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【初心者向け】エンバレスの宝剣から学ぶ戦闘フェイズの進め方【MTG】

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おはようございます。しんぺいです。

僕がマジック・ザ・ギャザリングを始めて間もない頃、一番ルールで悩んだのが「エンバレスの宝剣」でした。

効果的には装備クリーチャーを強化するシンプルなアーティファクトなんですが、マジック特有の戦闘時の複雑さのせいか、ルールがどうなってるかかなり怪しくなる時が多い。具体的には「エンバレスの宝剣」っていつ唱えたら良いの?ってやつです。

というわけで今回はそんな「エンバレスの宝剣」の効果を参考にしつつ、戦闘フェイズの進め方を学んでいこうかと思います。

 

なぜエンバレスの宝剣がややこしいのか

「エンバレスの宝剣」ってやってることはただクリーチャーを強化してるだけなのにやたらとルールを確認したくなる時が出てくる。

なんでそんなことになるのかって言うと、

戦闘中のインスタント唱えられるタイミングをあんまりよく分かってない

これに尽きると思います。

 

身内でゆるくやってる時ってルール処理もあいまいになりがち。

戦闘中のインスタントなんて攻撃クリーチャーに除去撃つくらいしかしてこなければ、タイミングもクソもあったもんじゃないです。

 

「○○で攻撃!」→「じゃあショックでそれ破壊ね」

くらいのノリでしか戦闘中にインスタント使うことがなければ、ちょっとややこしくなった瞬間もう怪しくなる。

 

「エンバレスの宝剣」は瞬速持ちなのでインスタントと同じタイミングで唱えられます。

こうなると「エンバレスの宝剣」をいつ唱えるのが一番強いのか?という問題が出てくるので、戦闘中はいつインスタントを唱えられるか把握しておかなければちゃんと使うことはできません。

単なる破壊とは違って装備カードなので、使った後に戦闘を行うことも考慮する必要がありますし。

 

一番よく気になってたのは、「相手がブロックしないことを宣言した後にエンバレスの宝剣を唱えられるか」です。そうすればブロックされてないクリーチャーに「エンバレスの宝剣」で二段攻撃をつけて相手プレイヤーに大ダメージを与えられますから。でもこれってアリなの??と思うわけです。

ちなみに結論から言っておくと唱えられます。

これを理解するために、戦闘フェイズのいつ自分はインスタントを唱えられるのか知っていきましょう。

 

戦闘フェイズがどうなってるかおさらい

戦闘フェイズは次の5つのステップからできています。

  • 戦闘開始ステップ
  • 攻撃クリーチャー指定ステップ
  • ブロッククリーチャー指定ステップ
  • 戦闘ダメージ・ステップ
  • 戦闘終了ステップ

 

それぞれの内容について軽く見ておくと、戦闘開始ステップは「今から戦闘を始めますよ」ってことを確認するところですね。戦闘開始時に発動する効果が処理されます。

 

攻撃クリーチャー指定ステップは攻撃側がどのクリーチャーで攻撃するかを宣言する場所です。攻撃クリーチャーはタップします。

この時、クリーチャーの攻撃時に発動する効果があれば処理されます。

 

ブロッククリーチャー指定ステップは防御側がどのクリーチャーでどれをブロックするかを宣言するステップです。ブロッククリーチャーはタップする必要はありません。

宣言の後、ブロック時に発動する効果があれば処理します。

 

戦闘ダメージステップは実際に戦闘ダメージを与えるタイミングですね。戦闘ダメージの処理を行い、タフネス以上のダメージを与えられたり、接死持ちからダメージを受けたクリーチャーは破壊されます。

その後、戦闘破壊時に発動する効果や、ダメージを与えたり与えられたりすることで発動する効果を処理します。

 

最後に戦闘終了ステップ。戦闘開始ステップと同じく特にやることはないのですが、戦闘終了時に発動する効果があればここで処理していきます。

 

以上が戦闘のざっくりとした流れです。実際は途中でインスタントを撃ったりするともうちょっと複雑になります。

 

戦闘中、エンバレスの宝剣はいつ唱えられる?

