おはようございます。しんぺいです。
プレミアムコレクション2020ですが、ちょいちょいクレイエレメンタルが出ていますね。
今回のクレイエレメンタルの特徴として、能力を持たないカードをサポートしています。
能力を持たないユニットってどのクランにもいるし、クレイエレメンタル自体もどのデッキにも入れられるので、Pスタンのデッキがクレイエレメンタルに侵食されるんじゃないかって話。
今回はそんなクレイエレメンタル達について。プレミアムコレクション2020の強化は割とマジでPスタンダードに旋風を巻き起こしそうな気がする。
プレミアムコレクション2020のクレイエレメンタルについて
プレミアムコレクション2020で収録されるクレイエレメンタルが全体的にバニラ推しなんで、それらとバニラで固めるとそれなりに整ったデッキになります。
ちなみにバニラというのは効果無しユニットのことを指します。なんかカードゲームではよく使われる。
ヴァンガードで言うとこういうやつらのことを言います。
今回のクレイエレメンタルはグレード1から4までバニラサポートが手厚い。各グレードについて見ていきましょう。
レインエレメンタル ザーザン
グレード1 パワー8000 シールド10000
クレイエレメンタル エレメンタル
【自】【V/R】:登場時、コスト【ソウルブラスト1】することで、あなたの山札から【永】【起】【自】のいずれの能力も持たないユニットカードを2枚までリアガードサークルにコールする。2枚コールしたら、あなたのGゾーンから裏の「ストームエレメント サイクロンド」を1枚まで表にし、2枚引く。
グレード1はバニラの展開。展開すれば2枚ドローにGユニットを表に出来るとかなり破格です。バニラはそれ単体だと攻撃するくらいしかできないので、こうやって雑にドローできるの強い。
クラウドエレメンタル モワーク
グレード2 パワー9000 シールド5000
クレイエレメンタル エレメンタル
【起】【V/R】【ターン1回】:【永】【起】【自】のいずれの能力も持たないあなたのユニットが4枚以上なら、コスト【カウンターブラスト1】することで、山札から「サンダーエレメンタル バリギラン」を1枚まで探し、スタンドでライドし、山札をシャッフルする。ライドしたら、あなたのGゾーンから「ストームエレメント サイクロンド」を1枚表にしてよい。
グレード2はスペリオルライド。バニラを展開していればグレード3にライドできます。
相手のグレード指定が無いので、相手がグレード1でもこっちはグレード3になれるのは強い。「レインエレメンタル ザーザン」が繋げることができれば4枚のバニラ展開はそこまで難しくなさそうです。
サンダーエレメンタル バリギラン
グレード3 パワー11000 ツインドライブ
クレイエレメンタル エレメンタル
【自】【V】:登場時、コスト【ソウルブラスト1】することで、あなたの山札から7枚見て、【永】【起】【自】のいずれの能力も持たないユニットカードを2枚まで公開し、手札に加え、山札をシャッフルする。
【起】【V】:【永】【起】【自】のいずれの能力も持たないあなたのリアガードが4枚以上なら、コスト【カウンターブラスト1】することで、Gゾーンから表の「ストームエレメント サイクロンド」を1枚ヴァンガードサークルに超越する。
グレード3はバニラを補充しつつ超越へ。
デッキをバニラで固めておけば不発は無さそうです。
ちなみにノーマルユニットに限らないので、トリガーでもOK。トリガーをデッキから抜き取りたいかどうかは若干疑問ですが、シールド値確保の意味では良さそう。
ヒールトリガーを加えられればGガーディアンのコストになって良い感じですね。
プレミアムコレクションでは効果付きのクリティカルトリガーが出ていますが、それらの代わりにバニラトリガーを採用しておくだけで不発は免れそう。
本格的にバニラデッキにするなら、グレード2のシールド10000のやつとかクランによっては色々あるんでそこら辺も入れておく形に。
