おはようございます。しんぺいです。
「蝶魔月影」のVR、「銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ」がついに公開されましたね。
【#週ヴァン】
7月31日(金)発売ブースターパック第9弾 『蝶魔月影』収録の《ペイルムーン》「銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ」をご紹介!https://t.co/vuFrfgA5TE #ヴァンガード pic.twitter.com/dtwo1fqQAZ— カードファイト!! ヴァンガード公式 (@cfvanguard_PR) July 7, 2020
元祖ルキエをちょっといじった感じの効果をしてます。
銀の茨と言えば制限になった「銀の茨の獣使い ドリアーヌ」がありますが、ヴィーナス・ルキエはその穴を埋められるでしょうか。
それでは効果を見ていきましょう。
銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエの効果
銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ
グレード3 パワー12000 ギフトアイコン:アクセル
ペイルムーン エルフ
【永】【V】:あなたのターン中、あなたの前列すべてにユニットがいるなら、あなたの前列のユニットすべてのパワー+5000。
【起】【V】【ターン1回】:コスト【カウンターブラスト1、手札を1枚捨てる】ことで、あなたのソウルから「銀の茨」を含むカードを望む枚数、前列のリアガードサークルにコールする。そのターン終了時、さらにコスト【リアガードを4枚以上すべてソウルに置く】ことで、イマジナリーギフト・アクセルを1つ得る。
元祖ルキエ+ドリアーヌを調整した感
ソウルからのコールに、ターン終了時にはソウルへリアガードをしまう効果。
「銀の茨の竜使い ルキエ」と「銀の茨の獣使い ドリアーヌ」を思い出させるラインナップをしていますね。
ほとんど手札を使わない展開に加えて、ターン終了時にリアガードを手札に変換する効果がかなり強かったこのコンビですが、「銀の茨の獣使い ドリアーヌ」が1枚制限になったことで何回も使うことができなくなりました。
なので代わりの効果を「蝶魔月影」で求めていたところですが、「銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ」がその役割を担うことになりそうです。
ヴィーナス・ルキエは自身だけでリアガードの展開と収納までできるので、一応ルキエ+ドリアーヌがやっていたことを1枚でできるようになりましたね。
ドリアーヌ部分にあたる、リアガードをソウルに入れることによる効果の中身に大きな違いはありますが、少ない消費でリアガードを展開し、ターン終了時にそれらをソウルにしまうことで相手の除去を受けなくし、またヴァンガードへのダメージコントロールをしやすくするという動きはこれからもできそうです。
まずは展開効果についてルキエと比べてみると、ヴィーナス・ルキエはカウンターブラストが1に減っていますね。
ルキエはカウンターブラスト2で展開だったのでここのコストが減ってるのはかなり嬉しいところ。少なからずリアガードでもカウンターブラストを使う銀の茨では、ここでカウンターブラストの消費を抑えられるのは大きい。
代わりに前列にしかコールできなくなっていますね。
ターン終了時にリアガードを全部ソウルへしまうので後列もターン終了時にいなくなります。それなのに効果で補充できないのはつらい。このままだと前のルキエより手札消費は大きそうです。
一応新規カードが出ているのでそれでカバーする感じになるでしょうか。
銀の茨の歌姫 セルビア
グレード2 パワー9000 シールド5000
【自】【V/R】:登場時、コスト【カウンターブラスト1】することで、あなたのソウルから「銀の茨の歌姫 セルビア」以外の、「銀の茨」を含むカードを2枚まで選び、リアガードサークルにコールする。
カウンターブラスト1で2枚出せるという効率の良さ。これで後列を埋めていく感じになるでしょう。ソウルから出た時にも効果を使えるのが嬉しいですね。
まあ結局これでカウンターブラストを使ってしまうのなら総合的なカウンターブラスト消費は元祖ルキエと変わらないことになってしまいますが・・・。
