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【ヴァンガード】ギフトマーカー「プロテクト」の扱いについて ルール上の処理を解説

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今回はプロテクトについての記事です。

フォース・アクセル・プロテクトと3種あるギフトマーカーのうち、唯一手札に存在できるカードがプロテクトです。

手札に存在できるということは様々なユニットの効果が及ぶ範囲にいるということです。

しかしプロテクトはユニットではないために、通常のユニットとは異なる扱いを受けます。

どの効果の影響を受け、どの効果の影響は受けないのか?選べる効果とそうでない効果の違いは何なのか?

この辺りのルール処理を解説していきます。

 

ギフトマーカー プロテクト

プロテクトのギフトマーカーはギフトアイコン:プロテクトを持つユニットにライドした時に手札に加わります。

プロテクトの扱いは以下の通りです。

12.13.2. 疑似カード「プロテクト」は、以下の規定に従います。
12.13.2.1. 疑似カード「プロテクト」は、特殊タイプ「プロテクト」を持ち、タイプを持ちません。
12.13.2.2. 疑似カード「プロテクト」は、グレード「プロテクト」を持ちます。
12.13.2.2.1. グレード「プロテクト」は数値として増減しません。
12.13.2.3. 疑似カード「プロテクト」は、「 :守護者」と「 【 】:登場時、[手札を1枚捨てる]ことで、そのバトル中、あなたのユニット1枚はヒットされない。」
の能力を持ちます。
12.13.2.4. 疑似カード「プロテクト」は、自身のマスターに属する、手札とガーディアン属性のサークルが有効領域で、それ以外の領域が消去領域です。
12.13.2.4.1. この疑似カードは、ガーディアンサークルにある間はユニットとして扱います。
12.13.2.5. 疑似カード「プロテクト」はユニットではありませんが、ユニットであるかのようにガーディアンサークルにコールができます。それ以外でこのカードをコールやライドする処理は実行されません。
12.13.2.6. 手札を呪縛する効果により疑似カード「プロテクト」を呪縛する場合、サークルに置いた上で、そのサークルから消去します。

引用:カードファイト‼ヴァンガード 総合ルールより(URL:https://cf-vanguard.com/wordpress/wp-content/uploads/vgd_rule_181121.pdf

 

長いですが要点をまとめるとこんな感じです。

  1. プロテクトは通常ユニットではなく、ガーディアンサークルにいる間のみユニットとして扱う
  2. ガーディアンサークル以外へのコールやライドは処理が実行されない
  3. 持ち主の、手札とガーディアンサークル以外の場所にプロテクトが移動した場合は消滅する

この3つはぜひとも押さえておきたいところ。

ちなみにプロテクトのカードとしてのスペックは

  • 効果:守護者と完全ガード
  • グレード:プロテクト

です。

グレード「プロテクト」はちょっと引っ掛かりますが、0~3のいずれのグレードも持っていないと考えれば大丈夫です。

では、これらを踏まえたうえで、個別のカード効果を受けたときの処理を見てみましょう。

 

手札での扱い

プロテクトはガーディアンサークルにいる間のみ、ユニットとして扱います。

そのため手札のユニットを選ぶ効果の場合、プロテクトを選択することはできません。

「礎の守護天使ハスデヤ」は手札のユニットカードとダメージゾーンのカードを入れ替える効果を持っています。

しかし、手札のプロテクトはユニットではないので、この場合効果でダメージゾーンに置くことはできません。

 

プロテクトはユニットを指定する効果を受けませんが、ユニットを指定しない効果は普通に受けます。


「ドラゴニック・ウォーターフォウル」のような「守護者をコールできない効果」はユニットを指定していないのでプロテクトも効果を受けます。

「モノキュラス・タイガー」のような「トリガーユニット以外をコールできない効果」も、ユニットを指定していないため、コール制限効果の影響を受けます。

 

