今回は2018年3月14日のカードファイト!!ヴァンガード新シリーズ制作発表会で発表された情報をまとめていきます。
新システムの公開や新しいトリガーなど、今までのヴァンガードから何かが変わりそうな感じです。
新情報
新情報については大きく分けて5つあります。
- クランタイプの設定
- 新システム「イマジナリーギフト」
- 新トリガー
- 効果テキスト表記のリニューアル
- ルール改定
1つずつ詳しく見ていきます。
3つのクランタイプ
今回、新しく各クランには以下の3つのタイプのいずれかが設定されました。
- フォース
- アクセル
- プロテクト
の3つです。
フォースは攻防一体のバランスタイプ、アクセルは攻撃重視、プロテクトは防御重視との触れ込みです。
では、これらのタイプが設定されたことでどうなるのかということで、新システム「イマジナリーギフト」が関わってきます。
イマジナリーギフト
イマジナリーギフトとは、「ギフトマーカー」と呼ばれるカードを使用する新システムです。
「ギフトマーカー」はファイト中に使用する新しい種類のカードです。
ゲーム開始時にはメインデッキやGゾーンと分けて置き、ギフトアイコンを持つグレード3のユニットがライドした時に「ギフトマーカー」を使うことができます。
「ギフトマーカー」にはフォース、アクセル、プロテクトの3種類があり、各クランはそれぞれ設定されているクランタイプと同じ「ギフトマーカー」が使えます。
それぞれの「ギフトマーカー」の特徴について見てみましょう。
フォース
フォースのギフトマーカーを使うと、そのギフトマーカーを自分のヴァンガードサークルまたはリアガードサークルに置くことができます。
フォースが置かれているサークルのユニットは自ターン中、パワー+10000されます。
フォースの置かれているサークルにのみ効果を及ぼします。遊戯王で言うところのフィールド魔法みたいなものと思えばいいかもしれません。
ヴァンガード、リアガード関係なく好きなユニットのパワーを上げられるため、最もオーソドックスな効果と言えます。
アクセル
アクセルのギフトマーカーを使うと、そのギフトマーカーは左前列のリアガードサークル隣のに置かれ、新しい前列のリアガードサークルとなります。2枚目のギフトマーカーを使えば右に、3枚目を使えば左の追加されたサークルのさらに隣に・・・という風になります。
さらにアクセルのギフトマーカーが置かれているユニットのパワーは自ターン中+10000されます。
前列そのものを増やせるため、カード効果に頼らずに3回以上の攻撃が可能になります。
プロテクト
プロテクトのギフトマーカーを使うと、そのギフトマーカーは手札に加わります。
プロテクトのギフトマーカーは手札のカードとして扱いますが、ユニットではありません。
守護者として扱い、ガードに使用できます。また、手札コストとして使用することもできます。
プロテクトのテキストが正確に把握していないため不明ですが、「完全ガードと呼ばれる守護者となる」と言われていることから、完全ガードが手札に加わる効果とざっくり考えてよさそうです。
守りのカードを手札に加えられるため、防御重視の効果と言えますね。
新トリガー
新しいトリガーとして、前(フロント)トリガーが追加されました。
クリティカル増加やドローなどの特別な効果を持たない代わりに、前列のユニット全てにパワー+10000することができます。
今までのトリガーと比べるとパワーアップの量が段違いです。
また、前列そのものを増やすことのできるアクセルのギフトマーカーとの相性が良いです。
また、トリガーのパワーアップ量が見直されています。
クリティカルトリガーやドロートリガーも、今までパワー+5000だったものがパワー+10000になっていたりと、基礎パワー的な面での調整が見られます。
シールド値の見直しも図られています。
グレード1や2のユニットでもシールド値10000あったり、クリティカルトリガーのシールド値が15000になっていたり。
効果の基準も変わっていて、今まではグレード2でパワー10000と言えば効果なしか、デメリット効果とメリット効果を持ち合わせているものでしたが、パワー10000でメリット効果のみ持っているものも登場しています。
グレード3でパワー13000でデメリット効果なしになっていたりもしているので、パワーの見直しが図られていると言えます。
テキスト表記のリニューアル
効果そのものではなく、効果の書き方が変わっています。
今まで、カウンターブラストやソウルブラストなどには全てアイコンが割り当てられていました。
これらのアイコンが全て文字表記に変わっています。
