おはようございます。しんぺいです。
今回はヴァンガードのルールについて。
公式Twitterで気になる動画が上がってました。
【お知らせ】
『天輝神雷』収録の「黒衣の考究 ハミエル」の質問が多かったルール処理を動画で解説!
ぜひご覧ください✨
詳しくはこちらのQ&Aから!https://t.co/BULoFhn8kZ#ヴァンガード pic.twitter.com/CkrQte2tPF— カードファイト!! ヴァンガード公式 (@cfvanguard_PR) November 20, 2020
「黒衣の考究 ハミエル」で登場時効果を持つユニットをコールした時、そのユニットの登場時効果はいつ発揮されるの?というものです。


例えば「黒衣の考究 ハミエル」で「黒衣の薬針 ヤフキエル」を出す場合など。タイミングによっちゃヤフキエルの効果に使うカウンターブラストの確保にも絡んでくるので割と重要です。
恥ずかしながら僕はこれ全然知らなかったんですが、
ダメージチェックした後、トリガーしたカードをダメージゾーンに置く前に登場時効果を発揮する
らしいです。
マジかよ。ダメージゾーンにカード置いた後に登場時効果を使うと思ってたわ。まあ僕エンジェルフェザー使ってないし身内で使うやつもいないんで・・・っていう言い訳だけしとこ。
とりあえず処理順は分かったんですが、なんでこういう処理になるのかが気になってきたので、今回は総合ルール見つつどうしてこういう処理になるのかを確認していこうかと思います。
ダメージチェックの順番を確認する
ダメージチェックと言えば、デッキの一番上のカードをトリガーゾーンに置いて、その後ダメージゾーンに置くアレです。
やることと言えば、
- デッキの一番上のカードをトリガーゾーンに置く
- 置いたカードがトリガーかどうか確認、トリガーなら効果解決
- トリガーゾーンのカードをダメージゾーンに置く
って感じですね。普通はこれ覚えておいたらまず困りません。
ただし総合ルールによるとちょっとだけ補足が必要みたいです。
13.7. ダメージ解決処理
13.7.1. ダメージ適用処理によりトリガーゾーンに置かれたカードがそのトリガーゾーンに存在し、現在他に処理すべきルール処理がなく、現在待機中の自動能力も存在しない場合、ダメージ解決処理を実行します。総合ルールより(https://cf-vanguard.com/wordpress/wp-content/uploads/vgd_rule_20201014_2.pdf)
つまりは、
- デッキの一番上のカードをトリガーゾーンに置く
- 置いたカードがトリガーかどうか確認、トリガーなら効果解決
- 現在他に処理すべきルール処理がなく、現在待機中の自動能力も存在しない場合、トリガーゾーンのカードをダメージゾーンに置く
ということになるわけです。
トリガーチェックしたカードはすぐにダメージゾーンに置くんじゃなくて、他に解決すべき効果がないかどうかを確認してからダメージゾーンに置く、ということですね。
黒衣の考究 ハミエルの効果の解決手順
ダメージチェックの処理をおさらいしたところで、「黒衣の考究 ハミエル」を使う場合、どうなっていくかを確認していきましょう。公式のTwitter動画観た方が早い? まあそんなこと言うなって。

