先日、ナイトローゼデッキの回し方について記事を書きました。
この記事では、相手ターンにおけるナイトローゼデッキの回し方を書きました。
今回は自分のターンでのナイトローゼデッキの動きについて説明しようと思います。
自分のターンでの強みとは?
自分のターンでのナイトローゼデッキの強みは攻撃回数にあります。
バトルフェイズ中にスペリオルコールできる効果が多いため、攻撃の終わったユニットを上書きや入れ替えをしながら攻撃回数を増やしていきます。
効果を使うのにカウンターブラストが必要なものがほとんどなため、カウンターブラストの残量には常に気を配りましょう。
まずは連続攻撃に使用する、バトルフェイズにユニットをスペリオルコールできる効果を持つものを紹介していきます。
連続攻撃に使用するユニット
「粉骨の呪術師 ネグロボーン」はナイトローゼがVの時に効果を使用できるグレード1のユニットです。
【自】【(R)】【Gブレイク】(1):[【カウンターブラスト】(1)] このユニットがリアガードをブーストしたバトルの終了時、 あなたの「ナイトローゼ」を含むヴァンガードがいるなら、コストを払ってよい。払ったら、そのバトル中、ブーストされていたユニットを退却させ、ドロップゾーンから亡霊能力を持つカードを1枚まで選び、(R)にコールする。
※カードテキストはカードファイト‼ヴァンガードWikiより引用
カウンターブラスト1で、バトルが終了したユニットをドロップゾーンのユニットと入れ替えることができます。
ブーストさえすれば、アタックのヒットに関わらず効果を使えるのでとても強力です。しかし、亡霊能力を持つユニットしかコールできないところは注意が必要。
かなり使い勝手が良いため、枠が空いたら優先的に入れたいユニットです。
「一鬼当千 ナイトストーム」はナイトローゼデッキにおいて、リアガード用のグレード3としてよく使われるユニットです。
【自】:亡霊((R)に登場時、亡霊状態にしてよい。そうしたら、ターン終了時に退却)
【自】【(R)】【Gブレイク】(1):[【カウンターブラスト】(1)] このユニットがヴァンガードにアタックしたバトルの終了時、このユニットが亡霊状態なら、コストを払ってよい。払ったら、ドロップゾーンから「一鬼当千 ナイトストーム」以外のカードを1枚まで選び、このユニットのいない(R)にコールする。
【自】:[【カウンターブラスト】(1),【ソウルブラスト】(1)] このユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、山札の上から5枚見て、亡霊能力を持つカードを1枚まで探し、相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。※カードテキストはカードファイト‼ヴァンガードWikiより引用
自身がヴァンガードにアタックしたバトル終了時に、ドロップゾーンからユニットをスペリオルコールできます。
復活させるユニットは自身以外のリアガードサークルにコールしなければならないところに注意が必要です。
ライド時効果も持っていますが、こちらはあまり使われません。
採用目的はリアガード要因としてであり、こちらがヴァンガードになって戦うことは想定されていません。
ドロップゾーンに1枚あれば使えるので、あまり採用し過ぎるとライドしてしまう危険性が高くなります。
リアガード要因のグレード3として少数採用するのが望ましいです。
「屍の幻妖術師 ネグロゾンガー」は初回から連続攻撃を狙える強力なGユニットです。
【超越】 – ストライドステップ – [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1),あなたの、Gゾーンからこのユニットと同名の裏のカードを1枚選び、表にし、手札から1枚選び、捨てる] このユニットがアタックしたバトルの終了時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札の上から4枚見て、1枚までドロップゾーンに置き、山札をシャッフルし、ドロップゾーンから1枚選び、(R)にコールし、あなたのGゾーンの表のカード1枚につき、そのターン中、パワー+5000。※カードテキストはカードファイト‼ヴァンガードWikiより引用
一番注目すべきところは、スペリオルコールしたユニットのパワーが上がるところです。
その上昇値はGゾーンの表1枚につき+5000と破格であり、初回超越であっても十分な上昇値です。
2回目以降の超越では+20000を超えることも珍しくありません。
このパワーアップによる最大のメリットは、ターン終了時に必要なユニットを無理なく呼べることです。
例えば、「お化けのみっく一家」は前回の記事でも説明した通り、相手ターンにリアガードに必要なユニットですが、4000という低パワーのせいで、自分のターンの連続攻撃に組み込むことが難しいです。
しかし、「屍の幻妖術師 ネグロゾンガー」の効果で出せば、高パワーで相手にアタックしつつ、次のターンの準備に繋げられます。
高パワーで連続攻撃ができる「屍の幻妖術師 ネグロゾンガー」ですが、効果の発動に手札を1枚捨てなければなりません。
ドロップゾーンを増やせると捉えられますが、手札が減っているので相手ターンの守りが薄くなることに注意しましょう。
相手ターンでの盤面の準備を意識した時に、最も使いやすいのは「屍の幻妖術師 ネグロゾンガー」です。
なぜなら、相手ターンに場にいてほしい「スケルトンの砲撃手」、「お化けのみっく一家」はパワーが低いからです。
上書きや退却を繰り返して連続攻撃をする都合上、これらの相手ターンに必要なユニットは攻撃の最後に出したいものです。
しかし、最後に出すユニットというのはブーストが付かないことがほとんどであり、単体でアタックしなければなりません。
そうなった時に、単体で相手のヴァンガードにパワーが届かない「スケルトンの砲撃手」、「お化けのみっく一家」は最後に出しにくいのです。
この点を「屍の幻妖術師 ネグロゾンガー」はスペリオルコールしたユニットのパワーアップによって補っています。連続攻撃を途切れさせることなく、相手ターンの準備も同時に行えるのです。
まとめ
ナイトローゼデッキの連続攻撃は本当に色んなパターンが考えられます。
今回の記事では、バトルフェイズ中にユニットをスペリオルコールできるものを中心に紹介しました。
これらのユニットを組み合わせることで攻撃回数を増やしていきます。ドロップゾーンが増えるほど、効果を発動する選択肢が多くなるため、適当に効果を使っていって途中でグダグダになってしまうこともよくあります。
僕はナイトローゼデッキを回す上で大事なのは、自分のターン終了時の状態を意識することだと考えています。
ターン終了時の盤面をこういう状態にしておこうと考えたうえでユニットを出していくようにすると、途中でグダグダにならずにターンの終わりを迎えられると思います。
ナイトローゼデッキはできることが多く、慣れると楽しいデッキです。興味がわいた人はぜひ組んでみて下さい。
次回はバトルフェイズに至るまでのユニットの展開のしかたについてです。
→ヴァンガード ナイトローゼデッキの基本的な回し方③ーユニットの展開のしかたー