今回はシャドウバースについてです。
ネクロマンサーのフォロワーである「最果ての骸」が面白そうな効果を持っているので紹介していきます。
「最果ての骸」の効果の使い方とデッキ構築について解説していきます。
効果
まずは効果について。
最果ての骸
ネクロマンサー フォロワー
進化前
コスト:7 攻撃:6 体力:5
自分のターン終了時、自分の墓場が30枚以上なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ。
ファンファーレ:「スケルトン」10枚を手札に加える。
進化後
コスト:7 攻撃:8 体力:7
自分のターン終了時、自分の墓場が30枚以上なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ。
墓場が30枚以上なら、相手のリーダーとフォロワーに6ダメージを与えます。
かの「冥府の扉」と同じ能力を持っており、その強力さは折り紙付きです。
また、ファンファーレで「スケルトン」を10枚手札に加えます。
シャドウバースの手札枚数は9枚が限界なのでどう頑張っても手札が溢れます。
しかし、手札制限で溢れたカードは墓場としてカウントされるので、強烈な墓地肥やしを行うことができます。
自分の手札が上限に近いほど多くの「スケルトン」を墓場へ送ることができ、墓場30枚に大きく近づくことができます。
きつい条件を満たせばそれに見合うだけのリターンが返ってくるカードです。
単体で使っても「スケルトン」を利用した墓地肥やしカードとして使えますが、せっかくならかつての「冥府の扉」と同じく専用デッキを組めばより輝くでしょう。
以下では、「最果ての骸」をメインにしたネクロマンサーデッキの組み方を考えていきます。
デッキコンセプト
「最果ての骸」型ネクロマンサーデッキは遅めのコントロールデッキとなります。
墓場が揃うまでは除去を駆使して凌いでいき、墓場が揃えば「最果ての骸」を出して巻き返していきます。
ターン終了時に6ダメージ与えられるので、相手の体力6以下のフォロワーは全て破壊できます。
リーダーにもダメージを与えるので、「最果ての骸」を出せば決着は近いです。
だいたい「最果ての骸」の条件を満たすのは8~9ターン目を目指したいところです。各種墓場を増やすカードを利用していきましょう。
墓地肥やし
まずは墓場30枚を満たすのに必要なカードを考えていきます。
「最果ての骸」自体も墓場を増やせますが、増やせるのは最大でも9枚です。さらに使った後は手札が「スケルトン」で上限まで増えてしまうため、次のターンのドローが実質封じられてしまいます。
「最果ての骸」だけに頼るのは心もとないので、デッキ全体を墓地肥やしに適した形にしていきましょう。
「並び立つ墓」はこのデッキでは重要なアミュレットです。
並び立つ墓
ネクロマンサー アミュレット
自分の場にフォロワーが出るたび、自分の墓場を+1する。
自分のフォロワーが場に出るたびに墓場が増えるので、墓場の増えるスピードが段違いになります。
そして採用するフォロワーは複数のフォロワーを出せるものを中心にしていきましょう。
「並び立つ墓」との相性が良いだけでなく、場に出るフォロワーの数が増えることで墓場送りになるフォロワーも増えます。
多くのフォロワーを場に出すことは墓場を増やすうえで重要です。盤面を取ることもできるので、下手に直接墓場を増やすカードを入れるよりは複数のフォロワーを場に出すことができるカードを出す方が有効です。
低コスト帯でおすすめなのは「スカルリング」、5コストあたりでは「ゴブリンプリンセス」や「スケルトンプリンス」が良いでしょう。
どれも1枚で複数のフォロワーを場に出すことができます。
また、「ゾンビパーティ」は低コスト除去の役割の他、エンハンス能力によってゾンビ3体を場に出すことができます。2つの役割を持つことができるのでおすすめです。
手札の管理
ドローできるカードを採用しておきたいです。
手札が少ない状態で「最果ての骸」を出してしまうと、「スケルトン」が手札に来てしまい、あまり墓場を増やすことができません。
手札の「スケルトン」を処理できなければ次のターンのドローも封じられてしまうので、手札が少ない状態で「最果ての骸」のファンファーレ能力を使うのは避けたいところです。
「アンドレアルフス」はラストワードでドローができるため、手札が減りにくいです。
また、「デーモンイーター」は場を処理しながら手札を増やしてくれます。
このデッキでは要らないフォロワーが場にたまってしまうことがあるので、それらを整理しながらドローできるのは魅力的です。
除去について
このデッキでは、「最果ての骸」が出るまで時間を稼ぐ必要があります。
そのため除去を多めに入れたいところですが、あまり入れすぎると墓場の増えるスピードが遅くなってしまいます。
基本的にはフォロワーを使って相手のフォロワーを処理していきたいところです。
「月と太陽」は序盤で大きな活躍をしてくれます。
「ツクヨミ」を選べば攻撃が3あるため、たいていの相手を倒せます。
体力1なのでこちらもやられてしまいますが、ラストワードで再び「月と太陽」を手札に加えられるため、戦線を維持できます。
スペルでフォロワーを出すというところも良く、1回使えばスペルとフォロワーで2枚分の墓場を稼いでくれます。
それがラストワードを通じて何度も使えるのでかなり便利です。
除去持ちフォロワーとして意外と便利だったと思ったのが、「ビッグソウルハンター」です。
ビッグソウルハンター
ネクロマンサー フォロワー
進化前
コスト3 攻撃:2 体力:3
ファンファーレ:相手の場に攻撃力5以上のフォロワーがいるなら、ネクロマンス6:攻撃力5以上のランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。
このデッキは採用するフォロワーのステータスが低いことが多く、大型のフォロワーの処理が苦手です。
「ビッグソウルハンター」は大型フォロワーの処理をこなしつつ、序盤で有利なスタッツを持っています。
能力も単なる除去ではなく、相手の場に攻撃力5以上のフォロワーがいなければ発動しないため、誤爆する危険性も減ります。
墓場が大きく減ってしまうため乱発する効果ではありませんが、相手の高攻撃力をこれ1枚で除去できるのは便利です。
全体除去としては「死滅の霧」が便利です。
相手の体力4以下のフォロワーをすべて破壊できるため、活躍範囲が広いです。
注意点
このデッキの注意点として挙げられるのは除去の薄さです。
時間を稼がなければならないのに、除去カードはネクロマンスを使用するものが多く、相性が悪いです。
フォロワーでの除去が基本となるため、進化権が切れてしまうと一気に不利になります。
また、複数展開できるフォロワーはスタッツが低いため、基本的には不利交換も積極的に行っていきます。「月と太陽」などの使い減りしないカードは積極的に使っていきましょう。
「最果ての骸」の効果さえ使えれば勝利は近いです。
ターン終了時に6ダメージのため、確実にダメージを与えられます。
相手ターンに処理されても次のターンに2枚目を出す、「生と死の逆転」でリアニメイトするなどして「最果ての骸」を途切れさせないようにしましょう。
まとめ
「最果ての骸」型ネクロマンサーデッキについて紹介しました。
条件さえ満たせば強力なフィニッシャーとなってくれるため、使っていて爽快なデッキです。
レジェンドのレア度にふさわしい効果となっているので、気になった人は作ってみてはいかがでしょうか。
リアニメイトネクロについても解説しています。
→【シャドウバース】ローテーションでのリアニメイトネクロの作り方とデッキレシピ