今週末は遊戯王最新弾CIRCUIT BREAKの発売日です。
公式から続々と収録カードが公開されていますが、ヴァレットモンスターの紹介が気になったので、紹介します。
ヴァレットモンスター概要
ヴァレットデッキは「ヴァレルロード・ドラゴン」の効果によって、各ヴァレットモンスターの、「リンクモンスターの効果の対象となった時に発動する効果」を発動させていくのが狙いです。
まさに、「ヴァレルロード・ドラゴン」を銃身、ヴァレットモンスターを弾丸に見立てています。
各モンスターの効果は次のようになっています。
《アネスヴァレット・ドラゴン》
効果モンスター 星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守2200 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。 このカードを破壊する。その後フィールドの表側表示モンスター1体を選ぶ。 そのモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。 (2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「アネスヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
《オートヴァレット・ドラゴン》
効果モンスター 星3/闇属性/ドラゴン族/攻1600/守1000 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。 このカードを破壊する。その後フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで墓地へ送る。 (2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「オートヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
《マグナヴァレット・ドラゴン》
効果モンスター 星4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守1200 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。 このカードを破壊する。その後フィールドのモンスター1体を選んで墓地に送る。 (2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「マグナヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する
《ヴァレルロード・ドラゴン》
リンク・効果モンスター リンク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000 【リンクマーカー:左/左下/右下/右】 効果モンスター3体以上 (1):このカードはモンスター効果の対象にならない。 (2):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。 この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (3):このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。 その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得る。 そのモンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られる。 テキストは全て遊戯王カードWikiより引用
では、それぞれの効果について詳しく見ていきます。
ヴァレットモンスター
ヴァレットモンスターは3体存在し、それぞれ共通した発動条件の効果を2つ持っています。
- リンクモンスターの効果の対象となった時に発動する効果
- 破壊されたターンのエンドフェイズに自身以外のヴァレットモンスターをデッキから特殊召喚する効果
「ヴァレルロード・ドラゴン」がフィールドのモンスターを対象とする効果を持っているので、ヴァレットモンスターは「ヴァレルロード・ドラゴン」と並べることで、その効果をいつでも発動することができます。
「ヴァレルロード・ドラゴン」が引き金となり、弾丸の効果が発動する様子はまさに銃が弾丸を発射するのを再現しています。
3種類のヴァレットモンスターの効果はそれぞれ以下のようになっています。
「マグナヴァレット・ドラゴン」・・・自身を破壊し、その後、フィールドのモンスター1体を墓地へ送る
「オートヴァレット・ドラゴン」・・・自身を破壊し、その後、フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送る
「アネスヴァレット・ドラゴン」・・・自身を破壊し、その後、フィールドのモンスター1体の攻撃と効果を封じる
注目すべきは全て対象を取らない効果というところでしょう。
これによって、相手はこの弾丸をチェーンで回避することも困難になります。
特に、「マグナヴァレット・ドラゴン」は「対象を取らない、破壊以外の除去」です。
ほぼ確実に相手のカードを除去できるでしょう。
各カードに対応できるため、状況に応じたヴァレットモンスターを用意することで、相手を牽制できます。
また、この効果を使うことで、エンドフェイズに別のヴァレットモンスターを特殊召喚できるので、次のターンに弾丸が尽きることはありません。
「ヴァレルロード・ドラゴン」
「ヴァレルロード・ドラゴン」はモンスター効果の対象にならないので、場持ちが良いです。
また、自身から攻撃した際に、相手モンスターのコントロールを得る効果もあるので、対モンスターにはとても強いです。
そして、中心となるのが、モンスターの攻撃力を下げる効果。
フリーチェーンで相手ターンにも発動でき、相手の効果の発動を許さないので、確実に効果を発動できます。
単純な戦闘補助にも使えるほか、ヴァレットモンスターを対象にすることで、様々な効果を引き出せます。
ヴァレットモンスターの効果を存分に発揮するのに欠かせないモンスターです。
「ヴァレルロード・ドラゴン」を出すまで
ヴァレットデッキが真価を発揮するのは「ヴァレルロード・ドラゴン」とヴァレットモンスターが場に揃ってからです。
しかし、ヴァレットモンスター自体には大した展開力は無く、リンク4の「ヴァレルロード・ドラゴン」をリンク召喚するのはかなり厳しいです。
そこで、ヴァレットデッキには、ヴァレットモンスター以外に、「ヴァレルロード・ドラゴン」を出すためのカードが必要となります。
スケープゴート
トークンを4体出せるので強力。しかし、「ヴァレルロード・ドラゴン」には効果モンスターが3体以上必要なので、このままでは素材に使えない。「リンク・スパイダー」2体と「プロキシー・ドラゴン」を先に出す必要があります。
BF-朧影のゴウフウ
自身を特殊召喚し、トークンを2体出せる。これも、先にトークンを素材に別のリンクモンスターを出しておく必要があります。
タツノオトシヤ
自身のレベルを下げ、トークンを最大3体出せる。これもトークンを素材にして、別のリンクモンスターを用意しましょう。
こんなところでしょうか。
ヴァレットモンスターと「ヴァレルロード・ドラゴン」の関係がはっきり銃と弾丸を表しているところがおもしろいです。
ただ、「ヴァレルロード・ドラゴン」を出すまでが、ヴァレットだけでは厳しいのが少し残念ですね。
剛鬼ヴァレットとか、出そうと思えばやりようはあるみたいですが、ちょっとイメージが合いません。
アニメで使われるテーマなので、今後にも期待出るのは救いです。
おもしろい動きをするテーマには違いないので、興味の湧いた人はぜひ作ってみましょう。