今回紹介するのはF.A.(フォーミュラアスリート)です。
F.A.はレースをモチーフとするテーマです。F-1とかミニ四駆とかを連想させてくれます。
F.A.モンスターは自身のレベルが上がるごとに強くなっていきます。条件を満たすごとにレベルは上がっていきます。レベル上昇による強化をレースの加速と例えているのかもしれません。
今回はそんなF.A.のカード紹介とデッキの組み方を考えていきたいと思います。
カード紹介
F.A.モンスターは2体います。「F.A.ハングオンマッハ」と「F.A.ソニックマイスター」です。
《F.A.ハングオンマッハ/F.A. Hang On Mach》
効果モンスター 星4/風属性/機械族/攻 0/守1800 (1):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×300アップし、 このカードのレベルよりも元々のレベルまたはランクが低い相手モンスターが発動した効果を受けない。 (2):「F.A.」魔法・罠カードの効果が発動した場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。 このカードのレベルを1つ上げる。 (3):このカードのレベルが7以上の場合、 相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
《F.A.ソニックマイスター/F.A. Sonic Meister》
効果モンスター 星4/風属性/機械族/攻 0/守1000 (1):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×300アップし、 このカードのレベルよりも元々のレベルまたはランクが低い相手モンスターとの戦闘では破壊されない。 (2):「F.A.」魔法・罠カードの効果が発動した場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。 このカードのレベルを1つ上げる。 (3):このカードのレベルが7以上の場合、 このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
F.A.モンスターは共通した効果を持っています。
1つは攻撃力が自身のレベル×300アップし、自身のレベルより低いレベル・ランクのモンスターに強くなる効果
2つ目は「F.A.」魔法・罠の効果が発動した時に自身のレベルが1つ上がる効果
3つ目が自身のレベルが7以上の時に固有の効果を得る効果です。
「F.A.ハングオンマッハ」は自身のレベルが7以上のとき、相手の墓地へ送られるカードを除外できます。
除外できるカードは種類を問わず、またどこから墓地へ送られても除外できるので、除外を利用しないデッキが相手の場合、相手の動きを強く制限できます。
しかもこの効果が有効であるということはレベルが7以上ということなので、レベル・ランク7以下のモンスターが発動した効果を受けません。
そう簡単にはやられないので、相手の妨害に強く貢献してくれます。
「F.A.ソニックマイスター」は自身のレベルが7以上のとき、2回攻撃ができます。
この時、攻撃力は少なくとも2100はあるので、このカードだけで4200ものダメージを与えられます。
「リミッター解除」を使えば、攻撃力4200以上で2回攻撃できるので、1ターンで相手のライフを削り切ることも夢ではありません。
《リミッター解除/Limiter Removal》
速攻魔法(制限カード) (1):自分フィールドの全ての機械族モンスターの攻撃力は、ターン終了時まで倍になる。 この効果が適用されているモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
F.A.魔法・罠には魔法カードが2種類存在します。フィールド魔法の「F.A.サーキットGP」と、速攻魔法の「F.A.ダウンフォース」です。
「F.A.サーキットGP」は何回も効果を発動させることができるフィールド魔法です。
《F.A.サーキットGP/F.A. Circuit Grand Prix》
フィールド魔法 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 フィールドの「F.A.」モンスターのレベルはバトルフェイズの間だけ2つ上がる。 (2):1ターンに1度、自分の「F.A.」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。 (3):フィールドの表側表示のこのカードが効果で破壊された場合に発動できる。 デッキから「F.A.サーキットGP」以外の「F.A.」カード1枚を手札に加える。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
F.A.モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に1枚ドローできます。
手札の増強と、F.A.モンスターのレベルアップが同時に行えます。この効果を発動させればさせるほど、自分のF.A.モンスターを強化できるので、このフィールド魔法を発動させた状態で相手モンスターを戦闘破壊するのが、まずはF.A.デッキで目指すこととなります。
バトルフェイズ中にF.A.モンスターのレベルを2つ上げる効果も持っています。
これによって、F.A.モンスターのレベルが6になるので、攻撃力を底上げすることができます。バトルフェイズ中しか上がらないので、「F.A.ハングオンマッハ」の除外効果との相性は微妙ですが、「F.A.ソニックマイスター」の2回攻撃との相性は良いです。
「F.A.サーキットGP」が破壊されると、デッキからF.A.カードを手札に加えられます。
自分で破壊しても発動するので、メタルフォーゼなどの自分のカードを破壊できるカードを使って能動的に発動させることも可能です。