主なアイコンの表記変更は以下の通りです。
- カウンターブラスト → Cブラスト
- ソウルブラスト → Sブラスト
- ソウルチャージ → Sチャージ
- カウンターチャージ → Cチャージ
ソウルチャージとソウルブラストのアイコンは見分けがつきにくいとか始めたばかりの頃は思っていましたが、これでだいぶわかりやすくなりました。
このブログでの表記もそのうち新テキストに合わせていくと思います。
ルール改定
ルール改定が行われ、2018年5月施行となります。
主な変更点は以下の3つです。
- マリガン(スタンドアップ前の手札入れ替え)
- Gアシスト
- ガーディアンのコール
- 超越の条件
どれもファイトの根っこの部分のルールですね。
1つずつ見ていきます。
マリガン
今までマリガンはいらない手札をデッキに戻し、その数だけ引き直していました。
ルール改定後はいらない手札はデッキの下に置き、その後、引き直しを行います。
いらないカードをデッキの下に置いて引き直すことで、戻したいらないカードを再び引いてしまうことがなくなります。
Gアシスト
今までのGアシストはデッキの上から5枚見てライドした後、手札とGゾーンを2枚ずつゲームから取り除いていました。
ルール改定後は手札のみ2枚ゲームから取り除くようになります。
Gゾーンを取り除く必要がなくなったので、GアシストのせいでGゾーンの選択肢が減ってしまった・・・なんてことがなくなります。
ガーディアンのコール
ガーディアンのノーマルコールについてのルールが変更となりました。
今までは、ガーディアンサークルに手札からガーディアンをノーマルコールする場合には、自分のヴァンガードのグレード以下のユニットしか出せませんでした。
ルール改定後はヴァンガードのグレードに関係なく、手札からガーディアンをノーマルコールできるようになります。
序盤にガードできないということは減りますし、ヴァンガードのグレードを下げる効果を受けてもガードができるようになりました。
超越の条件
今まで超越の条件はお互いのヴァンガードがグレード3である必要がありました。
ルール改定後はこれに加えて、ターン開始時に自分のヴァンガードがグレード3であれば超越できるようになりました。
お互いのヴァンガードがグレード3か、自分がグレード3になって1ターン待つ、のどちらかを満たせば超越ができるようになります。
最も大きな影響はG2止めでしょうね。
お互いグレード3にならずとも超越ができるようになったので、G2止めでファイトが停滞することもなくなります。
新システムについて
公式サイトによると、今回のテーマは「シンプル」、「スピーディ」、「キャラクター」。
いくつかの変更がありましたが、裏にはこのような考えが見え隠れしているのが分かります。
新システムに合わせた体験デッキの内容が公開されていますが、全体的にテキストはシンプルな効果ばかりです。体験デッキというせいもあるでしょうが。
また、Gユニットに超越してからが本番という現状を変えようとしているのか、GB持ちは一切出てきませんし、GBもありません。
グレード3ライド時から使える「イマジナリーギフト」のおかげで、ゲームスピードはさらに速まるでしょう。
ヴァンガードG以降は超越以降の派手さがある反面、序盤は流すだけみたいな感じはあったので、こういった部分を見直しているのかもしれません。
「キャラクター」に関しては、新レア度もあるのでしょうか。
ただ僕はグレード3がメインとなる(かもしれない)これからの商品展開にキャラクター性を感じます。
Gユニットの登場以降、グレード3はデッキの顔というよりも単なる踏み台のような印象がどうしてもありました。
グレード3の進化形態のGユニットが出ることでそれも解消してはいましたが、色々なユニットから選んで超越するという現状はどうしてもデッキの顔が固定され辛くなっています。
もしかすると新シリーズは1体のグレード3で戦い続けるというコンセプトがあるのかもしれません。まあ「イマジナリーギフト」が再ライド推奨みたいな効果なので考えすぎかもしれませんが。
まとめ
新シリーズをざっくりとまとめてみました。
新しい情報というのは良いものですね。無性にわくわくします。
「イマジナリーギフト」と新トリガーが今のところ注目ですね。基礎パワーの見直しも大きそう。
今はまだ体験デッキの内容しか分かりませんが、これからトライアルデッキが出たり、パックが出たりすることで色々と分かってくると思います。
詳細が分かっていないこともあるので、今はまだ新情報を楽しみにしながら様子を見ておくことになるでしょう。
これからどうなるかが楽しみですね。