おはようございます。しんぺいです。
今回はPスタンダードでのトリガーについて。
昔のカードにもトリガーはいっぱいありますが、スタンダードになってからはトリガーのシールド値もパワーアップ値も上がっています。
昔のトリガーには効果の強いものが多いですが、一体に何を採用すれば良いのか?について解説していきます。
結論から言うと、ほとんどの場合、スタンダードのトリガーで充分です。
トリガーは何を採用するべきか
僕はPスタンダードのトリガーには、スタンダードの効果無しトリガーを採用すれば大丈夫だと思っています。

なぜかというと、スタンダードのトリガーはパワーアップ値とシールド値が高いからです。
昔のトリガーはパワーアップ値+5000でしたが、それが+10000に。シールド値も10000から15000と大幅に上昇しています。

いくら効果を持っていると言っても、基礎の数値が全く違うというのは非常に大きいですね。
旧トリガーはよっぽどのことが無ければ入れなくていいと考えています。
ちなみにスタンダードのトリガーは効果無しのものばかりですが、スタンダード以降に発売されたPスタンダード用のパックである「プレミアムコレクション2019」に収録されたトリガーは、スタンダード基準でありながら効果持ちのトリガーです。

効果もソウルに入って1ドローと非常に強力なので、まずはこれを入れるところから始めたいですね。
スタンダードのトリガーを採用するべき理由
シールド値が高い
シールド値が高いというのは非常に重要です。単純に守りやすくなります。
シールド値10000というとスタンダードで言うところのグレード1と同じですから。
今どきシールド値15000要求の攻撃なんてかなり当然のように行ってくるので、その時に15000シールドが無ければ確実に手札を2枚使わされることとなります。
僕はPスタンダードを始めてしばらく、トリガー含めてほぼ全部G期のカードで作ったシャルハロートデッキを使っていたのですが、めちゃくちゃ戦いにくかったです。
何しろシールド値が低い。特に序盤の攻撃をさばくのに苦労します。
シールド値15000あると、ヴァンガード単騎の攻撃をトリガー込みでもガードできたりするものですが、シールド値10000だけだと、相手がスタンダードのトリガーを引いた瞬間パワー+10000されて貫通です。
ガードがしづらいというのは非常に大きな弱点なので、よほどのことが無ければシールド値15000のスタンダードトリガーを採用することをおすすめします。
トリガーのパワーアップ値が高い
旧トリガーのパワーアップ値は+5000、スタンダードのトリガーは+10000です。
これは攻撃力が弱くなるというよりも、ダメージチェックで引いた時に違いを実感しやすくなります。
ようは、+10000ならヒットしなくなったはずなのに+5000だったからまだ相手のアタックがヒットするという場面が必ず出てきます。
パワーラインがかなり高くなっている現状、ダメージチェックで+5000のパワーアップというのは割と気休めのレベルです。
特にアクセル相手だと、アクセルⅡの上昇値が+5000ですから同じく+5000だと振り出しに戻ってるだけなんですよね。
+10000されるとやっと、相手の攻撃をヒットさせられなくする目途が立ってきます。
仮にまだヒットする状況でも、シールド値が15000あればダメージチェックでの+10000と合わせて、元々シールド25000要求までの攻撃なら1枚でガードできることになります。
もし+5000の旧トリガーしか使わないのであれば、ダメージチェックでの+5000にシールド値10000を合わせても、元々シールド値15000要求の攻撃までしか、ダメージチェック込みでも防げないことになります。
ダメージチェック込みでやっとスタンダードのトリガーの素のシールド値と同じと考えると、両者の防御力には大きな差がありますね。
旧トリガーはいらない?
ここまでスタンダードのトリガーの良さを解説してきましたが、「じゃあ旧トリガーは一切いらないの?」と思われるかもしれません。
その答えとしては、「デッキによっては旧トリガーを採用するものもある」という感じです。
中にはスタンダードのトリガーを押しのけて、旧トリガーを採用するデッキも存在します。
基礎値が高いので、わりとスタンダードのトリガー推奨なのですが、状況によっては旧トリガーを採用したい場面も出てくる感じですね。
旧トリガーを採用したい場面
効果が強い
シールド値が低い、トリガーのパワーアップ値が低いことを考慮しても採用したいトリガーはあります。
僕はPスタンダードのダークイレギュラーズデッキで、「悪夢の国のモノクローム」を採用しています。

