今回はリアニメイトネクロの紹介です。
特にローテーション(神々の騒嵐~起源の光、終焉の闇)でのリアニメイトネクロを組む時の考え方や、必要なカードについて詳しく解説していきます。
リアニメイトネクロを組もうとしている方はぜひ参考にしてみて下さい。
リアニメイトネクロとは
リアニメイトネクロとは、ネクロマンサー専用能力であるリアニメイトを軸に戦うネクロマンサーデッキのことです。
リアニメイトとは、バトル中に破壊されたフォロワーと同じフォロワーを場に出す能力のことです。
一度破壊されたフォロワーを何度も復活させることができます。破壊されたフォロワーを操るその姿はまさしくネクロマンサーといったところです。
死者を操る者を意味するネクロマンサーの名にふさわしく、リアニメイトネクロはネクロマンサーの中でも最もネクロマンサーらしいデッキと言えます。
リアニメイトネクロでやりたいこと
リアニメイトネクロでやりたいことはフォロワーの復活です。
ただ復活させるだけではありません。リアニメイト効果によって、普通に場に出すよりも低いコストでフォロワーを出すことができるのです。つまり、あらかじめ破壊しておけば、普通なら出せないような早い段階で強力なフォロワーを出すことができるということです。
例えば、コスト8の「死竜の使い手」はファンファーレ能力でリアニメイト10が行えます。
つまり、PP8の段階でコスト10のフォロワーを場に出すことができるのです。
このように、リアニメイトによるフォロワーの早出しを利用して、早い段階で強力なフォロワーを呼び出すのがリアニメイトネクロです。
今回リアニメイトさせるのはコスト10の「ゼウス」です。
ゼウス
進化前 10/5/10
疾走 必殺 守護
進化後 10/7/12
疾走 必殺 守護
高いスタッツと疾走、必殺、守護を併せ持つ強力なフォロワーです。
リアニメイトで復活させても全ての効果を問題なく使えるため、今回のローテーションのカードプールの中でも最もリアニメイトさせるのに向いています。
必要なカードとは?
葬送
リアニメイトさせるフォロワーは一度場に出て破壊される必要があります。
しかし、正規のPPを払って場に出していたのでは、リアニメイトによる早出しができません。
そこで使うのが葬送です。
葬送はネクロマンサーが持つ能力で、手札のフォロワーを無条件で場に出し、破壊させます。
これだけでは単に手札を減らしただけですが、ネクロマンサーのフォロワーは葬送を条件として様々な効果を発動できます。
今回採用する葬送が可能なフォロワーは「陰鬱な死霊術師」と「常闇の梟」です。
どちらも葬送の後に手札を補充できるので、手札を減らさずに葬送できるのと同時に、デッキを回転させ、欲しいカードを引きやすくできます。
陰鬱な死霊術師
進化前 2/2/1
ファンファーレ 葬送 したなら、カードを1枚引く。
進化後 2/4/3
「陰鬱な死霊術師」は葬送を行える2コストフォロワーです。
葬送後に1ドローできるので、葬送したいフォロワーがいなくとも、手札交換を目的として気軽に使っていけます。
常闇の梟
進化前 3/3/2
自分が葬送 するたび、自分のリーダーを1回復。
ファンファーレ 葬送 したなら、ネクロマンサー・フォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
進化後 3/5/4
自分が葬送 するたび、自分のリーダーを1回復。
「常闇の梟」も手札を入れ替えつつ葬送ができるフォロワーです。
単なるドローではなく、ネクロマンサー・フォロワーをデッキから手札に加える効果なので、アタッカーを引きやすくなっています。
葬送するたびに回復する効果も使い勝手が良く、序盤からダメージを与えてきた相手に対して強く働きます。
葬送を行うカードはできるだけ使いやすいものを採用しましょう。
葬送自体は自分の手札を減らす行為なので、むやみに使うのではなく、今紹介したような手札の減らないものを使うといった工夫が必要です。
リアニメイト能力を持つカード
「ゼウス」をリアニメイトさせるカードとして採用しているのが「死竜の使い手」と「永劫を求む者・ケリドウェン」です。
どちらもPP10よりも前にコスト10のフォロワーをリアニメイトさせることができます。
死竜の使い手
進化前 8/2/2
ファンファーレ リアニメイト 10
進化後 8/4/4
「死竜の使い手」は8コストでコスト10のフォロワーを出すことができます。
これによって、本来よりも2ターン早く「ゼウス」を出すことができます。
スタッツは2/2と低いですが、「ゼウス」の横にいるだけでそう簡単に処理されなくなるため、最後の一押しに便利です。
永劫を求む者・ケリドウェン
進化前 6/4/5
・久遠の秘薬
・刹那の劇薬
ファンファーレ チョイス したカード1枚を手札に加える。
———-
攻撃時 自分のPPを1回復。
進化後 6/6/7
攻撃時 自分のPPを1回復。
「永劫を求む者・ケリドウェン」はファンファーレでチョイスした方を手札に加えます。
このデッキでは、リアニメイトが可能な「久遠の秘薬」を手札に加えます。
久遠の秘薬
コスト 5
リアニメイト 10
6ターン目に「永劫を求む者・ケリドウェン」を場に出し、「久遠の秘薬」を手札に加えることで、次のターンに「ゼウス」を呼び出せます。
