おはようございます。しんぺいです。
ロマノフサインを回していますが、
オニカマスにめっちゃ弱いですね
ロマノフサインは基本的にありとあらゆるメタに引っ掛かるので、メタクリーチャー出されると弱いのはある意味仕方ありません。
ただ除去が豊富なので並みのクリーチャーなら対策できてしまうところが、オニカマスは厄介な耐性を持っているおかげで、対策しなければマジで詰んでしまうことも。
今回はそんな「異端流しオニカマス」に、ロマノフサインデッキでどう対策していけばいいかを考えていきます。
異端流しオニカマスの強さ
「異端流しオニカマス」は2つの効果を持っています。
- 召喚以外の方法でクリーチャーを出したとき、そのクリーチャーを手札に戻す効果
- 相手に効果で選ばれない効果
どちらも非常に厄介な効果です。
ロマノフサインは「煉獄と魔弾の印」で墓地から「邪眼皇ロマノフⅠ世」をスピードアタッカー付きで復活させることで攻めていきます。
ところが「異端流しオニカマス」がいると、出した「邪眼皇ロマノフⅠ世」は手札に戻されてしまいますね。
登場時効果ならまだ使えますが、「邪眼皇ロマノフⅠ世」は攻撃時効果がメインのため完全に対策されてしまってます。
「異端流しオニカマス」自体は2マナパワー2000の小型クリーチャー。
本来なら除去呪文ですぐに倒せるはずが、相手に効果で選ばれないという効果を持っているおかげで、単純な除去が効きません。
この選ばれないという耐性のおかげで、非常に除去しにくくなっています。
ロマノフの登場が許されず、ハンパな除去も効かない。
まさにロマノフサインにとって悪魔のようなクリーチャーです。
異端流しオニカマスへの代表的対策
「異端流しオニカマス」はこちらが効果で選ぶことはできません。
ではどのように除去するかと言うと、こちらが効果で選ぶ必要のない除去ですね。
つまり、
- 相手が選ぶ除去
- 全体除去
- 戦闘
のどれかになってきます。
相手に選ばせる除去
「死の宣告」のように、「相手に破壊するクリーチャーを選ばせる除去」を使えば、「異端流しオニカマス」でも問題なく破壊できます。
相手に選ばせる除去で代表的なものと言えば、
- 4マナS・トリガー呪文「死の宣告」
- 自分2体破壊する代わりに、相手に1体破壊させる「堕魔ドゥポイズ」「学校男」
- 自分1体、相手に2体破壊させる「魔刻の斬将オルゼキア」
あたりでしょうか。
「死の宣告」のように呪文を使えば、ロマノフの効果でも唱えられます。
「異端流しオニカマス」に対しては手打ちするだけでなく、「邪眼教皇ロマノフⅡ世」の登場時効果で唱えることも期待できるようになりますね。
問題は呪文としてのスペックがそんなに高くないことでしょうか。
S・トリガーが付いているものの、相手が選ぶ除去は守りとして機能することはほとんどありません。攻撃を終えたクリーチャーを破壊されて終わりです。
防御用に使うことはできず、あくまで選ばれないクリーチャーへの対策ということでの採用となります。
「堕魔ドゥポイズ」や「学校男」は比較的よく採用される除去クリーチャー。
枚数的にはこちらが損をしていますが、2コストという低いコストで除去ができるのが強みです。
ただこちらも除去以上の強みはロマノフサインで発揮できなさそうです。
呼び出せば絶対に自分のクリーチャーを2体破壊しなければならないので、こちらのアタッカーが減ってしまいます。
コントロールデッキではよく見かけますが、ロマノフサインはあくまでビートダウンデッキなので、いまいち使いにくい感は否めません。
「魔刻の斬将オルゼキア」はどうでしょうか。
7マナというのは重いですね。これではロマノフ達を素出しするのと変わらず、チャージャーがあるとはいえ遅いです。
ただし登場時効果であるゆえに、「インフェルノ・サイン」などで早出ししても「異端流しオニカマス」相手に仕事をしてくれます。
手札に戻されるより先に除去を飛ばせるので、踏み倒してからの早めの除去も可能ですね。
ツインパクトカードとなったため、呪文面の「訪れる魔の時刻」も使えるようになります。
こちらは墓地のクリーチャーを好きなだけ手札に戻すという豪快な効果。
復活呪文である「ルソー・モンテス/法と契約の秤」が回収できるのは嬉しいところです。
総合的にみると「魔刻の斬将オルゼキア/訪れる魔の時刻」は割とアリな気がします。
踏み倒せば早めに除去効果を使えますし、呪文面にも使い道があります。
各種復活呪文に対応範囲内である7マナ闇クリーチャーというのも相まって使いやすくはありそう。
ただやっぱり重いのは気になりますね。
全体除去
全体除去で選ぶ間もなく破壊してしまうのも良いでしょう。
- コスト3以下を破壊する「温泉湯あたり地獄」
- パワー3000以下を登場時に破壊する「ボルシャック・スーパーヒーロー」
- コスト軽減効果を持ち、パワー5000以下を登場時に破壊する「メガ・マグマ・ドラゴン」
火文明には低級クリーチャーをいっぺんに破壊する効果が豊富ですね。
「温泉湯あたり地獄」は4コストという軽さとコスト3以下という範囲の広さが強力。
特にコスト3以下には厄介なクリーチャーが多く、
- 相手に選ばれない「異端流しオニカマス」
- 対策範囲の広い「奇石ミクセル」
- パワーが非常に高い「デスマッチ・ビートル」
ここらがまとめて破壊範囲内に入っているのは非常にありがたい話。
