ゴールデンウィークを利用して屋久島へ縄文杉を見に行っていた管理人。
山の中かなりの長距離を歩くことになるのは分かっていたので登山用リュックを買うことになったのですが、使ってみると思った以上に使いやすく、とても良かったので選んだポイントなどを紹介していきます。
登山用リュックは必要?
登山用リュックって本当に必要か?という疑問はありました。
正直言って登山なんてやったことなかったので、リュックだったら何でもいいんじゃないかって思っていました。
一緒に行くやつが「登山用のものは持っておいた方が良い」とか言うので半信半疑で買ってみたというところはあります。
しかし実際使ってみると、快適さが全然違いました。
登山用に作られているというだけあり、普段使いのリュックよりもアウトドアに向いています。
屋久島では10時間以上歩いていましたが、終わってみると「思ったより疲れなかったな」と感じたくらいです。
普段使いのリュックよりもしっかりした作りになっていますし、雨風にも強いです。
なにより背負いやすさが全然違うので、荷物を詰め込んで重くなっても身体への負担がかなり軽減されます。
登山用でないリュックを使ってムダに疲れると事故の元になります。
快適な登山をするためには、リュックは登山用のものを使った方が良いでしょう。
登山用リュックの特徴:普通のリュックとどう違う?
先ほども言った通り、登山用リュックは普段使いのリュックよりも断然疲れにくいです。
登山と言えば、多くの荷物をリュックに詰め込んで登るため、身体への負担は大きいです。
そのため、登山用リュックは登山者が少しでも疲れにくくするための作りになっています。
登山用リュックにはウエストベルトが付いています。
普通リュックは肩だけで背負うものですが、登山用リュックには肩に掛ける部分に加えて、腰に巻くベルトも付いています。
このおかげで、肩だけにかかっていた負担が腰にも分散されるようになります。一か所に負担が集中しないので、身体が疲れにくくなります。
実際に使ってみると、肩が楽になったような感じがします。肩への負担が減っている証拠ですね。
また、頑丈さも登山用リュックの重要な部分です。
山を歩いているとリュックに木や岩が当たったり、こすれたりすることはよくあります。
普段使いのリュックではそんな状況での使用は考えられていないため、素材によっては破れてしまったりする危険があります。
登山用リュックは頑丈な素材でできているため、そうそう破れたりすることはありません。
普通のリュックを使う場面より過酷な状況のため、登山用リュックはそれに合わせて頑丈にできています。
今回の屋久島旅行で使い終わったあとのリュックを見てみると、無事リュックに傷が付くことなく旅を終えることができていました。
結構木に当たったり、岩の上に置いたりしていたので破れることがなかったのは良かったですね。
疲れにくさと頑丈さ。この2点が登山用リュックの優れているところです。
どちらも登山をより快適に楽しめるために考えられているところでもあります。
登山用リュックの選び方
今回僕が買ったのはmont-bellの「レラパック30」という登山用リュックサック。
30というのは荷物の入る容量が30リットルということ。
登山用リュックのサイズはリットルで表されることが多いです。
リットルとか言われてもよく分かりませんが、目安としては荷物の少ない日帰り登山では20リットル前後、山小屋で1泊するなら30~40リットル、テント泊なら45リットル以上と言われています。
初心者的には30リットル前後のものがちょうど良いそうです。荷物を多めに入れられ、それでいて日帰りでも大きくなり過ぎないサイズです。
今回の屋久島旅行は1日で歩き切るものだったので日帰り登山でした。荷物はこの30リットルのもので十分でしたね。リュックの空きがギリギリにならず、余裕があったので使いやすかったです。
選んだポイント①:ポケットが多い
このリュックの良いところは小さいチャック付きポケットがいくつも付いているところです。
登山用リュックを見比べていると、ポケットが1つしかないものも結構あります。
大きいポケット1つだけだと、すべての荷物を1つのポケットに入れなくてはなりません。
それだと細かい荷物は取り出しにくくなってしまいます。
1つのポケットしかないものは比較的安いので決して悪いわけではないのですが、使いやすさを考えると、ポケットはいくつかついている方が使いやすいです。
小さなポケットにはケガした時用のばんそうこうだったり、ちょっとした食糧だったり、パッと取り出したいものを入れていました。
選んだポイント②:レインカバー付き
このリュックには底にレインカバーを入れるポケットが付いており、レインカバーが入っています。
リュックを買うだけでレインカバーも付いてくるのがかなりお得です。
レインカバーは別売りであることも多いです。雨が降らなければ必要ないのですが、山の天気は変わりやすいです。レインカバーは必要です。
結局別で買わなければならないのなら、最初からレインカバーを付いているものを買う方が断然楽です。
別でレインカバーを買おうとすると、そのリュックに合うレインカバーも探さなければなりません。
レインカバーにもサイズがありますし、自分の買うリュックに合うものかどうか探していくのは面倒です。
その点最初からレインカバーが付いていれば、選ぶ手間は省けます。さらにはレインカバーを入れる用のポケットが初めから付いているので、レインカバーを荷物に入れる手間も省けます。
登山用リュックの選び方をよく分かっている人ならともかく、右も左も分からない初心者が選ぶなら、必要なものは一緒に付いてくれている方がありがたいです。
選んだポイント③:背中が蒸れない仕様
このリュック、荷物を入れる部分と背中が直接触れないようになっています。背中には薄いメッシュの生地があたるようになっており、ワイヤーによって荷物を入れる部分との間に空洞ができています。
背中とリュックが触れない、この機能がこのリュックを買うことに決めた最大のポイントです。
リュックって背負っていると背中が蒸れてくるんですよね。普段使いのリュックでよく起こります。夏場なんかは使っててかなり不快になります。
登山は歩きどおしなので、当然汗もかきます。となると背中が蒸れてくるのは確実です。
普通のリュックでは荷物を入れる部分を背中がくっついているので、かなり汗をかきます。そして熱がこもってしまいます。
ところがこのリュックでは、空洞のおかげで全く不快になりませんでした。熱もこもらないので、歩きまくっている割には背中が涼しかったのを覚えています。汗をかいても背中によく風が通るのが良かったですね。
まとめ
登山用リュックの選び方について説明しました。僕自身登山は初めてだったので、初心者的に使いやすそうなものを選ぶ目線となっています。
登山用リュックは普段使いのリュックよりも背負いやすく、頑丈です。この2点はどの登山用リュックでも変わりないでしょう。
その上で僕が登山用リュックを選ぶのに重視したのはどれだけ快適に使えるかです。
登山はしんどいですし、余計なことで体力を使いたくないのです。
余計な体力を使ってしまうとケガの元になります。まずはより安全に登山ができることを考えて道具を選んでみてはいかがでしょうか。