今回はヴァンガードの退却についてです。
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」の効果で、ついにヴァンガードが退却できるようになりました。
代わりにライドさせる効果があるものの、状況によってはヴァンガードがいなくなる状況が出てきます。
今回はヴァンガードがいなくなったときの処理について説明します。
ヴァンガードの退却
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」によって、ヴァンガードが退却できるようになりました。
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」の効果は以下の通りです。
獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ
グレード4 パワー25000+ ドラゴンエンパイア ゼロスドラゴン
究極超越
【自】:【カウンターブラスト2】このユニットがヴァンガードサークルに登場した時、コストを払ってよい。払ったら、相手のユニットすべてを退却させ、表でバインドし、相手は自分の手札から3枚選び、2枚捨て、1枚をヴァンガードサークルにスタンドでライドする。(ヴァンガードも退却し、手札がないならソウルからライドする。どれもできないなら敗北)
ヴァンガードを含む全てのユニットを退却させ、相手の手札から1枚ヴァンガードにライドさせます。
この効果では、退却したヴァンガードの代わりに相手の手札から新たなヴァンガードが登場するため、ヴァンガードがいなくなることは通常ありません。
しかし、状況によってはライドするヴァンガードが用意できないということもあります。
どういった状況でヴァンガードがいなくなるのかを説明していきます。
ヴァンガードがいなくなる?
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」は手札を2枚捨てさせ、1枚をヴァンガードにライドします。
なので、相手の手札が2枚以下なら、相手は手札からライドさせるユニットがいないということになります。

相手は自分のターンにトリプルドライブを行うため、手札が3枚はあることが多いです。
相手の手札が3枚の時に、「忍竜 シラヌイ」の超越スキルを使い、その後「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」の効果を使うことで、相手の手札を2枚にできます。
この場合、「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」の効果のカッコ書きの部分に従い、ソウルからライドすることになります。
しかし、ソウルを多用するデッキの場合、ソウルもないことがあります。
その場合、ヴァンガードが用意できなくなるため、敗北となります。
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」は特殊勝利カードでもあるわけです。狙えるかどうかはともかくとして。
ルール処理上の話
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」の効果には、ヴァンガードを退却させ、手札からライドできない場合の処理がカッコ書きで書いてありますが、これは「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」だけに限った話ではありません。
どういうことかというと、総合ルールで、ヴァンガードがいなくなった場合の処理が決まっているのです。
9.5. ヴァンガードがいなくなった時の処理
9.5.1. なんらかの理由で、ヴァンガードサークルにヴァン ガードが1枚も置かれていない状態となった場合、そ のファイターは自身のソウルに置かれているカードの 中から1枚を選択し、それにライドします。
9.5.1.1. ヴァンガードが1枚も置かれておらず、ソウル にもカードが1枚もないファイターは、ルール処理に より敗北します。
※カードファイト‼ヴァンガード 総合ルールより引用
まず、ヴァンガードがいなくなった場合、ソウルから1枚選んでライドします。
そして、ヴァンガードがいなくなったにも関わらず、ソウルもない場合は敗北ということになります。
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」のカッコ書きはこのルールから来ているのです。
感覚的には呪縛とかに書いてあるカッコ書きと同じ感じでしょうか。
ルール的に決まってることだけど、わざわざ書いてくれていることでわかりやすい、みたいなことです。
手札もなく、ソウルもないという状況はかなり珍しいため、実際にこのルールをどれだけ使うことになるかはわかりませんが、知っておいて損はないでしょう。
まとめ
ヴァンガードが退却した時の処理についてまとめました。
「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」の登場をきっかけに、これからヴァンガードの退却が増えていくことも考えられます。
ソウルからライドとか、敗北になるとか、実際にどれだけあるかは分かりませんが、ルール上の処理については覚えておいて損はないでしょう。
ヴァンガードでは他にも様々なルールがあります。
【ヴァンガード】ルール解説まとめページでは気になるルールを個別にまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。