起動効果で手札を減らさずにカウンターチャージとソウルチャージの両方ができる超優秀なカードです。
ソウルチャージ回数の水増し、カウンターコストの確保、欲しいカードを引きに行くと、役割には事欠きません。
元々ガードに使いたいカードでは無いので、シールド値の低さはあまり気になっていません。
ただ、ダメージチェックでめくれたときはちょっとガッカリします。
デッキの動きにどうしても必要な効果を持つカードは、旧トリガーであろうが全然採用していいと思います。
ただし、デッキ内のシールド値が低くなることは考慮しておいた方が良いですね。
強いからと言って、こういったやつを何種類も入れると、思った以上にガードがしにくくなります。
僕は自分のデッキだと「悪夢の国のモノクローム」だけ入れて、他はスタンダードのトリガーにしています。
また、ヒールトリガーには各クランにコスト回復付きのものが存在します。

コスト回復が出来るのは非常に強力で、ヒールトリガーをこれにするかスタンダードのものにするかは結構悩むところです。
ただ僕はどっちかというとスタンダードのトリガーを採用するタイプ。
シールド値は20000と非常に大きく、Gガーディアンを呼び出す段階では重要になりませんが、序盤の防御で役立ちます。
あとはトリガーでのパワーアップ値ですね。
「悪夢の国のモノクローム」を採用しているので、ヒールトリガーまで+5000にするのは不安が残ります。
スタンダードのトリガーと、コスト回復のトリガーを2:2で採用しているレシピもたまに見ます。
なるべくパワーアップの恩恵を減らさず、コスト回復を打ちたい意図がありますね。
コスト回復は1回できれば上々だと思うので、こういった配分もありでしょう。
スタンドトリガーが欲しい

スタンドトリガーはスタンダードには存在しません。そのため、スタンドトリガーを使いたいデッキでは必然的に旧トリガーを採用することになります。
リアガードで再び攻撃できるようになるスタンドトリガーは非常に強力で、これを軸にデッキを作ることもできますね。
スタンドトリガーをメインで使うメジャーなデッキと言えば「ドラゴニック・ブレードマスター」でしょうか。

「ドラゴニック・ブレードマスター」の効果で生み出した「幻焔トークン」はリアガードでありながらドライブチェックができるので、スタンドトリガーを引き続ければ「幻焔トークン」をスタンドすることでずっと攻撃することができます。
ドライブチェックで手札も増え続けるので、決まれば非常に強力なデッキです。
スタンドトリガーを採用する意義の大きいデッキなので、デッキ構築の際はスタンドトリガーが大量に入ることになるでしょう。
ただしスタンドトリガーを大量に入れるとなると、どうしても防御が薄くなります。
「ドラゴニック・ブレードマスター」のコンボは決まればずっと攻撃できるので、ギリギリで耐えて一気に巻き返す、といった感じになりますね。
どうしても普通のデッキより相手の攻撃をガードしにくくことは意識しておきましょう。
名称指定が厳しい

昔のカードの中には名称指定が非常に厳しいものがあります。
例えば「次元ロボ戦闘指揮官マグナダイバード」はデッキの上3枚が全部「次元ロボ」の名前を持たないと効果を発揮できません。
ヴァンガードの名称指定はよくあるものの、山札の範囲まで指定されるとさすがにトリガー込みで名称を合わせに行く必要が出てきます。
こういった場合は旧トリガーであっても名称持ちを優先した方が良いですね。
この場合はスタンダードのカードプール増加に伴って解消される可能性があります。気長に待てば解決する可能性があるのは救いですね。
ただし、効果の有無に関係なく旧トリガーの採用を迫られるので、一番いやな採用理由とも言えます。
まとめ
Pスタンダードでのトリガーについてまとめました。
基本的にはほとんどの場合スタンダード基準のものを採用した方が良いですね。やはりシールド値とパワーアップ値が違うというのはかなり大きな差になります。
ただし旧トリガーの中には強力なものもあるので、そういったものは採用していって良いです。入れ過ぎによる防御力の低下には充分注意しておきましょう。
Pスタンダードはトリガーの選択も重要になってくるので、しっかりと選びたいですね。