今回の記事はシャドウバースについてです。
ネクロマンサーを愛用している管理人が、普段ローテーションで使っているミッドレンジネクロについて解説したものになります。
デッキ構築から回し方までを解説していきます。
デッキ構築
(画像はアプリShadowverseより引用)
「魔将軍・ヘクター」をフィニッシャーにしたミッドレンジネクロ。
後半を重視しており、コストの重いフォロワーが若干多めになっている。
以下では、デッキの回し方について解説していく。
デッキコンセプト
今回解説するデッキは、ネクロマンサーの中でもミッドレンジネクロと呼ばれる対応のものだ。
ミッドレンジネクロの流れは大まかに言って、
- フォロワーを大量に展開し、
- 「魔将軍・ヘクター」で攻撃力を上げて攻める
というもの。
破壊されてもフォロワーが出てくる効果を多用することで、いくら除去されても自分の場にフォロワーが絶えないようにしていく。
そうして自分の場にフォロワーを残しながら相手のリーダーに積極的にダメージを与えていき、最後に「魔将軍・ヘクター」の効果でフォロワーの攻撃力を上げることでフィニッシュに持っていく、というのがミッドレンジネクロの大まかな流れだ。
大まかな流れがわかったところで、序盤・中盤・終盤にどうしていくのかを説明していく。
序盤(PP1~PP3)
まずは最初のマリガンで、2コスト2/2フォロワーである「スパルトイ・サージェント」か「ベレヌス」を手札に持ってくるようにしよう。
序盤はコスト通りにプレイしていく。
ただし、「デーモンイーター」や「よろめく不死者」は2コストだが序盤で活躍するようなものでもないので、無理して出す必要はない。
3コスト目に出したいのはスケルトン2体を出せるアミュレット、「スカルリング」だ。
一気に場を埋められるため、後述の「骨の貴公子」につなげやすくなる。
中盤(PP4~5)
中盤はいかにこちらのカードを消費せずに相手のフォロワーを倒せるかを意識しよう。
特にここを上手くしのげれば、アグロデッキ相手には勝利が見えてくる。
「夜の令嬢 セレス」は交戦時に相手のフォロワーに2ダメージを与えるため、体力2以下のフォロワーが相手ならダメージを受けずに倒すことができる。
進化すれば「夜の令嬢 セレス」は3/6のため、相手はこれを除去するのに一苦労するだろう。
また、「セイバーオルタ」はターン終了時にランダムな相手フォロワーに2ダメージ与えられる。
進化すれば5/7と十分なステータスを持っているため、でかめのフォロワーを「セイバーオルタ」で倒し、横にいる小型を効果で倒すのが効果的だ。
1体で2体のフォロワーを倒せるため、テンポを取りやすい。
「冥守の長・アイシャ」も1体で2体のフォロワーを倒すことができる。
進化しても5/4とステータスは変わらないが、進化することで2回の攻撃ができるようになる。
「冥守の長・アイシャ」1体で2体のフォロワーを攻撃できるため、多くの相手フォロワーを倒すことができる。
ネクロマンサーの4~5コストには、盤面を取りやすいものが多い。
ここで効率的に相手のフォロワーを倒し相手を防御に回らせることで、終盤の押しがより強力になる。
終盤(6PP~)
6PPで終盤というのは言い過ぎな気がするが、ここからフィニッシュへの準備に入る。
「魔将軍・ヘクター」で勝負を決めるには、場にフォロワーが残っていなければならない。
そのため、一度に大量のフォロワーを出すことのできるものを場に出していく。
「ゾンビパーティ」は2コストだが、エンハンスによって7コストでプレイできる。
そうした場合、通常通り相手のフォロワーに3ダメージを与えた後、場に「ゾンビ」を3体場に出すことができる。
上手くすれば、こちらのフォロワーを処理するために体力を減らした相手の大型を処理しつつ、「ゾンビ」を場に残すことができる。
「不死の大王」も強力である。
自身が4/5と十分なステータスを持ちながらも、場に出したときに「ワイト」2体をさらに場に出すことができる。
「ワイト」は自身が場にいる限り、他のフォロワーが破壊されたときに相手のリーダーに1ダメージを与えられる。
