今回は1つの事例を使って、ヴァンガードの効果処理について説明します。
テキストからは中々わかり辛い部分なので、参考にしてみて下さい。
事例
「粉骨の呪術師 ネグロボーン」がブーストしてアタックした時、アタックしたユニットが「炎翼剛獣 ディナイアル・グリフォン」によって退却されました。
この時、「粉骨の呪術師 ネグロボーン」の効果は発動できるのでしょうか?
結論だけ言うと、「粉骨の呪術師 ネグロボーン」の効果は発動します。
この事例については、以下の記事で軽く登場しました。
→ヴァンガードのバトルフェイズ中の各ステップについて詳しくみてみる
今回の記事では、なぜこういうことになるのかを詳しく見ていきます。
効果の処理について
ヴァンガードのユニットの効果処理には、大前提として「可能な限り効果を全て処理する」というものがあります。
例え、効果の途中が行えなくとも、その部分は飛ばし、最後まで効果を処理していくのです。
これを、先ほどの事例に当てはめてみます。

「粉骨の呪術師 ネグロボーン」の効果は、「ブーストされていたユニットを退却させ」、「ドロップゾーンから亡霊能力を持つユニットをコールする」です。
しかし、「炎翼剛獣 ディナイアル・グリフォン」によって、ブーストされていたユニットはすでに退却しているため、「粉骨の呪術師 ネグロボーン」の効果で退却させることはできません。
そこで、「ブーストされていたユニットを退却させ」という部分は飛ばし、「ドロップゾーンから亡霊能力を持つユニットをコールする」という部分だけを行うことになります。
テキストを読んでいるだけだと分かりにくいですが、意外と遭遇する出来事です。
「効果は可能な限り全て処理する」ということは、ヴァンガードのユニットの効果に共通することですので覚えておきましょう。