また、この効果でもF.A.モンスターのレベルは上がるため、「F.A.ハングオンマッハ」のレベルが6のときに、サイクロンなどで相手ターンに「F.A.サーキットGP」を破壊してレベル7にし、除外効果を発動させるという戦法も考えられます。
「F.A.ダウンフォース」はF.A.モンスターのレベルを一気に上げることができます。
《F.A.ダウンフォース/F.A. Downforce》
速攻魔法 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドの「F.A.」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ上げる。 (2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、 自分フィールドの「F.A.」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ上げる。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
効果によって2つ、F.A.モンスター自身の効果で1つレベルが上がるため、一気にレベルを3つ上げることができます。
レベル4のF.A.モンスターが一気にレベル7へ到達するので、固有効果を発動させることができます。
相手ターンに「F.A.ハングオンマッハ」の除外効果を有効にすることができますし、「F.A.ソニックマイスター」は2回攻撃できるようになるので、一気に攻撃することができます。
また、墓地から除外することで同じ効果をもう一度使うことができます。
墓地へ送られたターンには使えないのでこのカードだけで1ターンに2回使うことはできませんが、それでも十分です。
墓地で見えているので奇襲性はなくなりますが、手札の損失無くF.A.モンスターのレベルを上げることができるのが強力です。
デッキの組み方
F.A.デッキを組むのに必要なカードは何でしょうか?
現状、F.A.モンスターは2種類と少なく、手札に来にくいです。
なので、「クリッター」でサーチして手札に加えることが考えられます。
《クリッター/Sangan》
効果モンスター 星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。 デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。 このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
見た目的にちょっと合わないのが気になりますが、F.A.モンスターは攻撃力0なので、状況に応じてどちらでも手札に加えることができます。
また、「F.A.サーキットGP」のサーチ効果を積極的に使うことも考えられます。
自分のカードを破壊できるメタルフォーゼは使いやすいです。
メタルフォーゼ共通効果
(1):1ターンに1度、このカード以外の
自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから
「メタルフォーゼ」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
また、ペンデュラム召喚でF.A.を場に並べることもできます。イラスト的にも合っているかもしれません。
場に出したF.A.モンスターが強化されるのはF.A.魔法・罠の効果が発動した時です。
最も多く頼ることになるのは「F.A.サーキットGP」のドロー効果だと考えられます。場に残って何回も発動することが期待できるからです。
そのため、戦闘補助カードは入れたいところです。
戦闘で相手を破壊すれば「F.A.サーキットGP」の効果で1枚ドローできるので、手札の損失を軽減できます。手札の消費を気にせず戦闘補助カードを使っていきましょう。
「月鏡の盾」は装備モンスターが戦闘で相手を倒しやすくなります。
《月鏡の盾/Moon Mirror Shield》
装備魔法 (1):このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。 装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、 戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。 (2):表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、 500LPを払って発動する。 このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
装備カードなので使い減りせず、何回でも使えるのが魅力的です。
強化されたF.A.モンスターはモンスターには強いですが、魔法・罠には無力です。
魔法・罠対策は入れておきたいところです。「禁じられた聖槍」は魔法・罠対策として便利です。
《禁じられた聖槍/Forbidden Lance》
速攻魔法 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、 このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
攻撃力ダウン効果のおかげでこちらの戦闘補助にも使うことができます。
序盤でのF.A.モンスターの戦闘補助から、強化されたF.A.モンスターの防御まで、このデッキでの役割は広いです。
まとめ
F.A.についてまとめてみました。
少ない枚数ながらも、テーマとしての動きがはっきりしているおかげで、しっかりとしたデッキが組めそうです。
徐々にレベルを上げていく、というのが加速をイメージさせていて面白いですね。
加速を終えたF.A.モンスターが効果をフルに発揮して活躍するような戦い方を目指してデッキを組んでいきたいところです。