超越できるサイクロンドは表のものから超越しないといけないので、前述のサポートのどっちかは使ってサイクロンドを表にしておかないと超越できません。
ただ、これも相手のグレード指定がないため、最速で相手がグレード1からこっちは超越できるというわけ分からん展開に。ゴールドパラディン並みの生き急ぎっぷりを見せます。
まあそこまで上手くやろうと思ったら最低でもカウンターブラスト2かかるんで現実的じゃないですが、少なくとも相手より早く超越することは全然できそう。
そして最後にグレード4。バニラ推しの超越、「ストームエレメント サイクロンド」はスタンド効果とバニラの強化を持っているので、相手が準備出来る前に轢き倒すみたいな感じになりそうですね。
ストームエレメント サイクロンド
グレード4 パワー15000+ Gユニット
クレイエレメンタル エレメンタル
超越
【永】【V/Gゾーン】:あなたのターン中、このカードが表なら、【永】【起】【自】のいずれの能力も持たないあなたのユニットすべてのパワー+5000。
【自】【V】:このユニットがアタックしたバトルのドライブチェックで、【永】【起】【自】のいずれの能力も持たないノーマルユニットが出た時、あなたのリアガードを1枚スタンドする。
バニラ強化がGゾーンでも有効なのが珍しい。永続的にバニラを強化してくれるのはありがたいですね。
まあ実際こいつらとバニラだけで固めると動きが固そうなので、何かしら各クラン固有のカードは入れたいところではあります。「サンダーエレメンタル バリギラン」にギフトが無いのも気になるところ。別のギフト持ちグレード3にしても良いし、その辺は速さを取るかどうかってところですね。
コール効果を持ってるクランは強そう。ロイヤルパラディンとか良さげなのかな。
さらに追加として、オーダーカードも登場していますね。
テンペスト・スフィア
グレード1 ノーマルオーダー
コスト【カウンターブラスト1、Gゾーンを1枚表にする】
あなたの山札の上から7枚見て、【永】【起】【自】のいずれの能力も持たないユニットカードを2枚まで公開し、手札に加え、山札をシャッフルする。
7枚見て、バニラを2枚手札へ。こちらもトリガーもバニラにしておけば不発は無さそうですね。
一番クセが無くどんなデッキでも使いやすそうなカード。トリガーをバニラにするに留めるくらいのレベルでも採用できそうな気はします。7枚見てトリガー2枚手札に加えるって考えると外さなさそう。それが強いかどうかは別として。
これらのバニラサポートを使ってデッキを作っていきますが、クレイエレメンタルというだけあってどのクランにも入れられますね。
そういう意味で誰もが注目できる今回のクレイエレメンタルですが、どういう感じでデッキに入れていったら良いでしょうか。
クレイエレメンタルを採用する際の方向性
今回のクレイエレメンタルを入れるにあたって考えたいところが、どこまでクレイエレメンタルに寄せるかというところ。
今回のカードを全部入れてデッキを作ることもできますが、結構コストが被ってますし、回らなかった時が微妙な感じもします。
優先度高いやつを決めて、それを軸にデッキを作った方が良いでしょう。
個人的にはグレード2の「クラウドエレメンタル モワーク」とグレード3の「サンダーエレメンタル バリギラン」が優先度低めかな。
これらを使うと速くはなりますが、全体的にカウンターブラスト使いすぎな感じもする。そこら辺上手くできるなら入れても良さそうですが。。。
ここを各クラン固有のカードに入れ替えると個性が出そうというのもある。
反対にグレード1の2枚はかなり強いと思うんですよね。カウンターブラストとソウルブラストでコストが被ってないのも良いし、要求されるバニラの枚数が少なめというのもあります。
さらに注目したいのが、超越前からGゾーンを表にできるというところ。つまり、超越前からGBを持つ効果を使えるようになります。
こういうの。超越前からGゾーンが表になっているので、GBが使えるようになるのが速くなりました。
