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極光戦姫対策としての涙する悪意【ヴァンガード】

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おはようございます。しんぺいです。

久しぶりにTwitterを徘徊しています。ゾルガのデッキ構築を探しに。

採用されているカードは似たようなものが多く、ゾルガの構築も煮詰まってきているのを感じていたところ、「涙する悪意」の採用を見つけたので勉強がてらゾルガでの「涙する悪意」の立ち位置を調べていこうと思います。

 

涙する悪意について

「涙する悪意」はリアガード2体の退却をコストに、自身がソウルに入りつつカウンターチャージ1と1ドローを行います。

コストこそ重いですが、2種のコストを回復しつつ手札を減らさないと優秀な効果です。

余談ですがフレーバーテキストの言葉があまりにも強すぎることから、僕のお気に入りフレーバーテキストトップ3に入っています。

 

昔のゾルガにはよく入れていました。それこそゾルガ・ネイダールが出るより前の時代。

あの頃は盤面に出てきた「彷徨の獄竜」を処理する手段が少なく、「涙する悪意」で処理することでドロップから「彷徨の獄竜」を出し直すのに使っていました。

「彷徨の獄竜」はオーダー効果の処理中にドロップへ落ちても復活できないことは有名ですが、「涙する悪意」はコストでドロップに落とすため、落として即復活というのが許されています。

 

というわけで当時はなかなか重要でしたが、ゾルガ・ネイダールは起動効果でドロップからユニットを呼べるため、それで「彷徨の獄竜」を上書きして簡単にドロップへ落とすことができます。

また、最近は「ハーヴェスト・エルフ」の登場によりそもそも「彷徨の獄竜」が盤面に残らなくなりました。

そのため「涙する悪意」のコストの用意が難しくなり、採用は厳しくなったはず。

なので「涙する悪意」の採用には普通の採用理由とは違う何かしらの意図を感じます。

 

極光戦姫対策らしい

調べたところによると、「涙する悪意」は極光戦姫対策らしい。

これは納得しました。

極光戦姫はこっちのカードを監獄に収容してくるデッキです。

収容されたカードはオーダーゾーンに置かれ、コストを払うことでリアガードにコールできます。カウンターブラスト1で2体、ソウルブラスト1で1体コールです。

これは盤面からどけても自力で戻せることから、退却などの除去より緩いコストで複数枚の収容が可能になっています。

しかし使われる側からすると余計なコストを使わされる効果です。そして最近はコスト管理がギリギリになっているデッキも珍しくなく、結果コールを諦めて収容されるがままというのもよくあります。

 

ゾルガはというと、カウンターブラストもソウルブラストも余裕があるわけではありません。

しかし「彷徨の獄竜」を収容されると攻め手がいなくなり厳しくなります。

「ハーヴェスト・エルフ」で盤面から逃がせればいいですが、残ると収容され、ドロップに行かなくなります。

また、ドロップからの収容はこちらが選べるものの、まだ序盤であればドロップのカード自体が少なく、結果収容したくないカードを収容されられる危険性もあります。

 

というわけで収容されたカードをコールしたくはありますが、コストを払いたくない。

そんな時に「涙する悪意」が役に立ちます。

カウンターブラスト1払って2体コールし、その2体を「涙する悪意」の退却コストに充てる。

するとカウンターチャージ1入るので実質ノーコストで収容されたカードをドロップに送ることができますね。

 

また、「涙する悪意」の弱点はコストを用意するのがイマイチ安定しないところなのですが、極光戦姫相手であれば収容カードを使うことでリアガードは簡単に用意できます。

カウンターチャージ1は差し引きゼロになりますが、ソウル増えるのと1ドローは健在なので、一気に使いやすいオーダーへと変貌するでしょう。

 

というのに思い当たったので、極光戦姫対策に「涙する悪意」はなるほどなあって感じです。

 

実際のところどうなのか

「涙する悪意」は極光戦姫対策になるというのは同意なんですが、結局デッキに入れるかどうで、僕は入れないだろうなあという考えです。

なんというか、極光戦姫対策にしかならない。

極光戦姫以外の相手だと「涙する悪意」が邪魔になる可能性すらあります。

前述の通り「ハーヴェスト・エルフ」の登場で「彷徨の獄竜」は盤面に残りにくくなりました。つまりコストの用意が安定しません。

また、常に「彷徨の獄竜」が供給されるような引きであれば問題ないですが、中にはギリギリの勝負も出てきます。

リアガード無し(というかゾルガ・ネイダールの効果でパワーアップしてるユニットしかいない)状態で魔合成を始めることも当然ありますし、そういう時に「涙する悪意」は使いづらい。

退却コストの確保が安定していないので、流行りの構築に「涙する悪意」を入れるのはどうなのかなあって感じです。

 

ただしそれは身内に極光戦姫使いがいない僕の感想であって、大会で極光戦姫が幅を利かせているのであれば、充分に採用の余地はあるでしょう。

 

まとめ

「涙する悪意」についてでした。極光戦姫対策としての扱いが面白い。初期のオーダーは変わった効果を持っているものも多いですし、こういう機会に見かけるとなかなか面白いですね。

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