スタンダード構築のメガコロニーデッキを組んでみたので紹介していきます。
スタンダードより前ではスタンド封じやコール制限といった妨害をメインにしていたメガコロニーですが、スタンダード構築では少し変わった能力を手に入れていますね。
デッキの組み方も大きく変わっているので、現状での構築をまとめていこうと思います。
「メガコロニー組みたいけどどう組んだらいいか分からん」という人の参考になれば幸いです。
メガコロニーデッキレシピ
グレード3 9枚
マシニング・スパークヘラクレス ×4
マシニング・スターグビートル ×3
デスワーデン・アントリオン ×2
グレード2 10枚
ブラッディ・ヘラクレス ×4
マシニング・マンティス ×4
ウォーター・ギャング ×2
グレード1 14枚
マシニング・ホーネット ×4
スパイトフル・ホッパー ×4
小隊長バタフライ・オフィサー ×4
ファントム・ブラック ×2
グレード0 17枚
マシニング・ワーカーアント ×1 (FV)
シャープネル・スコルピオ ×4 (クリティカルトリガー)
シェルタービートル ×4 (クリティカルトリガー)
パラライズ・マドンナ ×4 (ドロートリガー、完全ガード)
治療戦闘員 ランプリ ×4 (ヒールトリガー)
デッキ構築で意識したこと
①アドバンテージの獲得
メガコロニーといえば妨害というイメージですが、The Destructive Roarのカードリストを見る限り、妨害効果を持ったカードはかなり少ないです。
「マシニング・スパークヘラクレス」は相手ユニットのパワーダウンによる妨害という新しい効果を持っており、もちろんこのデッキでも「マシニング・スパークヘラクレス」をメインとしています。
しかし、それ以外では後列のスタンド封じと相手ユニットの移動が少しと、妨害効果の量としてはとても控えめです。
代わりに「マシニング・マンティス」などのデッキからグレード3を持ってくる効果を多く獲得しているので、こちらを活かす構築にしようと考えました。

グレード3を持ってきて何がしたいかというと、やりたいことは大きく分けて2つあります。1つは「マシニング・スパークヘラクレス」へのライド。もう1つは「マシニング・スターグビートル」の効果の使用です。
「マシニング・スパークヘラクレス」へのライドは当然行っていかなければなりません。

相手ユニット全体のパワーを下げるという攻防一体の効果はとても強力です。メガコロニーの他のカードに妨害効果も少ないことを踏まえると、もはや妨害系統の効果は「マシニング・スパークヘラクレス」だけでいいのではないかと考えるほどです。
「マシニング・スパークヘラクレス」の効果については【ヴァンガード】マシニング・スパークヘラクレスの効果と使い方 メガコロニーデッキの新たな柱について別途解説しています。効果が強いので絶対「マシニング・スパークヘラクレス」を手札に確保しておきたいのです。
「マシニング・スターグビートル」も手札に確保したいユニットです。

「マシニング・スターグビートル」の効果はとても強力です。
スタンダード構築のヴァンガードではほとんどの場合「カウンターブラスト1=1アドバンテージ」です。カウンターブラスト1を払うことで1枚ドローしたり1枚退却させたり、1枚分得をします。
しかし、「マシニング・スターグビートル」はカウンターブラストを使わずに2体のユニットを呼び出すことができます。
呼び出す場所はソウルからなので実質ソウルブラスト2ですし、レストしているので攻撃に参加できないとはいえ破格の効果と言えます。
しかもレストしてコールしたユニットは「マシニング・スパークヘラクレス」の効果でスタンドさせられるので即攻撃に参加できます。
「マシニング・スパークヘラクレス」との組み合わせによって「マシニング・スターグビートル」は登場時にソウルからコスト無しで2体コールできる効果を持つようになると言っても言い過ぎではありません。
大きく場のカード枚数を増やすことができ、「マシニング・スパークヘラクレス」の味方ユニットのパワーアップ&相手ユニットのパワーダウン効果と合わせて総攻撃を仕掛けられます。
以上から、このデッキでの基本的な動きは次のような感じです。
序盤は「マシニング・ホーネット」「マシニング・マンティス」などのグレード3を手札に加える効果を使って手札に「マシニング・スパークヘラクレス」「マシニング・スターグビートル」を揃える。
「マシニング・スパークヘラクレス」の効果が使えるようになったら「マシニング・スターグビートル」の効果で盤面を増やした後に「マシニング・スパークヘラクレス」の効果を使用。増えたユニットを使って攻撃を仕掛けていきます。
3回の攻撃とはいえかなりのパワーで攻撃することができるので相手の手札を大きく削ることができます。
②コストの確保
メガコロニーデッキはコストの消費が激しいです。
カウンターブラストは「マシニング・スパークヘラクレス」で2ずつ使っていきますし、ソウルは「マシニング・スターグビートル」が減らすほか、ソウルブラストをコストとするユニットも多数います。
そのため、コストの確保は重要です。幸いメガコロニーにはカウンターチャージ手段が多く用意されています。
最もコスト回復として優秀なのが「小隊長バタフライ・オフィサー」です。