ユニットと指定しているかが効果の影響を受けるかどうかの分かれ目です。

プロテクトは手札ではユニットではないのでユニットを指定している効果の影響は受けず、ユニットと指定していなければプロテクトであっても効果の影響を受けます。

 

手札ではユニットではありませんが、ガーディアンサークルではユニットとして扱います。

そのため、「超次元ロボダイカイザー」のような「ガーディアンサークルのユニットを退却させる効果」は受けることに注意しておきましょう。

 

プロテクトをコールする処理

プロテクトは手札ではユニットではないため、コールやライドすることができません。

また何らかの効果でコールやライドをすることになっても、その処理が実行されることがありません。

 

「隠密魔竜マガツストーム」が良い例ですね。

結論から言うと、「隠密魔竜マガツストーム」の効果で手札のプロテクトを選ぶことはできますが、コールされずに手札に残ったままとなります。

「隠密魔竜マガツストーム」で選ぶ3枚はユニットと指定されていません。

なので手札のプロテクトはユニットではありませんが、「隠密魔竜マガツストーム」の効果で選ぶことができます。

しかし、プロテクトはコールやライドする効果を受けても処理が実行されません。

そのため、選ばれたプロテクトはコールされることなく手札に残るというわけですね。

 

「隠密魔竜マガツストーム」の効果で無駄にユニットをコールしたくない場合は、手札のプロテクトを選ぶことでコールする枚数を調整することができるというのは覚えておきたいテクニックです。

 

プロテクトが手札から移動した場合

プロテクトは手札からコールやライドできませんが、全く移動しないわけではありません。

「手札を1枚捨てる」場合は問題なくプロテクトを捨てることができますし、「手札を1枚ソウルに置く」場合でも問題なくソウルに置くことができます。

 

ただし手札とガーディアンサークル以外に存在するプロテクトは消滅してしまいます。

移動はするが、移動先で残り続けるわけではないということですね。

 

具体例として、「ノーライフキング デスアンカー」があります。

「ノーライフキング デスアンカー」はコストで手札のカードをソウルへ置きます。

手札からソウルに置くカードにユニットのような指定は無いので、プロテクトも問題なくソウルに置くことができます。

そして、プロテクトはソウルでは存在できないので消滅するという処理になります。

 

この時覚えておきたいのはプロテクトは消滅はするがソウルに移動しているということ。

「ドリーン・ザ・スラスター」のような「ソウルにカードが置かれた場合に発動する効果」も問題なく有効となります。

ソウルに置かれた直後に消滅するので、一応ソウルにカードは置かれているというわけです。

手札から直接消滅しているわけではないことに注意ですね。

 

これを応用したパターンとして、呪縛サークルがあります。

「手札から1枚呪縛カードとして置く効果」を受けた場合、手札のプロテクトを呪縛カードとして置くことができます。

呪縛カードとして置くカードにユニットを指定しているわけではありませんし、手札からリアガードサークルに呪縛カードとして置く行為はコールではないため問題なく実行されます。

そうして呪縛サークルに存在することになったプロテクトは、手札とガーディアンサークル以外に存在することになるため、消滅します。

結果として手札こそ失いましたが、呪縛サークルを減らすことに成功しました。

リンクジョーカーを相手にする場合は覚えておきたいところです。

 

まとめ

プロテクトのギフトマーカーについてまとめました。

基本的には

  1. プロテクトは通常ユニットではなく、ガーディアンサークルにいる間のみユニットとして扱う
  2. ガーディアンサークル以外へのコールやライドは処理が実行されない
  3. 持ち主の、手札とガーディアンサークル以外の場所にプロテクトが移動した場合は消滅する

を覚えておけば問題なく対応できるはずです。

手札に加わるギフトマーカーということでフォースやアクセルと違ったややこしさがありますが、ぜひとも覚えておきたいですね。

 

当ブログ「カード暮らし」ではヴァンガードのルール処理についてまとめています。

【ヴァンガード】ルール解説まとめページではややこしいルールをまとめていますので、こちらも合わせてぜひご覧ください。

 

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