先週発売した遊戯王の新パックCIRCUIT BREAKのカードを紹介していくシリーズ。
今回は「亡龍の戦慄ーデストルドー」です。
不気味でかっこいいイラストで、汎用チューナーとなればぜひ専用デッキを作りたい。
ということで、今回は「亡龍の戦慄ーデストルドー」について考察していこうと思います。
亡龍の戦慄ーデストルドーの使い方
まずは効果から。
《亡龍の戦慄-デストルドー》
チューナー・効果モンスター 星7/闇属性/ドラゴン族/攻1000/守3000 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札・墓地に存在する場合、 LPを半分払い、自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を対象として発動できる。 このカードを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したこのカードは、レベルが対象のモンスターのレベル分だけ下がり、 フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。 ※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
手札・墓地からライフコストのみで自身を特殊召喚する効果を持っています。
単純にモンスターが場に1体増えるので、シンクロ召喚・リンク召喚の素材として使いやすいです。
レベルが下がる都合上、そのままシンクロ素材にする場合はレベル7のモンスターのシンクロ召喚に使うことになります。
効果を使うには手札または墓地にある必要があるので、墓地肥やしが有効です。
特に、「終末の騎士」は場に出すだけでレベル7シンクロモンスターの召喚準備が整います。
この時、「レッド・リゾネーター」を使って場に出せば、「レッド・ライジング・ドラゴン」を経由して、「閻魔竜 レッドデーモン・アビス」に繋げることもできます。
《レッド・リゾネーター》
チューナー・効果モンスター 星2/炎属性/悪魔族/攻 600/守 200 「レッド・リゾネーター」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。 (2):このカードが特殊召喚に成功した時、 フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力分だけ自分はLPを回復する。 ※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
《終末の騎士》
効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200 (1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。 ※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
《レッド・ライジング・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター 星6/闇属性/ドラゴン族/攻2100/守1600 悪魔族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 (1):このカードがS召喚に成功した時、 自分の墓地の「リゾネーター」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 この効果を発動するターン、 自分はドラゴン族・闇属性Sモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。 (2):墓地のこのカードを除外し、 自分の墓地のレベル1の「リゾネーター」モンスター2体を対象として発動できる。 そのモンスター2体を特殊召喚する。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。 ※カードテキストは遊戯王Wikiより引用。
手順は
- 「レッド・リゾネーター」を召喚し、効果で「終末の騎士」を特殊召喚。
- 「終末の騎士」の効果で、「亡龍の戦慄ーデストルドー」を墓地へ送る。
- 「レッド・リゾネーター」と「終末の騎士」を素材に「レッド・ライジング・ドラゴン」をシンクロ召喚。
- 「レッド・ライジング・ドラゴン」の効果で、「レッド・リゾネーター」を特殊召喚。
- 「亡龍の戦慄ーデストルドー」の効果で、「レッド・ライジング・ドラゴン」を対象に取り、レベル1として特殊召喚。
- 「レッド・ライジング・ドラゴン」と「レッド・リゾネーター」で「レッド・デーモンズ・ドラゴン」をシンクロ召喚。
- 「亡龍の戦慄ーデストルドー」と「レッド・デーモンズ・ドラゴン」で「えん魔竜 レッド・デーモン・アビス」をシンクロ召喚。
チューナーを追加で用意できるということは、シンクロ召喚をする直前に「亡龍の戦慄ーデストルドー」を用意すれば、シンクロ召喚するモンスターのレベルを引き上げられるということです。
そしてそれは、シンクロ召喚を重ねることでレベルを上げていくので、シンクロモンスターを素材に必要とするモンスターが出しやすくなります。
前述の「えん魔竜 レッド・デーモン・アビス」の出し方が良い例です。
他にも、「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」を出すのが楽になります。
こちらはレベル8なので、チューナー以外のモンスター+レベル1チューナーでシンクロ召喚できるようになります。
例えば、「サイバース・ガジェット」でレベル1チューナーを蘇生させ、「サイバース・ガジェット」を対象に「亡龍の戦慄ーデストルドー」を特殊召喚すれば、フィールドにはレベル4+レベル3チューナー+レベル1チューナーが揃います。
同様に「金華猫」なら、レベル1+レベル6チューナー+レベル1チューナーとなります。
他にも様々なパターンが考えられます。
チューナーを絡めて複数のモンスターを出すデッキなら、シンクロ召喚をさらに多様にしてくれるでしょう。
以上、「亡龍の戦慄ーデストルドー」について考えてみました。
出しやすさゆえに、様々な活かし方が考えられます。
個人的には「レッド・リゾネーター」と「終末の騎士」から「えん魔竜 レッド・デーモン・アビス」に繋げられるようになったのは大きいと思います。
恵まれたステータス・種族・属性から様々なサポートに対応しているので、このカードを中心にデッキを作ってみるのも面白そうです。