おはようございます。しんぺいです。
なんの気なしに公式サイトを見てみると、スタートデッキのカードについてのQ&Aが更新されていました。スタートデッキ発売されてるし、そりゃそうか。
ってことでざっと見ていたんですが、オーバードレスのルールで結構知らないことがありました。
新シリーズの目玉ですし対戦機会も多いのにルール知らんのもなあと思ったんで、今回はオーバードレスについてのルールを勉強していこうと思います。
オーバードレスとは
オーバードレスとは、ノーマルコールする代わりに指定されたユニットに重ねて登場させることです。テキスト通り。
「ヴェルリーナ」を手札からノーマルコールする際、ノーマルコールさせる代わりに「トリクスタ」の上に重ねて出しても良いよってことですね。
こうすることで「ヴェルリーナ」の下に「トリクスタ」が存在するわけですが、この状態をオーバードレス状態と言います。
「ヴェルリーナ」はオーバードレス状態だと追加効果が使えますね。オーバードレスはリアガード2枚を1枚として扱うために実質手札を1枚損しているわけですが、その分強力なユニットが誕生するという感じです。
オーバードレス状態の扱い
1枚のカードとして扱う
オーバードレス状態のユニットは下のカードと合わせて1体のユニットとして扱います。
別にパワーが上がったりとかはありませんね。重ねただけ。
退却したり移動する際は一緒に移動します。
オーバードレス状態なのはフィールドにいる時だけ
下のカードと一体として扱うオーバードレス状態ですが、いったん場から離れるとその関係はリセットされます。
オーバードレス状態のユニットが監獄に収容された場合が分かりやすいですね。
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オーバードレス状態の「ヴェルリーナ」が監獄に収容された場合、監獄には2枚一緒に移動しますが、その後は「ヴェルリーナ」と「トリクスタ」の2枚が収容されているという扱いになります。
監獄に収容されたユニットはコストを払うことでコールできますが、その際にオーバードレス状態として戻すことはできません。「ヴェルリーナ」と「トリクスタ」を別々に戻すことになります。
さらにオーバードレスはノーマルコールの際に代わりに行うものなので、スペリオルコールである監獄からのコールではオーバードレスさせることはできません。この辺は要注意ですね。
特殊なパターンでの取り扱い:呪縛
今のところDスタンダードで呪縛は存在しませんが、ルール的にはオーバードレス状態のユニットが呪縛を受けた場合の扱いも規定されています。Pスタンダードだと遭遇する場面かもしれませんね。
オーバードレス状態の「ヴェルリーナ」が呪縛されるとしましょう。
「ヴェルリーナ」は呪縛されるので裏になるのは当然として、オーバードレス元の「トリクスタ」はどうなるでしょうか。
この時「トリクスタ」は表向きのまま「ヴェルリーナ」と共に置かれることになります。ルール的には「関連付けられた状態」とされていますね。
オーバードレスしている関係性は失われていないので、「ヴェルリーナ」が解呪された場合はオーバードレス状態になります。
この辺の扱いは他のカードだと見られないので、新しく覚えておいた方が良さそうです。この知識を使うことになるのがいつになるかは知りませんが・・・。
特殊なパターンでの取り扱い:裏バインド
オーバードレス状態のユニットが退却などで領域を移動する場合、オーバードレス元のカードも一緒に移動します。
ただし、一緒に移動するオーバードレス元はあくまでルールに基づいて移動しているだけで、効果による移動ではありません。
例えばオーバードレスしている「ヴェルリーナ」を退却させたからと言って、2体退却させたとは扱わない、ということです。あくまで退却したのは「ヴェルリーナ」1体で、「トリクスタ」はルールに基づいてドロップゾーンに移動するという形になります。
話を裏バインドに戻しましょう。オーバードレスしている「ヴェルリーナ」が裏でバインドされたとします。
この場合、「ヴェルリーナ」はまず裏でバインドされます。そして「トリクスタ」ですが、結論から言うと表でバインドされることになります。
オーバードレス元である「トリクスタ」は裏バインドの効果を受けたわけではなく、「ヴェルリーナ」がバインドゾーンへ移動したためにルールによってバインドゾーンへ移動します。
つまりはただのバインドゾーンへの移動となるので、特に指定なくバインドされた時と同様に表でバインドゾーンへ移動する、というわけです。
一緒に移動するということだけ頭に残っていると、裏で一緒にバインドさせそうになりますね。間違えやすそうなところなので覚えておきたいところです。
オーバードレス元のカードの扱い
オーバードレス元の「トリクスタ」はユニットではないので、「リアガードを退却させる」といった効果で直接狙うことはできません。
また、特にオーバードレス状態のユニットに影響を与えることもないので、オーバードレスしているからと言って「ヴェルリーナ」のパワーが上がったりとかもありません。
「ヴェルリーナ」が移動する際は一緒に移動しますが、あくまで1体のユニット扱いです。
例えばオーバードレスした「ヴェルリーナ」でインターセプトしたとしても、2枚重なった「ヴェルリーナ」と「トリクスタ」がガーディアンサークルに置かれているとはいえ、参照するシールド値は「ヴェルリーナ」のものだけとなります。
ただ、オーバードレス状態の「トリクスタ」を参照することが無いわけではありません。
オーバードレス元の「トリクスタ」もサークル上のカードであることは変わりないので、「サークルのカードを狙う効果」では普通に選ばれます。
Gユニットの「パーフェクトパフォーマンス アンジュ」によってオーバードレス元の「トリクスタ」だけ手札に戻される、ということも起こり得ますね。
「トリクスタ」には相手のカード効果で選ばれない効果がありますが、オーバードレス元の状態はユニットではないのでこの効果も発揮されません。
まあDスタンダードだとサークルのカードを狙い撃ちするカードなんて出てないんであまり気にする必要は無いとは思いますが・・・。
まとめ
オーバードレスのルールについてでした。Dスタンダード的には「監獄に弱い」という部分を知っておいたら充分かもしれません。
Pスタンダード的には呪縛とか裏バインドとか結構気になる処理が多いですが、Pスタン人口的にこのルールを覚えてて役に立つ機会がどれほどあるのかは正直謎なところ。別に覚えてなくても良さげ。知ってて損はないってレベルか。
オーバードレスのルールを知る参考になれば幸いです。