特に「デスマッチ・ビートル」はパワー13000と高いので、除去呪文がなければ苦労します。
闇文明には除去が豊富なので除去するだけならできますが、踏み倒し対策でついでに破壊できるならその方が良いでしょう。
コスト参照ならではの範囲の広さが「温泉湯あたり地獄」の魅力ですね。
地味に「邪眼教皇ロマノフⅡ世」の登場時効果でも唱えられます。
「ボルシャック・スーパーヒーロー」は登場時にパワー3000以下のクリーチャーと、パワー5000以下のサイキック・クリーチャーを破壊できる効果を持つ6マナドラゴン。
6マナと手出しも充分に可能な範囲でこの効果は強力。
「魔刻の斬将オルゼキア」と同じく各種蘇生呪文に対応しているので、早出しを視野に入れつつ手出しも可能な範囲と出しやすさが光ります。
パワー3000以下なら何でも破壊できるので、小型クリーチャーを並べてくる相手ならオニカマス対策関係なしに活躍してくれるでしょう。
「メガ・マグマ・ドラゴン」は「ボルシャック・スーパーヒーロー」よりも範囲が広いですが、8マナと重いです。
自身の効果によって相手クリーチャー1体につき1コストずつ軽くはなります。
ただ、横に並べてくる相手には強いですが、「異端流しオニカマス」1体だけ立っているような状況だと結局7マナまでためなければなりません。
素のコストが8コストなので、蘇生呪文に引っ掛かっていない点もマイナス。
スペックは高いのですが、コストの高さから断念してしまう感じです。
総合的に見ると「温泉湯あたり地獄」が使いやすそう。
4コストなので、早期に対処できるのが強みですね。
アンタップ状態のオニカマスに攻撃する
「異端流しオニカマス」は効果で選べませんが、戦闘相手には選ぶことができます。
そこで、アンタップ状態のクリーチャーにも攻撃できるアンタップキラーやマッハファイター持ちを入れることで、「異端流しオニカマス」を戦闘破壊していこうという魂胆です。
アンタップキラーには「偽りの名バザガジー・ラゴン」がいますね。
7マナW・ブレイカーのスピードアタッカーと、ロマノフサインに欲しいアタッカーの条件は最低限満たしています。
「インフェルノ・サイン」などで呼び出しても攻撃に移れるのが強みです。
「偽りの名バザガジー・ラゴン」は出したターン、アンタップ状態のクリーチャーに攻撃できるため、これで「異端流しオニカマス」を攻撃しましょう。
7コストという重さが気になるなら、6コストに「ガイアールRe:」がいます。
1コスト下がった代わりにパワー7000と1000下がっています。
「異端流しオニカマス」以外にも倒したいクリーチャーがいるかどうかで採用するクリーチャーを決めると良いでしょう。
同じくアンタップ状態のクリーチャーに攻撃できる能力としてマッハファイターがあります。
こちらは自然文明のクリーチャーの能力のため、デッキの色によっては最初から選択肢に入らないかもしれません。
少なくとも赤黒では出番がありませんが、自然文明を入れるなら考慮に入れておきたい効果です。
「煉獄と魔弾の印」では出せませんが、7マナ以下であれば「インフェルノ・サイン」などで出せるのは見逃せないところ。
戦闘で破壊するため、単純にクリーチャーのスペックが高いほど除去範囲も広くなります。
クリーチャーのパワーに依存してはいますが、単なる破壊効果よりは破壊できる範囲は広いです。
各種蘇生呪文で使い回して相手の場を荒らしまわるという戦術も取れます。
ただしアンタップキラーやマッハファイターは攻撃する必要があるため、ブロッカーに阻まれたり、「インフェルノ・サイン」等で呼び出しても攻撃する前にオニカマスによって手札に戻されてしまうという使いづらさもあります。
特に踏み倒した際に「異端流しオニカマス」に邪魔されるのは使いづらさを感じるでしょう。
ロマノフサインに採用できるカードはあるか
ロマノフサインに欲しいという面から考えると、紹介したカードの中からでは
- 魔刻の斬将オルゼキア/訪れる魔の時刻
- 温泉湯あたり地獄
この辺りでしょうか。
決め手は破壊できる範囲です。
「異端流しオニカマス」は破壊したいカードですが、できればピンポイントにしか役に立たないカードは入れたくありません。
できるだけ幅広い範囲を除去できるようなカードが望ましいです。
そういった意味で考えると、まず「魔刻の斬将オルゼキア」は相手が選ぶ除去のため、相手の場のクリーチャーの数に左右されますが、ほぼ何でも破壊できます。
登場時効果なので、「インフェルノ・サイン」などで早出ししても「異端流しオニカマス」に戻される前に「魔刻の斬将オルゼキア」の効果を使えるのも良いですね。
「温泉湯あたり地獄」もコスト参照ゆえに対応範囲が広いです。
特に「デスマッチ・ビートル」が破壊できるのはありがたいところ。
コストも4と、デッキの動きをあまり邪魔せずに使うことができます。
この2枚で迷うところでしょうか。
個人的にはとりあえず「魔刻の斬将オルゼキア/訪れる魔の時刻」から試してみたいですね。
「魔刻の斬将オルゼキア」の便利さに加えて「訪れる魔の時刻」も使えるので、オニカマス対策以上の働きをしてくれそうです。
まとめ
ロマノフサインでの「異端流しオニカマス」対策について考えてみました。
選ばれない効果は、対策していないと本当に除去できないことも多いです。
普通のクリーチャーなら放っておけばいいだけですが、オニカマスはこちらの動きを邪魔してくるので、ぜひとも対策は入れておきたいですね。