ヴァンガードのバニラと言えば効果が無くてただパワーが高いユニットでしたが、スタンダードが始まってからはバニラの仕様はちょっと変わっています。
パワー以外にもシールド値で差をつけて来たり、ちょっと採用してみようかな?って気になる感じになっています。
しかしバニラってあんまり使ったことないって人も多いのではないでしょうか?
効果あるやつ入れた方が良くない?みたいな感じで。
そこで今回はバニラについて説明していきます。
今までバニラ入れたことなかった人もちょっと入れてみてはいかがでしょうか。
バニラとは
当たり前のように散々バニラって言っといてなんですが、ヴァンガードで言うバニラとは効果なしのユニットのことです。
効果が無い代わりに効果持ちのユニットよりも基礎パワーが高かったり、シールド値が高かったりします。
スタンダードが始まる前のバニラはただ基礎パワーが高いだけでしたが、スタンダードでのバニラはクランタイプごとに個性が出ています。
まずは、各クランタイプのバニラを見てみることにしましょう。
クランタイプ別バニラの仕様
フォース
フォースのバニラはグレード2です。
基礎パワーは他のグレード2と同じで10000ですが、シールド値が10000となっています。
普通グレード2のユニットのシールド値は5000なので、バニラを入れるとより守りが固くなりますね。
インターセプトでシールド値10000を出せるのはありがたく、ガード制限を受けたときでもガードしやすくなります。
「決闘龍王ZANGEKI」のように味方全体にかかるガード制限効果も登場しているので、インターセプトで高いシールド値を出せるのは魅力的です。
決闘龍王ZANGEKI
グレード3 パワー12000 ギフトアイコン:アクセル
むらくも アビスドラゴン
【永】【V】:あなたの前列に「レフト・アレスター」がいるなら、このユニットのパワー+5000。あなたの前列に「ライト・アレスター」がいるなら、このユニットのクリティカル+1。
【永】【V】:あなたのソウルに「決闘龍」を含むカードがあるなら、相手は手札からグレード0以外をガーディアンサークルにコールできない。
守護者封じの効果もよくあるので、デッキ内のシールド値を上げる意味で採用するのもありですね。
パワーがほかのグレード2と同じなので、ライドしても問題ないのも嬉しいところです。
アクセル
アクセルのバニラには2種類います。
グレード1にはパワー9000のシールド値無し、グレード2にはパワー12000でシールド値無しです。
アクセルクランでのグレード2バニラは現状なるかみしか登場していませんので、今後ほかのクランに登場するかは未定ですが、とりあえず2種類います。
アクセルクランはアタッカーを確保したいので単体でパワーの高いユニットは重宝されます。
グレード1でありながらアクセルやプロテクトのクラン相手に単体で前列を務められるパワー9000はありがたいですね。
ライドすればパワー9000なので固い壁にもなります。
先攻でライドできれば相手のグレード1時のヴァンガードでの攻撃がヒットしないことも期待できますね。
グレード2でパワー12000もライドできれば固い壁になります。
グレード2の段階から3面並べて攻撃してくるデッキも珍しくなく、パワー9000が基本のアクセルクランでは押し切られてしまいがちです。
パワー12000あれば基本的にブーストやパワーアップ無しでの攻撃が届かなくなるため、相手の攻め手を減らすことが期待できます。
パワー11000のブーストがあれば23000ラインを作れるのも魅力です。
パワー+3000を持つグレード1を多く入れているなら攻めでも活躍してくれるでしょう。
問題はどちらもシールド値がないこと。
特にグレード1のシールド値10000を失ってしまうのは痛く、「それならパワーアップ効果持ちのユニットでいいか・・・」となりがちです。
実際僕もグレートネイチャーデッキを構築するときに同じことを考えました。
グレード1にもパワーが上がるユニットは多くいますし、別に無理してバニラ入れなくてもよくない?って感じですね。
ただスタンダード環境でのゲームスピードは段々速くなっているため、基礎パワーの高いバニラを採用するのも充分ありだと思います。
プロテクト
プロテクトにもバニラは2種類います。
パワー7000、シールド値15000のグレード1とパワー12000、シールド値無しのグレード2です。
グレード2は現状オラクルシンクタンクにしかいませんが、 とりあえず2種類あるとしています。
プロテクトらしく守りが固いバニラですね。
グレード2は先ほどのアクセルクランと同じく、ライド時に高い防御力を発揮してくれます。
プロテクトのクランには準備に時間のかかるものが多いので、序盤の猛攻に対抗できるグレード2のパワー12000はなかなか重宝しそうです。
シールド値はありませんが、プロテクトのクランはギフトマーカーによって守護者を手札に加えられるので、コストで捨ててしまうこともできます。
アクセルクランで使うよりは使い勝手が良さそうな感じでしょうか。
グレード1の方はどうでしょう。
シールド値15000はトリガーユニットと同じ数値です。
22000ラインは比較的よく作られるので、それを1枚で守れるようになるのは魅力です。
ただし攻めでは役に立ちません。
パワー7000ではコールしたところで18000ラインすら作るのが厳しいです。
効果も無いのでできるならコールしたくないユニットです。
スペリオルコールや手札補充手段を持っていて、安定して戦力を場に揃えられる余裕のあるクランで使いたいですね。
バニラを扱えるデッキとは
バニラを扱えるデッキがどれかはともかく、バニラが使いにくいクランなら分かります。
すなわち、条件を満たすことで動き始めるデッキです。
例えばダークイレギュラーズは、ソウルをためてから動き出します。
そうするとデッキに必要なのはソウルをためられるユニットです。
なぜならソウルがためられなければそもそもデッキが動かないからです。
となるとデッキにはなるべくソウルを増やせるユニットを入れたく、バニラを入れるくらいならソウルをためられるユニットを、となります。
なのでダークイレギュラーズにはバニラはかなり入りにくいです。選択肢にも出てこない感じ。
これを逆に考えると、バニラを入れられるデッキというのはデッキが動き出すのに特別な条件がいらないデッキということになります。
例えばロイヤルパラディンなんかはかなりバニラを入れやすいデッキでしょう。
ユニットの展開は展開効果を持っているユニット1体いれば事足りますし、コストの兼ね合いもあって展開効果を持つユニットばかり入れるわけにもいきません。
空いた枠にはパワーの上がるユニットか、シールド値を増やすためにバニラを入れるか、みたいな感じになります。
パッと思いつくのはロイヤルパラデイン、かげろう、オラクルシンクタンクあたりでしょうか。探せばまだありそうです。
上手く使えればバニラも結構役に立つので、とりあえず選択肢から除外するのではなく、採用も考えてみるのも悪くはなさそうですね。
まとめ
バニラについてまとめました。
スタンダードが始まってから気軽にアドバンテージを稼げなくなった分、カード1枚1枚の重要度が上がっています。
バニラの採用は良い意味で相手の思惑を崩せるので、採用できるデッキは入れてみるのも面白そうですね。