GBは昨今効果が使えるようになるまでが遅くて敬遠されがちでしたが、これらも遺憾なく発揮できますね。
ということでデッキ作成の方向性をまとめると、
- 「レインエレメンタル ザーザン」や「テンペスト・スフィア」でバニラを展開
- それらを各クラン固有のカードや「ストームエレメント サイクロンド」でサポート
という感じになるでしょうか。
サポート方法が各クランでまるで違ってきそうなので、その辺はデッキ構築の腕の見せ所。
クレイエレメンタルを使ってグランブルーデッキを組んでみる
具体的な話をした方が面白そうなので、僕が普段使っているグランブルーでクレイエレメンタルを使うことを考えてみましょう。
ついでなので7月に強化が来る「夜霧の吸血姫ナイトローゼ」を軸にしてみましょうか。
メインヴァンガードを「夜霧の吸血姫ナイトローゼ」とするため、「サンダーエレメンタル バリギラン」を使うのはやめておきましょう。
代わりにバニラサポートはグレード1の「レインエレメンタル ザーザン」と「テンペスト・スフィア」で行っていきます。
「レインエレメンタル ザーザン」と「テンペスト・スフィア」を使って「ストームエレメント サイクロンド」を表にすることでバニラのパワーを確保。
展開には「レインエレメンタル ザーザン」と、「倦怠の呪術師ネグロレイジー」が使えそうですね。
GBを開放できればネグロレイジーも超越前から使えます。ヴァンガードがナイトローゼ指定なのでグレード3ライド時からしか使えませんが、先攻での攻め手が増えるのは嬉しいところ。
グランブルーってどうしても序盤にやることが無かったんで、ここをバニラサポートで補えるのは強そう。
早期にGBを貯めることで、「お化け大皇帝 びっぐおばだいあ」が強くなるのも良いですね。
事前に1枚でも表に出来ていればいきなり4枚コール。2枚表に出来ていれば盤面を全部埋められます。復活前にデッキから5枚落とせるので理想盤面を確実に作ることができます。
ということで考えてみたデッキがこちら。
グレード3 8枚
夜霧の吸血姫ナイトローゼ 4
不死竜スカルドラゴン 3
一鬼当千ナイトストーム 1
グレード2 10枚
倦怠の呪術師ネグロレイジー 3
グリード・シェイド 4
ストームライド・ゴーストシップ 1
スケルトンの砲撃手 1
ヒートエレメンタル ボーボ 1
グレード1 14枚
レインエレメンタル ザーザン 4
テンペスト・スフィア 2
スケルトンの抜刀兵(バニラ) 4
インジャリー・シェイド(バニラ) 2
お化けのどるふ(完全ガード) 2
グレード0 18枚
案内するゾンビ(ファーストヴァンガード) 1
死せざる死者グルナッシュ 1
ナイトスピリット(バニラ、クリティカル) 4
荒海のバンシー(バニラ、クリティカル) 4
突風のジン(ドロー、完全ガード) 2
お化けのみっく一家(スタンド) 2
お化けのりっく(バニラ、ヒール) 4
Gゾーン 16枚
ストームエレメント サイクロンド 4
お化け大皇帝 びっぐおばだいあ 2
屍の幻妖術師ネグロゾンガー 2
不死身の船 イモータル・ガレオン 1
夜薔薇の海賊王ナイトローゼ 2
招来の幻妖術師ネグロノーラ 2
夜宴の大呪術師ネグロリリー 2
墳墓の幻妖術師ネグロモード 1
とりあえずバニラを詰め込んでみた。いうてグランブルーは1枚あれば「お化け大皇帝びっぐおばだいあ」で呼んでこれるので枠の作りようはあります。
「レインエレメンタル ザーザン」や「テンペスト・スフィア」のためにはバニラは多いほど良いですね。このデッキだと18枚。うち12枚がトリガーなのでもうちょっと枠をひねり出してもいいような気はするけど。
グランブルーって前列要員のパワーがめっちゃ高いので、サイクロンドのサポートを受けたバニラを使うまでもない。
主に「不死竜スカルドラゴン」のせいだと思うんですけど。
なのでバニラは後列要員をメインに採用。何気にグランブルーにはグレード1のシールド15000バニラが2枚ある。こんなところで役に立つとは。