相手に処理されてもダメージを与えられるため、終盤の詰めに効果的である。
場にフォロワーが残った状態でターンが回ってくれば、「魔将軍・ヘクター」の出番だ。
場に出した「魔将軍・ヘクター」以外の自分フォロワーの攻撃力が2上がるため、フィニッシュに大きく近づくことができる。
ステータスが1/1の「スケルトン」ですら3ダメージを与えられるようになるため、2~3体場に残すことができていれば勝ちは目前である。
守護に弱いが、「魔将軍・ヘクター」である程度対応することができる。
ネクロマンス8消費することで、「ゾンビ」2体を出すことができるからだ。
「魔将軍・ヘクター」の効果で自分のフォロワーは攻撃力2上がったうえに突進を得るため、場に出した「ゾンビ」で守護を攻撃することができる。
こうして守護を倒した後に、元からいたフォロワーでリーダーにダメージを与えにいこう。
除去について
このネクロマンサーは体力2以下の相手フォロワーの除去がとても得意である。
「夜の令嬢・セレス」は交戦時、バトル相手に2ダメージ与えられるし、「セイバーオルタ」はターン終了時にランダムな相手フォロワーに2ダメージ与えられる。
全体2ダメージも存在する。
「ブラックスワン・オディール」はターン終了時に相手フォロワー全部と相手リーダーに2ダメージ与えられる。
このように、体力の少ない相手にはとても強い。
一方で、大型のフォロワーを連発されると処理に困ってしまう。
ラストワードで何か出せるものを優先しているため、採用するフォロワーは全体的にステータスが低いのだ。
こういう相手には、「よろめく不死者」と「スカルアサシン」が役に立つ。
「よろめく不死者」はラストワードで相手のフォロワーをランダムに1体破壊できる。
「スカルアサシン」は場に出たときに自分のフォロワーを1体破壊することで、相手のフォロワーをランダムに1体破壊する。
どちらも相手のパワーは問わないため、どんなに大型でも破壊することができる。
代わりに破壊する相手を選べないため、大量に展開されると目当ての相手を破壊しにくくなる。
小型の除去と大型の除去。どちらかだけでは対応しきれないため両方入れる必要がある。
小型を展開してくるか、大型で攻めてくるか。周りにどちらが多いかで、どの除去を多めに入れるかを決めよう。
事故について
フォロワーのコスト配分には十分に気を付けたい。
高コストのフォロワーを入れすぎると序盤に動けなくなるし、かといって低コストのフォロワーを入れすぎれば、終盤に役に立たないものを抱え込んでしまうリスクが高くなる。
ここは個人の感覚によるものが大きい。個人的には序盤のフォロワーはできるだけ少なめに済ませたい。
序盤を重視して低コストフォロワーを増やすのか、終盤を意識して高コストのフォロワーを増やすのか、ここは好みの分かれるところだろう。
どちらにしても事故というのは起こってしまう。
事故を起こりにくくするには、ドローできるカードを入れる必要がある。
このデッキでは「デーモンイーター」を採用している。
他の自分フォロワーを破壊する必要があるが、2枚ドローできるのは心強い。
「よろめく不死者」などのラストワード能力の起動役にのなるので、活躍の幅は広い。
ローテーションによってネクロマンサーの強力ドローカードである「ソウルコンバージョン」が使えなくなってしまった。
そこで手札のフォロワーに破壊時1ドローを与える「アンドレアルフス」を使ったり、ファンファーレとラストワードでドローができる「純心の歌い手」を使うことも考えられる。
ただ、こういったラストワードでのドロー効果は引いた瞬間それ単体では使えないことには注意しておこう。ドローカードを入れすぎるが故の事故というのも起こるものだ。
デッキ内のコスト配分に完璧な正解は存在しない。
こういった序盤~終盤への流れが決まったデッキの場合、どんなに作りこんでも結局事故は起こるので、自分にとって納得のいく配分を探し続けることは終わらないだろう。
まとめ
ミッドレンジネクロについて解説した。
正直デッキの大まかな流れだけで、個々の相手への対策などは紹介しきれていないが、ミッドレンジネクロ入門用としてみていただければ幸いである。