こいつはコスト軽いしせっかくなら序盤の速攻にでも使いたい気がしています。
あとはヴィーナス・ルキエによる前列強化に頼るか。
前列に+5000と元祖ルキエよりもパワーアップ量は大きく、確実にパワーラインを1つ上げることができます。
これのおかげで最悪ブーストが用意できなくても攻撃することはできますね。
元々銀の茨のアタッカーはパワーが高いので、+5000されればブースト無くても何とかなりそうな気もしています。
ブーストは最小限、リアガード4枚に足りないようなら出すくらいでもなんとかなるかもしれませんね。
リアガード収納時の効果も見てみましょう。
ヴィーナス・ルキエはターン終了時に4枚以上のリアガードをすべてソウルに置くことでアクセルを得られます。
前列が1つ増えるので次のターンの攻めが強化されますね。アクセルⅡを選んでいれば手札消費の軽減にもつながります。
ドリアーヌはソウルに置いたリアガードに応じて手札を増やせていたのに対し、こちらはアクセルサークルを得る。防御的なドリアーヌに対してヴィーナス・ルキエは攻撃に寄っているといった感じでしょうか。
ソウルさえあれば前列は埋められるので、ヴィーナス・ルキエを使うならアクセル増やしまくってガンガン攻める方が良いですね。
ヴィーナス・ルキエの効果で得る分に加えて再ライドも積極的にしたいところ。
というより、再ライドしないのなら結局得られるアクセルサークルは1つだけ。それってドリアーヌの効果でグレード3を回収して再ライドできてたことを考えるとドリアーヌと同じです。
制限カードと比べるのもアレですが、せっかくヴィーナス・ルキエを使うならドリアーヌよりも良いところを出したい。そうなると毎ターンアクセルを2つ増やせる可能性があるってところになってくるのでしょうか。
効果的にヴィーナス・ルキエとドリアーヌは併用できませんし、よりヴィーナス・ルキエならではの強みを出していきたいですね。
銀の茨の動きについて少し考えてみる
さんざんヴィーナス・ルキエをルキエ+ドリアーヌと比べてきましたが、ドリアーヌが制限であることを考えると結局は併用することになりそうです。
序盤のプランが増えたという感じでしょうか。
最初ドリアーヌにライドして、「銀の茨の歌姫 セルビア」を絡めてリアガードを消費少なく展開し、ターン終了時の大量ドローに繋げるのが一番強そう。
でもドリアーヌは制限なのでそう毎回うまくいくわけもない。とはいえルキエライドだとカウンターブラストの消費が大きすぎて動きにくい。
ここで役に立つのがヴィーナス・ルキエという感じ。カウンターブラスト1で済むので、他の効果にカウンターブラストを回せるのは大きいですね。
序盤に「銀の茨の歌姫 セルビア」などを使っていたとしてもまだヴィーナス・ルキエの効果に回せそうなのが良いところです。
りりあんを使ってドリアーヌをソウルに仕込んでおくのも良いですね。ヴィーナス・ルキエのアクセル獲得とドリアーヌの効果を同時に使うことはできませんが、手札を増やしたい場合にはドリアーヌの効果を使うこともありそうです。
なんにしても元祖ルキエのカウンターブラスト消費が大きかったのが改善されたというのが一番助かりそう?
リアガードでも優秀なカウンターブラスト要員が出てきましたし、この辺をうまく使おうと思えば結局は消費の少ないヴィーナス・ルキエが便利ですね。
元祖ルキエはリアガード要員としても使えるのでそちらに活躍の場を移すことになりそうです。最悪ライドしても戦えるのはやっぱり便利。
ヴィーナス・ルキエの登場で、またひとつ銀の茨の構築が変わりそうですね。
まとめ
「銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ」についてでした。
パッと見ルキエ+ドリアーヌの劣化に見えてしまったんですが、まあドリアーヌは制限カードになるほどのスペックですしそこを言っても仕方ない。
ドリアーヌが制限になって抜けた穴を埋めてくれるような感じでしょうか。動き方も似てるので動かしやすそうです。
ドリアーヌ抜きで見るとヴァンガード要員としてはルキエより使いやすくなってますし、ヴィーナス・ルキエを入れた銀の茨も強そうですね。
他の新規カードも良い感じですし、また銀の茨をよく見ることになってもおかしくはないでしょう。