「お化け大皇帝びっぐおばだいあ」でも「ストームエレメント サイクロンド」を表にできるので、「レインエレメンタル ザーザン」などを使えていれば、初回超越時点で表のサイクロンドを2~3枚用意可能。
びっぐおばだいあとサイクロンドのパワーアップを合わせて、パワー22000~27000のブースト要員と思えばグランブルーだと破格のレベル。超越後もバニラは役に立ってくれます。
序盤だと「レインエレメンタル ザーザン」で展開してパワー12000のアタッカーになってくれます。
パワー10000越えがありがたいですね。フォースのパワー10000あるグレード2に抗えるのが良い。
やられてもどうせ復活できるし、雑に投げつけられるアタッカーになれるのは非常にでかいと思います。
15000シールドの良いところは「招来の幻妖術師ネグロノーラ」で呼んで強いところですね。
シールド20000のヒールトリガーとシールド15000のバニラを一緒に呼べば、合計シールド50000。割と完全ガードに近いシールド値を出せますね。
ちなみに「招来の幻妖術師ネグロノーラ」で完全ガードを呼ぶことで、相手の攻撃をほぼ確実に防ぐことができます。
完全ガードのスペリオルコールはほとんどどのガード制限もすり抜けることができるのでぜひとも覚えておきたいところ。
他にもシールド15000のバニラを合計6枚採用しており、地味にガード制限に強かったり。妙なところで防御力が高かったりします。これがプロテクトクランか。
他は普通のPスタンダードグランブルーで必要なパーツを最低限まとめてます。
連続攻撃要員の「一鬼当千ナイトストーム」。
「不死竜スカルドラゴン」や「ストームライド・ゴーストシップ」などのパワー高い前列要員の攻撃回数を増やしに行きます。
ナイトローゼ定番セットの「スケルトンの砲撃手」「お化けのみっく一家」。
「夜霧の吸血姫ナイトローゼ」によって退却したユニットを即座に呼び出せるので、登場時効果を持ってる「スケルトンの砲撃手」や「お化けのみっく一家」を相手ターンに退却させることで、相手ターンでの登場時効果使用を狙っていきます。
退却させる手段は「夜宴の大呪術師ネグロリリー」。
流れとしては、
- 相手ユニットのアタック
- ガードにて「夜宴の大呪術師ネグロリリー」をコール、効果で「スケルトンの砲撃手」か「お化けのみっく一家」を退却
- 「夜霧の吸血姫ナイトローゼ」のGB2で退却したユニットをコール
- コールしたユニットの登場時効果を使用
という感じ。
相手のアタック中に「スケルトンの砲撃手」や「お化けのみっく一家」を使えるので、不意に退却したりヴァンガードをパワーアップさせることが可能です。
攻撃にも防御にもカウンターブラストを使いがちなんで、「死せざる死者グルナッシュ」を採用。
ファーストヴァンガードに使用できない規制を受けてるカードですが、メインデッキに入れておけば「お化け大皇帝びっぐおばだいあ」で落としてコールできるので入れておきましょう。
あとのコスト確保要員として「ヒートエレメンタル ボーボ」。
手札から出す必要がありますが、即座にカウンターブラスト2を用意できる優れもの。
「お化け大皇帝びっぐおばだいあ」でデッキから落とし、「グリード・シェイド」で回収することで1枚でも充分使う機会が出てきます。
試しに考えてみたデッキですが、それでも色々遊べそう。
各クランで利用方法が違うでしょうし、色んな形でクレイエレメンタルを採用したデッキが見られそうですね。
まとめ
プレミアムコレクション2020のクレイエレメンタルについてでした。
クレイエレメンタルは結構色んなデッキに入り込みそうなんで、強化されるデッキは多いでしょう。
巷ではどのデッキもやること同じになって面白くない、みたいなのも見ますが、脇役程度で差すくらいならクランの個性も残せて面白そうですし、僕は割と楽しみです。
さすがにどのデッキも「サンダーエレメンタル バリギラン」がヴァンガードになって「ストームエレメント サイクロンド」が超越してくる、とかだと考えものかもしれませんが。。。
いったいどうなるPスタンダード。