カウンターチャージに加え、ソウルが増え、ユニットをパワーアップさせることができます。
パワーアップさせたユニットはソウルへ行くので「マシニング・スターグビートル」で再利用することも可能です。
また、グレード3を対象に効果を使えばグレード3がソウルへ行くため、「デスワーデン・アントリオン」のコストにできます。
優秀な効果ですが、パワーアップさせたユニットがソウルへ行く都合上、場から1枚カードが消えます。「マシニング・スターグビートル」の効果を使ってしっかり盤面を増やしておきましょう。
「ブラッディ・ヘラクレス」と「スパイトフル・ホッパー」はどちらもカウンターチャージができますが、ソウルを使う効果です。
ソウルは「マシニング・スターグビートル」の効果で必要になるのでむやみにソウルブラストをするべきではありませんが、ソウルを確保する手段もあります。
「マシニング・スパークヘラクレス」の効果はしっかりと使っていきたいので、カウンターブラストは確保できるように動きましょう。
「ブラッディ・ヘラクレス」はヒット時効果でのカウンターチャージのため頼りすぎるのは禁物。「スパイトフル・ホッパー」は表のカードが残っていればカウンターチャージできないので「マシニング・スパークヘラクレス」の効果と微妙にかみ合わせが悪いです。カウンターブラスト1残っている状態では「スパイトフル・ホッパー」のカウンターチャージが使えません。「マシニング・スパークヘラクレス」の効果を使いにいくという使い方はできないのです。
どちらも「マシニング・スパークヘラクレス」の効果を使うためにカウンターチャージするというよりも「マシニング・マンティス」など他でカウンターブラストを使うユニットが「マシニング・スパークヘラクレス」の邪魔をしないようにするために効果を使っていくというイメージです。
③フィニッシュ手段
「マシニング・スパークヘラクレス」の効果は強く、かなりのパワーで相手を攻撃できますが、そこはプロテクトのクラン。パワーだけならフォースのクランが強いですし、アクセルのように攻撃回数が多いわけではなく、3回しか攻撃できません。
なにかフィニッシュ手段としての一手を用意する必要があります。
そこで登場するのが「デスワーデン・アントリオン」です。

自身のパワーとクリティカルを大きく上げ、守護者でのガードを封じます。
ガードするにはシールド値で上回らないといけないのでかなりの手札を削れます。
ここに「マシニング・スパークヘラクレス」「小隊長バタフライ・オフィサー」のパワーアップや「ファントム・ブラック」のガード制限を合わせることで、ガードさせずフィニッシュに持っていきます。
かなり強力な「デスワーデン・アントリオン」ですが、コストが厳しいです。
グレード3をソウルブラストするほかに手札を2枚捨てなければならないのでここぞという時にしか使えません。
グレード3をソウルに入れるには一工夫必要で、再ライドするか「小隊長バタフライ・オフィサー」の効果でグレード3を対象にする必要があります。
手間はかかりますが、フィニッシュまでには「デスワーデン・アントリオン」の効果を使えるようにしておきたいのでどちらかはしておきましょう。
「小隊長バタフライ・オフィサー」の効果でグレード3をソウルに入れる方法はおすすめです。対象は「マシニング・スターグビートル」が良いですね。
「マシニング・スターグビートル」は登場時効果しか持っていないので次のターンにはいらなくなります。効果を使った後は「小隊長バタフライ・オフィサー」の効果でソウルに送ってしまいましょう。
「デスワーデン・アントリオン」は必要なカードですが、採用枚数は少なめで大丈夫です。
序盤手札に来ても役に立たず終盤までに1枚手札にくればいいことと、「マシニング・マンティス」「マシニング・ホーネット」がデッキからグレード3を持ってこれるのである程度少なくても手札に来ることが期待できます。
まとめ
メガコロニーデッキについてまとめました。
「マシニング・スパークヘラクレス」がとにかく強力です。VRを名乗るだけのことはありますね。
序盤は「マシニング・マンティス」「マシニング・ホーネット」で下準備。「マシニング・スパークヘラクレス」のライド後は「マシニング・スターグビートル」と合わせて高パワーで攻撃していく。その過程でソウルにグレード3を用意し、最後は「デスワーデン・アントリオン」でフィニッシュというのが理想的な流れです。
イラストもとてもかっこいいのでぜひともメガコロニーを組んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに僕は「マシニング・スパークヘラクレス」をSVRで揃えてしまいました。値段はかかりましたがかっこいいので後悔はしていません・・・。
マジでかっこいいメガコロ作った甲斐がある(値段から目をそらしながら) pic.twitter.com/ZKWtbl2Jqm
— しんぺい (@shinpeicardnews) 2018年6月30日
ずらずらと書きましたが、メガコロニー構築の参考になれば幸いです。
The Destructive Roarの他のクランについては【ヴァンガード】予習しよう! The Destructive Roar(ザ・デストラクティブ・ロアー)のたちかぜ・スパイクブラザーズ・メガコロニーでまとめています。
メガコロニーの個別のカードについては別途まとめています。
・【ヴァンガード】メガコロニーデッキの役立つプレイング① ブラッディ・ヘラクレスの使い方
・【ヴァンガード】メガコロニーデッキの役立つプレイング② 小隊長バタフライ・オフィサーの使い方
・【ヴァンガード】初見からの印象が変わったカード達 メガコロニー編