7ターン目に「ゼウス」が出てくるのはかなり早く、出せれば戦況は有利になるでしょう。
ただし、チョイスによってリアニメイトカードを手札に加えるため、1ターンのタイムラグがあることには注意しましょう。「永劫を求む者・ケリドウェン」を出したターンに「久遠の秘薬」を使うことは難しいです。
「刹那の劇薬」はどうしても除去したいフォロワーがいたり、「ゼウス」の葬送ができていない時に使います。
刹那の劇薬
コスト 1
相手のフォロワー1体に2ダメージ。
葬送 したなら、2ダメージではなく5ダメージ。
このデッキではリアニメイト優先のためあまり使いませんが、1コストにしては破格のダメージなので相手のフォロワーを除去したいときの選択肢として覚えておくといいでしょう。
リアニメイトカードを採用する時に考えることは、リアニメイトさせたいカードを本来よりも早く出すことができるかどうかです。
今回は「ゼウス」を出すことを目的にしているので、PP10になるよりも早くコスト10のフォロワーをリアニメイトできるカードを採用しています。
デッキレシピ
今回紹介するリアニメイトネクロのデッキレシピです。
これに基づいて回し方を解説していきます。
回し方
序盤(PP2~3)
序盤は葬送できるフォロワーを展開していきます。
早いうちに「ゼウス」を破壊しておきたいため、最初の手札交換では極力「ゼウス」は手札に残しておきます。
最初の手札では、葬送できるフォロワーと「ゼウス」が揃っているのが理想です。
このデッキでは、スタッツの高いフォロワーを優先しています。無駄なフォロワーの消費を防ぐためです。
2コストフォロワーでは2/2を選びますし、3コストには何度も使える「月と太陽」を採用しています。
最近はスタッツの高い相手が増えてきたため、「アンドレアルフス」や「骨の貴公子」などの効果は強力だがスタッツは低いフォロワーを採用しにくくなっています。
できるだけ損をしないフォロワーを選ぶというのを徹底しています。
中盤(PP4~6)
進化権を使ってくるこの段階で注意しているのは、できるだけ一方的に相手を倒すということです。これも無駄なフォロワー消費を防ぐためです。
進化権を使い始めると、フォロワー同士の殴り合いが始まります。フォロワーを最も多く失うタイミングです。
ここで一方的に相手を倒せると後の展開で助かるため、できるだけこちらの戦力を失わずに相手を倒すことを目指します。
「夜の令嬢・セレス」は体力2以下の相手を一方的に倒せるため、進化してフォロワーを攻撃しにいっても返しにやられにくくなっています。
夜の令嬢・セレス
進化前 4/1/4
自分のターン終了時、自分のリーダーを2回復。
交戦時 交戦する相手のフォロワーに2ダメージ。
進化後 4/3/6
自分のターン終了時、自分のリーダーを2回復。
交戦時 交戦する相手のフォロワーに2ダメージ。
体力6の状態で相手ターンに回せるのは大きく、相手は「夜の令嬢・セレス」の除去に手間取るでしょう。
「屈強な山岳隊長」は進化してこちらのフォロワーを攻撃してきたフォロワーに対して強いです。
屈強な山岳隊長
進化前 5/3/5
突進
攻撃時 攻撃力5以上のフォロワーへ攻撃したなら、ターン終了まで、このフォロワーへのダメージは0になる。
進化後 5/5/7
突進
攻撃時 攻撃力5以上のフォロワーへ攻撃したなら、ターン終了まで、このフォロワーへのダメージは0になる。
進化した相手フォロワーは攻撃力5以上になることが多く、そういったフォロワーがこちらのフォロワーを攻撃して体力を減らした場合にとても役に立ちます。
突進持ちのため、上手くいけば進化してきた相手をこちらは進化権を使うことすらなく無傷で倒すことができます。
進化権を使えば体力5以下まで倒せるので倒せる範囲がぐっと広くなります。
「屈強な山岳隊長」は体力5または7とかなり高く、これを無傷で残せれば相手は除去に相当手間取るでしょう。
中盤はいかにこちらの傷を少なくするかを重視します。
ここで進化権を温存できると、終盤の「ゼウス」がさらに強力になります。
終盤(PP7~)
終盤はリアニメイトカードを使って「ゼウス」を場に出していきます。
出した「ゼウス」は積極的にリーダーを狙いましょう。
相手にガンガンダメージを与えられるため、「ゼウス」を出せれば勝負が決まるのは早いです。
手札次第ですが、「ゼウス」をリアニメイトさせるカードは複数持っておくようにしましょう。
毎ターン「ゼウス」を出し続ければ相当なプレッシャーを与えることができますし、相手も毎ターン「ゼウス」を倒すのはそう簡単なことではありません。
何度も「ゼウス」を使いまわし、勝利を狙いましょう。
まとめ
リアニメイトネクロについて解説しました。
葬送が上手くいくかどうかという安定性の低さはあるものの、決まればかなり強力なデッキです。
序盤はとにかく「ゼウス」を葬送させることに集中しましょう。特に最初の手札交換は大事です。
少しでも「ゼウス」と葬送フォロワーが揃うように手札を交換していきましょう。
リアニメイトネクロは楽しいデッキです。大型のフォロワーを使って勝つというのは爽快感があって楽しいです。興味のわいた人は作ってみてはいかがでしょうか。
最果ての骸軸のネクロマンサーデッキも紹介しています。
→【シャドウバース】最果ての骸型ネクロマンサーデッキの作り方について