「黒衣の考究 ハミエル」の登場時効果で「黒衣の薬針 ヤフキエル」をコールするとします。

まずは「黒衣の考究 ハミエル」の効果で「黒衣の薬針 ヤフキエル」がRに登場します。ヤフキエルにも登場時効果はありますが、まだハミエルの効果途中なのでいったん待機。
ハミエルの効果で1ダメージ受けてるのでダメージチェック。デッキの一番上をトリガーゾーンに置きます。
トリガーがあれば解決。その後、待機中の効果を処理します。この場合は「黒衣の薬針 ヤフキエル」の登場時効果ですね。ダメージチェック分のカードはまだトリガーゾーンに置かれたままです。
ヤフキエルの登場時効果によって、ダメージゾーンのカードを1枚手札に戻し、1ダメージ受けます。ハミエルのダメージで受けたカードがトリガーゾーンに残っているので、ダメージチェックはまだ行いません。
※ダメージチェックはトリガーゾーンにカードが無い場合に行われます。下の総合ルール参照。
13.6. ダメージ適用処理
13.6.1. いずれかのヴァンガードのヴァンガードダメージが1 以上で、いずれのトリガーゾーンにもカードが存在せず、現在他に処理すべきルール処理がない場合、そのヴァンガードに対するダメージ適用処理を実行します。
13.6.3. そのヴァンガードのマスターは、自身の山札の一番上のカードを、表向きに自身のトリガーゾーン(4.13) に移動します。
総合ルールより(https://cf-vanguard.com/wordpress/wp-content/uploads/vgd_rule_20201014_2.pdf)
ハミエルの効果で受けたダメージのカードをトリガーゾーンからダメージゾーンへ移動させます。
ヤフキエルの分のダメージがまだ残っているので、その分のダメージチェックを行います。デッキの一番上のカードをトリガーゾーンへ置き、トリガーチェックを行った後ダメージゾーンに。ここまでが一連の流れです。
ざっくり書くと、
- ハミエルの効果でヤフキエルをコールし、1ダメージ
- トリガーチェック、まだトリガーゾーンに置いておく
- ヤフキエルの効果を解決し、1ダメージ
- ハミエルのトリガーチェック分のカードをダメージゾーンへ
- ヤフキエルの分のダメージチェック
という順番ですね。
重要なところは、
- 待機中の効果は、トリガーゾーンのカードをダメージゾーンに置く前に解決する
- トリガーゾーンのカードがダメージゾーンに置かれてから、次のトリガーチェックを行う
ってところでしょうか。ここ押さえておいたらどれだけ効果が連鎖しても迷わないかと思います。
あとこの一連の流れで覚えておきたいのは、ハミエルのダメージチェックで置かれるカードはヤフキエルの効果のコストに使えないってところですね。
ダメージゾーンにカードが置かれる前にヤフキエルのコストを払わないといけない、ということは覚えておきましょう。
おまけ なんか似てると思ったやつ
ここからはおまけなんですが、今回のハミエルとヤフキエルの効果処理を見てると思いだしたことがありました。
それが「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」と旧「魔忍竜 シラヌイ”朧”」の処理。


ドラクマは超越時に相手のユニットを全滅させられ、シラヌイ朧は超越時に相手のユニットを支配して攻撃させる。
これら両方を使おうとすると、
- シラヌイ朧でユニットを支配
- 支配したユニットで相手ユニットにアタック
- ドラクマの効果を解決し、相手ユニット全部退却
- アタック対象がいなくなってバトル終了
ってことになります。つまりシラヌイ朧が無駄に終わる。
シラヌイ朧の効果、というより支配効果ってアタックさせるところまでが効果処理なので、アタック宣言した後は効果処理が終わっててドラクマの効果が割り込んじゃうんですよね。アタック中なのに。
ハミエルとヤフキエルもほとんど同じ話。ハミエルの「1ダメージ受ける」ってダメージチェックするところまでが効果なので、ダメージゾーンにカードを置く前に効果が終わっちゃってるんですよね。
だからヤフキエルの効果が割り込んでしまう。同じようなにおいがします。
感覚的な話で行けば、1ダメージ受けるって効果は「ダメージゾーンにカードを置くまで」が効果処理だと思ってしまうんですが、ルール的には違う。だから分かりにくいのかなって思いました。
ヴァンガードって基本的にルール簡単ですが、たまに分かりにくいやつ来ますよね。
まとめ
「黒衣の考究 ハミエル」と「黒衣の薬針 ヤフキエル」の効果処理についてでした。
ダメージチェック後、ダメージゾーンにカードを移動させる前に待機中の効果を解決するタイミングがあるってことを覚えておくのが大事なのかなって思いました。
僕は間違いなく気付いてなかったので、エンジェルフェザー相手の時は気を付けるようにしよう・・・。