでしょう。
普通土地カードは1色の決まったマナしか生み出せませんが、土地の中には複数の色から選んだ色のマナを生み出せるカードもあります。
「血の墓所」はまさにそんな多色土地カードの1つで、赤か黒のマナを生み出すことができます。
選んでマナを生み出せるので、指定が厳しくとも引いた他の土地カードに合わせて色を調整していけますね。
ただし多色土地は値段が高いのが難点。
1枚1000円近くしますし、スタン落ちもあります。
便利なことは間違いないのですが、手放しで買いにくいのが困りもの。
そこで代わりの多色土地を使いましょう。
多色土地にもレア度によって効果の違うものがあり、コモンの多色土地はタップして場に出るデメリットを持っています。
テンポが遅くなるのでガチでデッキ作ろうと思えば抜けますが、代わりに安く手に入るのでとりあえずデッキ組む段階では助かります。
マジックは土地カードのバランスが難しいです。
土地自体の枚数がおかしければ必要な枚数引けませんし、複数の色を使うなら引く土地の色バランスも重要です。
多色デッキなら、土地は引けたのに色が事故った、なんてことも普通にあるので多色土地は積極的に使っていきたいですね。
相手のライフを減らさなければ召喚できない
「暴動の長、ラクドス」は相手のライフを減らしたターンしか召喚できません。
なのでデッキには相手のライフを減らしやすくする工夫が必要です。
なのでバーンカードとか入れたいところですが、そのためにマナを使ってしまうと肝心の「暴動の長、ラクドス」の召喚コストが足りなくなる恐れがあります。
そこでクリーチャーの効果や攻撃など、なるべくマナを使わずに相手のライフを削る手段を用意しておきたいところです。
確実にライフを減らしにいく「脚光の悪鬼」「火刃の芸術家」
大型クリーチャーばかり説明してきましたが、小型クリーチャーには相手のライフを減らすことに長けたクリーチャーを入れたいですね。
「脚光の悪鬼」は1マナ1/1の小型クリーチャーです。
戦力としては非常に貧弱ですが、死亡した時に相手に1ダメージを与えます。
つまり「脚光の悪鬼」で攻撃すれば、相手はブロックしてもしなくてもライフを失います。
「暴動の長、ラクドス」の召喚条件を満たすのにうってつけですね。
「火刃の芸術家」は自分のアップキープ開始時に、クリーチャー1体を生贄にすることで相手に2ダメージを与えます。
こちらは戦闘を介さずにダメージを与えられますね。
「火刃の芸術家」自身も生贄にできるので、確実にダメージを与えてくれるでしょう。
小型クリーチャーはこういったダメージを与えられるカードを入れて、速やかに「暴動の長、ラクドス」につなげたいですね。
まとめ
「暴動の長、ラクドス」のデッキについて考えてみました。
コスト軽減を活かして大型クリーチャーをバンバン出すデッキって感じですね。
デーモン達のサイズの優秀さも相まって、非常にパワフルなデッキになりそうで楽しみです。