ソウルを扱うクランと言えばダークイレギュラーズとペイルムーン。
ヴァンガードを座布団のように積み上げて戦うダークイレギュラーズも、ソウルから色んなユニットが入れ替わりながら出てくるペイルムーンも面白いものです。
そんな両クランですが、どちらもソウルチャージという下準備を経てから動き出します。
となるとデッキ構築の時はソウルをどうやってためていくかを考えながら構築しなければなりません。
今回はそんなダークイレギュラーズとペイルムーンのデッキ構築についての話です。
ソウルチャージの量と質
ダークイレギュラーズはソウルの量が重要です。
対してペイルムーンはソウルの質が重要です。
これは言い換えると、ダークイレギュラーズはソウルを何枚ためるかが重要であり、ペイルムーンはソウルに何を入れるかが重要だということです。
これらはデッキ構築の段階から考えておくべきことですね。
これを念頭に置いたうえで、この2クランのデッキ構築を見てみましょう。
ソウルチャージはアドバンテージ!? ダークイレギュラーズ
例えばダークイレギュラーズで「ノーライフキング デスアンカー」をメインとしたデッキを組む場合。
「ノーライフキング デスアンカー」の効果を使うためにはソウルが13枚必要なので、デッキ構築の段階からどうやってソウルをためていかなければならないかを考えなくてはなりません。
順当にライドしていくだけではG3段階でソウルは3枚です。
再ライドで「ノーライフキング デスアンカー」にライドすると仮定すれば、再ライドと「ノーライフキング デスアンカー」の登場時効果でソウルは2枚増えます。
そうなるとソウルは5枚なので、逆に考えるとあと8枚は他のユニットの効果でためなければならない、となりますね。
スタンダードでのダークイレギュラーズのユニットはソウルチャージ1が多いので、ソウルチャージは8回行わなければならないことがほとんどです。
となるとデッキのノーマルユニットをソウルチャージ要員で固めても、条件を満たすのは何ターン目になるのか・・・。
こんなことを考えながらデッキを組んでいます。
この辺りの話はダークイレギュラーズのデッキ構築記事で書きましたので、こちらも読んでみてください。
ダークイレギュラーズデッキを組むときはソウルチャージ枚数が何回できるかを考えながらデッキを組んでいくっていう感じですね。
そうなるとソウルチャージは数が多ければ多いほど良いです。
今後の新規カードも、ソウルがためやすいユニットほど評価されやすいでしょう。
ソウルは多ければ良い!わけじゃない!? ペイルムーン
一方でペイルムーンではソウルからのスペリオルコールを中心に動くので、下準備で考えることと言えばソウルにどのユニットを入れたいかです。
ダークイレギュラーズと違ってやみくもにソウルチャージしても、ソウルに別に出したくないユニットばかりたまっては意味がありません。
ソウルブラストのコストがあるので別に枚数に意味がないわけではありませんが、それよりはソウルから出したいユニットがちゃんとソウルに入っているかが重要ですね。
例えば「ジャンピング・ジル」のようなソウルから登場した時に効果を発揮するユニット。
こういったユニットを絡めて連続攻撃をしていくのがペイルムーンの醍醐味です。
いやはっきり言ってペイルムーンをちゃんと回せる人はすごいですね。
実は僕スタンダードでペイルムーン組んだことがあるのですが、正直よく分からなかったので挫折しました。
ルキエが好きなんですよね。ペイルムーン。
スタンダード始まる前はルキエ軸でペイルムーンを持っていて、スタンダード始まってからもペイルムーンということで組んではみたのですが、見事に挫折しました。
自分で使っていても全然回らないので、よく回っているペイルムーンデッキなんかを見ると すごいなって思いますね。
ペイルムーンのおもしろいところに、枚数的なアドバンテージだけをみると明らかに微妙なカードが採用されるところがあります。
「アマランス・ビーストテイマー」とか僕はかなり微妙な効果だと思っていましたが、割と採用されていて驚きました。
正直初見では「リアガード1体減らしてたった+3000ってマジかよ」とか思っていました。 ごめんなさい。
実のところは、広い範囲から好きなユニットをソウルに入れられるカードなんですよね。
先ほどの「ジャンピング・ジル」のような「ソウルから出たときに発動する効果」持ちを入れるのに使えますし、「パープル・トラピージスト」のように「ソウルに入ったときに発動する効果」持ちをソウルに入れるのにも使えます。
「アマランス・ビーストテイマー」の効果だけを見れば割に合わないパワーアップ効果だと思いますが、ペイルムーンというクランの中では輝くのです。
ペイルムーンにとってはそれだけ「ソウルに何があるか」っていうのは重要なんですね。
単純な枚数アドバンテージだけをみているとこの辺りは気付きにくいです。完全に僕は気付いてませんでした。
ペイルムーンこれから組むよって人はぜひ、ソウルに何を置くかとソウルに置く手段はデッキ構築の段階から考えてみてください。
まとめ
ソウルチャージに注目しながら、ダークイレギュラーズとペイルムーンのデッキ構築についてまとめました。
どちらもいきなり動き出すデッキではなく、下準備ありきのデッキですね。
なのでそれだけどういう流れでデッキが動いていくかを考えることが重要になってきます。
そんな時はやりたいことから逆算していくのが良いですね。
ダークイレギュラーズだとソウルが何枚いるので、ソウルチャージできるユニットを何枚引きたい。だからこれくらいはソウルチャージできるユニットを入れておこうとか。
ペイルムーンだと、ソウルから出したいのはこのユニットだからどうやってソウルに入れていこうかとか。
ペイルムーンだと連続攻撃のプランから考えなければならないのでもう少し複雑ですね。
ソウルに入れる手段、ソウルから出す手段、リアガードサークルの空け方とか。考えることはいっぱいです。
どちらも癖は強いですが使えると結構面白いデッキです。
強化も近いことですし、興味のある方は組んでみてはいかがでしょうか。