今回紹介するのは、ヴァンガードのスタンド封じについてです。
まずスタンド封じ全般について説明し、その後ヴァンガードのスタンド封じはどうなるのかについて説明していきます。
スタンド封じとは?
スタンド封じは、スタンドフェイズでのユニットのスタンドを封じる効果です。
また、アニメではパラライズとも呼ばれます。
スタンド封じを受けたユニットは、スタンドフェイズにスタンドできなくなります。
スタンドを封じることで、相手ユニットの攻撃やブーストを妨害することができます。
同じく相手の動きを妨害する呪縛と比べて、スタンド封じの妨害は緩めです。
スタンドできないのはスタンドフェイズでのスタンドのみのため、スタンドトリガーを引けばスタンドされてしまいます。
また、スタンド封じを受けたユニットでもインターセプトが可能なため、前列の動きを封じてもインターセプトでガードに使われてしまうと意味がありません。
上書きも可能なため、相手は多少の消費を覚悟してでも攻撃してくることが可能です。
代わりに、スタンド封じにしかないメリットもあります。
呪縛と比べるコストが緩めです。冒頭の「マシニング・パピリオ」のように、特に制限もコストもなくスタンド封じができるというのは、呪縛では考えられません。
また、スタンド封じされたユニットにデメリットを付加する効果があるのも特徴です。
維持するのは難しいですが、維持できれば呪縛以上の見返りが期待できるものもあります。
そして肝心なのは、ヴァンガードのスタンド封じができるという点です。
これは呪縛には真似できない芸当です。
以下では、ヴァンガードのスタンド封じについて説明していきます。
ヴァンガードのスタンド封じ
一部のユニットはヴァンガードのスタンド封じが行えます。
スタンド封じされたヴァンガードは攻撃できないため、相手のドライブチェックを封じることができます。
ヴァンガードのスタンド封じを維持できれば、勝利に大きく近づきます。
ヴァンガードのスタンド封じを破るには、ヴァンガードを変える必要があります。
別のヴァンガードにライドすることができれば、新たに登場したヴァンガードはスタンド状態のため、攻撃することができるようになります。
このため、実質ヴァンガードのスタンド封じとは、相手に再ライドを強要する効果と言えます。
スタンド封じと超越
ヴァンガードのスタンド封じ対策にはヴァンガードを変える、すなわち再ライドすることが必要です。
では、超越ではどうなるのでしょうか。
超越もヴァンガードゾーンにユニットが登場する行動です。
この時、ヴァンガードの状態はどうなのでしょうか。
総合ルールでは、以下のように決められています。
10.28.3.1.1. 超越で G ユニットがヴァンガードサーク ルに置かれる際、超越されたユニットのスタンド、 レスト状態のみ同じ状態で置かれます。他の状 態を引き継ぎません。
※カードファイト!!ヴァンガード総合ルールより引用
超越でGユニットがヴァンガードサークルに登場する際、スタンド・レスト状態を引き継いで登場します。
なので、スタンド封じを受けた状態で超越しただけでは、ヴァンガードはレスト状態のままです。
スタンド封じを解除して超越するには、再ライドしてから超越する必要があります。
再ライドするために消費するグレード3は超越コストにも使うものです。
再ライドさせた結果、超越コストを切らせ、超越を封じることが期待できます。
また、不本意なヴァンガードにライドさせることも期待できるでしょう。
ヴァンガードのスタンド封じは、攻撃を妨害するというよりも、相手を事故らせるという面が強くなります。
ヴァンガードのスタンド封じを使うデッキと対戦する場合には、グレード3を温存する必要があります。
1ターンに消費するグレード3の量が多くなるため、超越コストの払い方にも気を付ける必要が出てきます。
ヴァンガードのスタンド封じ対策を意識したデッキを組むなら、デッキのグレード3を多めにするといった選択もありになってきます。
複数のヴァンガード要員がいるデッキは比較的強いです。
反対に、特定のグレード3しか使わず、リアガード用のグレード3を採用したりしているデッキでは相性が悪いです。
ヴァンガードのスタンド封じが流行れば、デッキ構築にも影響を与えてきます。
まとめ
ヴァンガードのスタンド封じについてまとめました。
超越だけではスタンド状態にならないことは覚えておきましょう。
スタンド封じはメガコロニーが強化されると遭遇しやすくなります。
プレイングに気を付ける必要がある相手なので、しっかりと意識しておきましょう。
ヴァンガードでは他にも様々なルールがあります。
【ヴァンガード】ルール解説まとめページでは気になるルールを個別にまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。