戦闘フェイズについて振り返ったところで、いつ「エンバレスの宝剣」を唱えられるかを考えていきましょう。

「エンバレスの宝剣」は瞬速を持っているので、インスタントを唱えられるタイミングで唱えることができます。

 

戦闘フェイズでインスタントを唱えられるタイミングはいつかと言うと、1つのステップから次のステップに移行するタイミングです。

もう少し正確に言うと、戦闘フェイズ中に誘発する効果を処理する時と同じタイミングです。

 

さっきは内容をあっさり説明しただけでしたが、戦闘フェイズ中の各ステップは

  1. 各ステップ固有の行動(攻撃クリーチャー指定ステップなら攻撃クリーチャーの宣言といった感じ)
  2. 各ステップ中に発動条件を満たした効果の誘発
  3. 攻撃側プレイヤーから優先権を得て使いたいカードを使う
  4. 各効果を処理
  5. ステップ終了、次のステップへ

という順番で進んでいきます。優先権というのは、簡単に言うと「インスタント呪文を唱えたり、起動効果を起動したりできるタイミング」のことです。各プレイヤーは優先権を持ってる場合にインスタント呪文を唱えたりすることができます。

ちなみに優先権の仕様の都合上、上の番号の④は一行で終わらない可能性もあるのですが、話がややこしくなるので今回は説明を省いています。

 

ステップの内容に話を戻して1つのステップを例に取りましょう。

例えば攻撃クリーチャー指定ステップはまず攻撃するクリーチャーを指定してタップし、攻撃宣言を行います。これがこの場合の「各ステップ固有の行動」です。

その後、攻撃時が発動条件である効果が誘発。誘発した効果はスタックに乗ります。「スタックに乗る」とは、誘発した効果が解決されるまでの間いったん待機してるくらいに思っておいてください。

 

そして、攻撃側プレイヤーから順に優先権を与えられ、誘発した効果に対してインスタントを唱えたり起動効果を起動したりすることができます。誘発した効果に対してとか言ってますが、別に打ち消しに限らず使えるやつなら何使っても大丈夫です。

 

もし誘発する効果が存在しない場合は、誘発のタイミングは飛ばして単純に攻撃側プレイヤーから優先権が与えられるだけです。同じくインスタントを唱えたり起動効果を起動したりすることができます。

 

というのが戦闘中の各ステップにおける、もうちょっと詳しい行動です。

ここまでで覚えておきたいのは、各ステップの変わり目に自分はインスタント呪文を唱えることができるというところですね。

では、どのステップで「エンバレスの宝剣」を唱えるのが一番良いのでしょうか。

 

エンバレスの宝剣を装備させるタイミングはいつが良い?

戦闘フェイズは以下の5つからできていると言いました。

  1. 戦闘開始ステップ
  2. 攻撃クリーチャー指定ステップ
  3. ブロッククリーチャー指定ステップ
  4. 戦闘ダメージ・ステップ
  5. 戦闘終了ステップ

このうち、「エンバレスの宝剣」を使って不意打ちで一番相手にダメージを与えられるのはどこでしょうか。

 

もう最初に言ってあるので言いますが、「ブロッククリーチャー指定ステップ」です。ここでの相手の行動に応じて、どのクリーチャーに「エンバレスの宝剣」を付ければ良いかが変わってきます。

それより前だと、「エンバレスの宝剣」を付けた後にブロッククリーチャーを選べるので、ダメージが軽減されるようにブロックされてしまいますね。

 

もし自分が2体のクリーチャーでアタックしているとしましょう。ブロッククリーチャー指定ステップにてそのうちの1体がブロックされました。

ブロックの指定後、自分に優先権が回ってくるので「エンバレスの宝剣」をブロックされていない方のクリーチャーに装備させる。そうすることで相手はもう「エンバレスの宝剣」が付いた方をブロックすることができないので大ダメージを与えることができます。

 

もしどちらもブロックされていない場合であっても、優先権は自分に回ってくるので「エンバレスの宝剣」を問題なく唱えることができます。ブロックされていないクリーチャーを強化して大ダメージを与えましょう。

 

両方ともブロックされている場合でも「エンバレスの宝剣」は便利です。おそらく相手はパワーアップを考慮していないので、「エンバレスの宝剣」を装備させることにより、ブロッククリーチャーを一方的に倒せる可能性があります。

 

というわけで、相手に不意打ちをかますなら「エンバレスの宝剣」はブロッククリーチャー指定後に使うのが一番良いですね。

 

始めたてでルールを正確に把握していない時には、優先権がいつ回ってくるのか理解していませんでした。

ブロック宣言しないということはブロッククリーチャー指定ステップを丸々飛ばすようなことだと思っていたので、もはや自分が「エンバレスの宝剣」を唱えるタイミングは残っていないのだと思っていたのです。

 

実際には、ブロックしないということはブロッククリーチャー指定ステップにてブロックしないことを宣言しているということなので、通常通りステップは進み、優先権を得ることができます。

 

まとめ

戦闘フェイズの進み方についてでした。

戦闘が5つのステップに分かれていること、ステップの終わりに優先権が回ってくること。この2つを理解していないと、適切なインスタントは唱えられません。

ぶっちゃけあいまいにしてても遊べるレベルの話ではありますが、時々こうして重要になってくるので一応理解しておきたいですね。

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